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サプライズ

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2017年4月

映画「の・ようなもの×2」「聖の青春」ロケ地巡り 他

先日松友・Nさんが上京されたので、東京、埼玉民のSさん、Aさんとともに松ファンの聖地を巡ってきました

am10:30 Nさん、Aさんと根津駅で待ち合わせ
       「根津神社」へ

根津神社はもちろん、根津駅すら知らなかったAKI
田舎者だと再確認しましたsweat01
電車に乗って…東京都のどの辺にいるのかようやくわかった次第です

根津駅から徒歩8分
「つつじ祭り」が開催中とあって、平日の午前中と言えど、同じ方向に歩く人の列ができていました
根津神社に到着!
しかし…我々には神社より優先すべきケンイチくんの聖地がありました
神社の門を通り過ぎ、少し上がったS字になっている道路
「の・ようなもの×2」 志ん田くんが鈴木京香さんのお煎餅屋に向かう前に歩いていた場所です

Photo

これで心置きなく神社を参拝できます…神様、ごめんなさい

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4/8~5/5 「つつじまつり」開催中
しかし…期間の後半だというのにあまり咲いていなくて残念down
GW辺りが見頃かもしれません

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本来こんな感じになるようです…これが見たかった…

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つつじの傍らには鳥居が連なっていて、写真なら伏見稲荷みたい
でも数十mと小さなものです

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神社から歩いて数分、根津小学校の前にある蕎麦店「巴屋」さん
直前でSさんと合流し、入店

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ここも「の・ようなもの×2」のロケ地

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撮影の関係なのか(?)テーブルが縦になっていますが
AKIたちが来店した時、テーブルは横向き
まさにこの場所に座りました
注文はやっぱり「天ぷらそば」です!
ケンイチくん的にはあんまりお気に召さなかったようですが(撮影で延びてたのかも?)
しっかりとした味付けでAKI好み、天ぷらもサクサクしていて美味しかった~

次はお茶の水へ

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昨年11/17放送の「モニタリング」で、でっくん(東出昌大さん)のリクエストでケンイチくんと訪れたお店です

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ここはケンイチくんがお会計前に飲んじゃったところ ( ´艸`)プププ
事前に録画でケンイチくんが飲んだものを確認するも、実際商品を前にすると「ん~~わからん??」
もしかしたら品物が変わっているかもしれません…
飲み物は諦め、青森県の珍味を二種類だけ買いました

あ、それからここも

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何も注文している風ではないけれど…
れっきとしたレストラン
てっきり無料休憩所かと思いました
美味しそうなメニューが揃ってましたよ

物産店をあとに…
AさんがLの聖地が近くにあるというので連れていってもらいました
AKI、L関連のロケ地は全く行ったことがないのです

L

ニアがロボットを見ていたお店です
…が、残念ながら自販機置き場に…
撮影から10年近いもんね~
仕方ないか…

ここからお茶の水へ
「A LIFE」の撮影があった某大学病院へ

棟を繋ぐ渡り廊下
1話のラスト

1

6話 浅野さんのシ-ンで使われていました

2

よく出てきたエスカレーターもそうだと思ったのですが、違ってましたね…
奥にはまだあるのかもしれませんが、部外者が入れる場所ではここしか確認できませんでした

ここから千駄ヶ谷へ
聖くんが上京の際降り立った駅前
残念ながら駅の改装によりここは封鎖されていましたdown

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同じ道を通って…

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将棋会館

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1F、2Fを少し覗かせていただきました

近くの鳩森神社は憧れの羽生さんの後を聖くんがストーカーみたいに追いかけて来たところ

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①東京の物件探しの二軒目「階段はちょっと…」の場所

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②ラストシーン 染谷くんが振り返った先の風景

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③聖くんが倒れた道

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①~③は将棋会館、神社と非常に近いです
地図にまとめておきました

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ちなみに…
東京の物件探しの一軒目「お墓は嫌です」なのですが…

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①のマンションの隣に墓地があったのでそれだと確信したのですが、DVDを見て墓地の形、周りの景色が違う
しかもマンションには出窓がない
近くの墓地をグーグルマップで探してみてもどこも当てはまらずお手上げ
遠くないと思ったのですが…特定できず、残念です

ここから四谷三丁目へ

11/20放送「波瀾爆笑」にケンイチくんがゲスト出演された時のお店へ
「居酒屋 りんごの花」さんです

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しっかり小上がりの席を予約しましたgood

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天井からは下北駅にも飾ってあった金魚の提灯があったり…

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ねぶたや大間のポスター、マエダの看板も飾ってあったりして、ケンイチくん懐かしかっただろうな…
座に着くや否や「松山ケンイチさんシート」なるものを見つけ、みんなで早速写真撮影会

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お店の奥様にはそれでケンイチくんのファンということがバレてしまいました…当然

豚バラ焼き、味噌貝焼き、アピオス揚げ、青森県の旬の野菜盛り合わせなどなど…
お酒も加えて青森づくし!!

宴の途中、ケンイチくんが来店の際書いたサインを奥様が持ってきて下さり、みんなでまた記念撮影会!

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美味しい料理を作って下さったご主人、奥様、その節はありがとうございました
とっても美味しゅうございました
そしてとっても楽しい宴でした
また伺いたいと思います

大河ドラマ「平清盛」再放送!50話「遊びをせんとや生まれけむ」

いつもだったら…
前回までのおさらい…的なものがあってからの本題だったのに…
いきなり年老いた頼盛が登場!
まずそこに”おおっ!”となってしまった

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あのピチピチなニッシーを、ど~したらこんなに老けされるのかと感心してしまう
しかも今更だけど、年老いた演技が上手い!



鎌倉 頼朝の邸  ~壇ノ浦の戦-前日~

館の一室で写経をしている頼盛のもとへ頼朝がやってきた

頼盛「おぉ、これは鎌倉殿。」

頼朝「平家は一の谷の戦、屋島の戦に敗れた後、西へ西へと逃れておる。まもなく…壇ノ浦辺りで戦となろう…。」

頼盛「直々のお知らせ、痛み入りまする。」

頼朝「頼盛殿…そなた、悔いておらぬのか?一門から離れ、こうして一人命永らえることを…。」

頼盛「平家は常に…一蓮托生。」



オープニング
「平清盛」と最終回のタイトル文字が平家の赤になってる!
またここで”おおっ!”となってしまった



~遡って四年前~

伊勢・二見浦 西行の庵

西行は庵で一人読経している
背後に人の気配を感じ、振り返ると…そこに清盛の姿があった

西行「入道様…何故…ここに?」

清盛「ここはどこじゃ?」

西行「伊勢は、二見浦の私の庵にござります。」

清盛「何故さようなところにわしはおる?わしは京の屋敷にて盛国と話をしておったはずじゃ。まだ一月だというに、暑い暑いと言うておったのじゃ…。」

西行は清盛を一周りして眺めた

西行「おそらく…お手前はまもなく、死ぬのでござりましょう…。」

清盛「何じゃ、そういうことか…。」そう言って安心したように胡坐をかいたが…

清盛「何と!」
ようやく事を把握し、驚いて西行を見上げた

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西行「ここにおるお手前は、生霊の如きものでありましょう…。」

清盛「あるまじきことぞ!」



その頃、平家の館では…

清盛が倒れ、苦しんでいる枕辺で平家一門が見守っていた

清盛「熱い…熱い…。」

時子「生田、氷を持て!」

生田「はい!」

生田は氷を持ち、枕辺にやってくる
時子は清盛の額に氷水をかけるが、すぐに蒸発してしまった

重衡「お体ごと水につけた方が良いのではござりませぬか?」

宗盛「それはもう試した。だが、たちまち湯が沸き上ってしまうのだ…。」

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清盛「熱い…熱い…。」



再び 西行の庵

清盛は部屋中を歩き回るが、西行は気にも留めずに白湯を飲んでいる

西行「生霊とは、便利なものにござりまするな…。飲まず喰わず、眠らずとも大事無いご様子。」

清盛「今死ぬということは、皆の志を捨てるに同じぞ。父上や叔父上、弟・家盛、家貞、我が子・重盛、基盛…信西殿、義朝、兎丸。皆の志を受け継ぎ、武士の世を作ることが、わしの背負うた使命!頼朝を倒し、再び福原に都を作るまでは死ねぬ!」

西行「その方々も…皆そうだったのではござりませぬか?やり残したことがある…。果たせなかった思いがある…。皆…無念であったことでしょう…。されど、皆に等しく訪れるのが…死と言うもの。それ故にこそ、人は命尽きるまで、存分に生きねばなりませぬ。そして…お手前ほどそれを体現したお方を…私は他に知りませぬ。」

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涙を流す清盛

西行「嬉しい時、楽しい時も…辛い時、苦しい時さえも…いつ如何なる時も、子供が遊ぶように…お手前は生きた。生き尽くした。お手前の生きてこられた…平清盛の一生…まばゆいばかりの美しさにござりまする。」

未だに涙が止まらない清盛
力強く剣を握っていた手が、少しずつ離れていく

この世への執着を表しているのかな?

ケンイチくんの著書にはこう書かれてあった
「生きることの美しさを追求している西行の言葉に清盛の猛々しい心は静まり、死を受け入れた。」と…



再び 平家の館  

苦しんでいた清盛の表情が穏やかになって…目を開けた
驚く一門
清盛は今まで苦しんでいたことが嘘のようにむくっと起き上がった

清盛「平家の強者たちよ。比類なき我が一門よ、聞くが良い。」

一同は居住まいを正した

清盛「きっと我が墓前に…頼朝が首を供えよ!」

そう言い放った清盛は、少しずつ歩を進め、そのまま後ろに倒れた

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ケンイチくん持参の特殊(?)マットを敷いての怯むことなき、見事な倒れ方!
ここも三回撮影されたとか…(大変!)
「倒れて大丈夫なマットはありませんから…sweat01」と後のファイナルパーティーで磯Pが言ってましたっけ?
ならば何故、このような感じに?ケンイチくんの意向でしょうか?

治承五年閏二月四日  平清盛は、その六十四年の生涯を生き抜いた



その後、西行が館を訪れ、清盛が遺していった青龍刀を戻した
そして…

西行「入道様より方々にご遺言を預かってござります。」

時子「遺言?」

西行「維盛殿、資盛殿…。」 西行が呼びかける
その直後、その声が清盛に変わり、一門が驚く

清盛「維盛、資盛…そなたたちは亡き重盛の血を引くもの。その心根の清さ…己が宝と思って生きよ。」

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清盛「経子…重盛にそなたのようなよき妻がおってくれたことは…救いであった。重盛にもわしにもな…。」

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清盛「経盛、教盛…二人揃って一人前とは、よう言うたものじゃ。これより先も兄弟支え合い、平家の文と武の軸たれ!」

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清盛「忠度…そなたの歌の才は日本一じゃ。わしが認める。」

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ここまできて「あっ、清盛から遠い(接点が薄かった)人から呼ばれるのか…」って思ったら…

清盛「頼盛…きっと守り抜いてくれ。父上と母上と平家の血を…。」 

えっ、何順?座っている順?

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清盛「宗清…何があってもそなただけは、頼盛の忠実な家人でおれ!」

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清盛「貞能…父・家貞と変わらぬそなたの忠義…甲斐甲斐しき働き…忘れぬぞ。」

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清盛「忠清…お前がおらねば当に一門は滅んでおったであろう…。長きに渡り、よう平家の武を支えてくれたな…。」

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清盛「宗盛、知盛、重衡…わしの逞しき倅たちよ。きっと勝て!勝って、勝って、勝ち続けよ。」

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清盛「徳子…そなたほど見事な働きをした武士は、国じゅうどこを探してもおらぬ。あっぱれな娘じゃ!」

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清盛「時忠…そなたなくして平氏は…平家になれなんだであろう…。”時忠あらずんば平家にあらず”じゃ。」 ←そうそうそんな言葉もあったっけ (ρ_;)

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清盛「盛国…いいや…鱸丸。」
清盛は立ち上がり、盛国の前へ行って続けた

「お前はこの平家と言う船に躍りこんだ鱸の如きもの。お前に巡り合えたは、わが生涯随一の恵みであった。」 ←清盛にとって一番太い絆をもった人よね

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盛国は清盛に微笑み、「もったいのう存じまする。」と言って頭を下げた

そして、清盛は時子の前に…
「時子…そなたこそが…わしの紫の上じゃ。」 ←そうそう時子は源氏物語オタクでしたね

時子はコクリと頷く
涙が後から後から溢れてくる
時子は深々と清盛にお辞儀をした

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深キョンはスタパのゲスト出演された時も思い出して涙ぐんでいましたっけ?ケンイチくん同様長い撮影でたいへんだったんだろうな…

ケンイチくんの著書によると…
このシーンのリハーサルでは涙を流してしまったとのこと…
清盛という人間を一年演じてきた自分の感情で感極まってしまったのではと、ご本人の分析
清盛の感情は松山ケンイチの感情ではない。しっかりと一門にの者たちに感謝の気持ちを伝えたいと撮影に臨んだようです



~平家都落ち~


清盛亡き後、源氏は勢いを増し、平家は凋落の一途を辿った

頼盛「宗清…私は鎌倉殿を頼ろうと思うておる。」

宗清「降ると仰せになりますか?」

頼盛「鎌倉殿は聡明なお方じゃ。かつてご自分の助命を嘆願した我が母・池禅尼の恩、決してお忘れではないはず。」

宗清「ならば…私も共に。」

頼盛「ならぬ!そなたにまで、裏切り者の汚名は着せられぬ。」

宗清「承知仕りました。裏切り者の殿について行くなど武士の恥にござります故…。」
断腸の思いで宗清は頭を下げた

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貞能は亡き主君・重盛の遺骨を掘り起こし、鎮西へと落ちて行った

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忠清は独自に平家を守ろうと伊勢平氏の乱を起こしたが、ついに捕縛され、斬首となった

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忠度は一の谷の戦にて討死した

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重衡は大仏焼き討ちを恨む南都に送られ、斬首された

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維盛は一の谷の戦の陣中より逃亡し、出家
のちに那智の沖に入水して果てた

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清盛が世を去って四年後…

源氏と平家は長門国にて、その雌雄を決する戦の最中にいた
世に言う”壇ノ浦の戦い”



平家の船の中

時忠「何としてもこれら三種の神器はお守り参らせる。姉上…いざと言う時には姉上は草薙剣を…。」

知盛が船の中に降りてきた
背中には矢が刺さっている

経子「知盛殿…戦の様は如何にや…如何に?」

笑みを浮かべる知盛
「方々はすぐに、珍しき東男をご覧になることになりましょう…。」

生田「まぁ、かような時に何と悪いお戯れを…。」

笑みをなくす知盛
「もはや、これまで…。」そう言い残して再び船上へ向かった

覚悟を決めた時子は安徳帝を抱き、立ち上がる
「さぁ、参りましょう…。」

資盛は壇ノ浦で奮戦の末、西海に散った

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経盛、教盛は壇ノ浦にてともに入水
最後まで二人、行をともにした

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宗盛は嫡男・清宗とともに入水
沈まず泳ぎ回っているところを捕えられた後に親子共々斬首となった

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経子は壇ノ浦まで、一門と運命を共にした

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建礼門院徳子は後に出家し、一門の菩提を弔った

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時忠は壇ノ浦にてご神鏡を守った功績で死罪を免れ、能登国でしぶとく生き抜いた

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安徳帝を抱いた時子が船の上へ…

安徳帝「尼前…朕をどこへ連れて行くのじゃ?尼前…何としたのじゃ?」

時子「海の底にも都はございましょう…。」

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安徳帝は小さく頷く ←時子の着物を掴む小さな手が悲しさを増す
傍でそれを見ていた生田が泣き出した

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時子は船の縁に足をかけ、安徳帝とともに海中に身を投げ、壇ノ浦の海に沈んだ

知盛「見るべきほどのことをば見つ、今はこれまで!」
そう言って激戦の上、碇を体に巻き付け、海の底へ沈んで行った

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この回のMVPだと思う 圧巻の演技!


剣が海中に沈んでいく…

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そして盛国は…
鎌倉に送られた後、日夜一言も発さず食を断ち、餓死による自害を選んだ

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最期まで手に握っていた宋銭の首飾りは、清盛の形見なのかな?
盛国は誰よりも武士らしい武士だったな

頼盛は平家の血を守り抜いた
そして壇ノ浦の戦の一年の後に、ひっそりとその生涯を終えた



一方、鎌倉 頼朝の邸では…

頼朝が義経からの書状を読んでいる
そして不服そうに書状を家人に手渡す


義経「兄上…何故分かって下さらぬのですか?私は兄上の命に従い、平家一門を海に沈めました。その功で、法皇様から五位の位を授かりました。それはただ、源氏の世のため。私には、謀反の心などないこと何卒…何卒…お分かり下さりませ。」


藤九郎「九郎殿は何と言うてこられたのですか?」

頼朝「恨みつらみが長々と書かれておる。武功のある自分が何故鎌倉に入れてもらえぬのかと…。勝手に都にて任官など受ける故じゃ!」

時政「…して、如何なされまする?」

頼朝は無断で任官した義経を許さなかった



奥州
        
義経「兄上…如何に心を尽くしてもわかって下さらぬのですね…。者どもに伝えよ。東国に恨みのある輩はみな義経に従えと!」

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温厚そうな義経の怒りが爆発!


鎌倉 頼朝の邸

家人「殿、東大寺の勧進の僧が参っておりまする。」

頼朝「御名は?」

西行「西行と申します。」

その名を聞いて顔色を変えないので、”頼朝は西行のことを知らないのかぁ”と思った

西行「願わくは 花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」

頼朝「見事じゃ。何故そうも見事に歌を詠める?」

西行「花や月を見ては、心に感ずるままを、わずか三十一文字に纏めるばかりにござります。」

頼朝「ご謙遜を…。京随一の武士と呼ばれたお方が…。」

ここで”知ってたのかぁ”と分かった

西行「京随一の?お戯れを…。京随一…いや、日本一の武士とは誰のことか…お手前は既にご存知のはず…。」

次の瞬間、西行が清盛に変わる

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清盛「頼朝…我が倅どもがきっとそなたを討ち取る。そしてそなたが首を…きっと我が墓前に供えようぞ!」

頼朝「さて…そうは参りませぬ!」

清盛は笑みを浮かべて言った
「そう言うと思うたわ。しからば頼朝…まことの武士とは如何なるものか…見せてみよ。」

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見つめ合う清盛と頼朝

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清盛の顔は穏やかで、”うん、うん”と頷き、微笑んでいた
言葉とは裏腹に、バトンを渡すのは頼朝だと感じているんだろうな…

一度も共演がなかった頼朝役の岡田くんのリクエストで作られたというこのシーン
次世代に繋げるという感じになった二人の関係
いい終わり方でよかった

西行「では…拙僧は…これにて…。」

次の瞬間、西行に変わった
”今のは何だったんだ?”という感じの頼朝

頼朝「大儀でござった。」

西行は歌に願った通り、桜咲き乱れる望月の頃に往生を遂げた

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清盛の死後、大切な人たちに西行が会い、遺言を伝える
しかも清盛の姿になって…
生涯の友として大役を果たした西行に清盛は感謝しているはず

西行が去った後、頼朝は髭切を手にする

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頼朝「これが…私が選んだ道…武士の栄華へと続く道じゃ!」
決意も新たに頼朝はそう言った



奥州 

頼朝は刺客を放つなどして執拗に九郎を追い詰めた

弁慶「殿…どうぞお行き下さりませ。」

義経「弁慶…。」

義経を遮るように弁慶は仁王立ちする

弁慶「これより先は一歩も通さぬ!」

義経は堂の中へ駆け込んだ

義経「兄上…これが我が定めならば…潔く受け入れましょう…。」

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敵の矢が弁慶の頭に刺さった
しかし、全く動じない
敵は恐れをなし、腰を抜かす者もいた

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義経「されど…源氏の世に捧げるこの命…決して無駄にはして下さいますな!」

そう言って義経は自決した

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後白河院御所

頼朝は三十年ぶりに上洛した

頼朝が平伏すると、御簾が少しずつ上げられた
後白河院は立ち上がり、頼朝の前に座った
近臣が双六盤を二人の間に置くと、後白河院は何も語らず賽を振り、駒を進めた

頼朝との双六はさほど心躍るものでなかったのか…
この一年余り後…日本一の大天狗・後白河院は六十六年の生涯を終えた

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そして頼朝もその九年後に死に…

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その後、室町に幕府が置かれ、足利の世となってようやく…
清盛がその礎を築いた国と国との交易が行われることとなった



ストーリーは続いているがエンドロールが始まる…オープニングテーマにのせて…

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兎丸「清盛!」 ←兎丸~~~!数日前のことなのに、もうすでに懐かしいよ

その声に清盛が振り返る

兎丸「来とるんやったら来とるって早う言わんかい!」

六波羅の館の扉が開き、広間へ…

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そこには一門が勢ぞろいしていた

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清盛はいつものように一門の前を通って座に行き、皆を見渡した

一人一人がアップに…
あっ、重盛がいる!嬉しい!!

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家盛、基盛はさすがにいないかぁ…down
みんな笑ってるよ…  

時子「海の底にも…都はござりましょう…。」 

うんうん、本当にあった 海の底でも”平家は常に一蓮托生!”

”平家滅亡”という悲しい史実を、こんな形でハッピーエンドにして下さった製作の方々に感謝です

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ラストシーンはトップシークレットで撮影されました
キャストの皆さんは、すでにアップされていて、ケンイチくんがたった一人で臨んだシーン
しばらく晩年を演じていたので、口角が下がり、衣装を着てもメイクをしても平太にはならなかったのだとか…
平太の映像を見てトライするも何かが足りない…というより何かが多い
清盛がそれまで抱えてきたものが多いのだと気づいたケンイチくんは、思考も感情表現もすべて止めて、ただカメラを見た
確認した映像に映っていたのは”何も抱えず野良犬のように、何にも束縛されない平太だった”とケンイチくんは語っていました

希望は今しかない
幸せは今だ
笑顔は不変ではない
夢中になって生き尽くす事で笑顔が生まれてくるのだ

これが清盛が人生の最期に感じたことだとも語っています


またいつの日か再放送されることを期待して…           end

大河ドラマ「平清盛」再放送!49話「双六が終わるとき」

平家の館

平家にとって憂鬱な年明けでだった

宗盛「父上…新しき年の寿を申し上げます。」(一同平伏)

そこへ忠清が息を切らし、入ってきた

忠清「申し上げます!鎮西にて菊池隆直が謀反にござります!伊予の河野通信もまた…。」

続いて宗清も…

宗清「申し上げます!春日大社に逃げた南都の僧が重衡様を差し出せと騒いでいるとの噂。」

前年暮れの南都焼き討ち以来、天下の人心は平家から離れていた

そこへ頼盛もやってきて…

頼盛「申し上げます!上皇様のご容体芳しからず。悪化の一途にござります!」



池殿

高倉院「徳子…。」

徳子「はい、ここに…。」御簾の外に控えている

高倉院「朕は…もう逝かねばならぬようじゃ…。」

徳子「お気弱なことを…。」

高倉院「朕が死ねば…ますます世は乱れよう…。されど、朕の気がかりは…徳子…そなたじゃ…。我が后であったこと…入道の娘であること…これより先も…何かと利用しようとする者がおろう…。」

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徳子は御簾の中に入り、枕辺に座って高倉院の手をとった

徳子「王家も平家もござりませぬ。徳子には、王家よりも平家よりも…上皇様が大事にござります。」

高倉院は徳子に微笑みかけ、起き上がる

高倉院「笛を…。」

高倉院は吹こうとするが音は出ず、息が漏れる音だけ…

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徳子「あぁ…何と美しい音色にござりましょう…。」

二人の目からも涙が零れた

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その後、高倉院は御年二十一の若さで世を去った

そしてそれは…後白河院が天の君として政の場に戻ってくることを示していた

後白河院「清盛、久方ぶりじゃな。」

清盛「高倉の上皇様が身罷られましたこと、心よりお悔やみ申し上げます。」

後白河院「一年余りの幽閉暮らし…まずまず楽しくもあった。心残りは…新しき都とやらを、しかと見られなんだことじゃ。」

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後白河院も老人シミが出てきたね~

後白河院「東国武士がまず謀反。諸国がそれに従い、寺々の僧兵も不穏。その上、朝廷の内は麻の如くに乱れ…何とも絵に書いたような四面楚歌ではないか。かようなことになるなら政変など起こすのではなかった…と思うておろう…。」

清盛「さようなことは…。」

後白河院「思うておろう!」

後白河院は声を荒げた

ずっと平伏していた清盛が後白河院の顔を見て、顔色を変えた
やっぱりだいぶ変わってしまっていたからかな?

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後白河院は清盛に向かって二つの賽投げ、言った

「困ったことがあれば何でも申せ。何しろわしは頂に立つ者。如何なる事でもしてやれるでな…。」



池殿

時子は徳子のもとへ向かった

時子「此度のこと、心よりお悔やみ申し上げまする。かようなときに申し上げにくいのでござりまするが…我が夫・清盛入道よりの言伝にござります。かくなる上は法皇様の後宮に入ってはいただけませぬかと…。」
   
徳子「お断りいたします。」(即答)
「さようなことを無理強いなされるのであれば、徳子は出家致しします。母上…上皇様だけが、私の光る君にござります。」

調べたところによると、両親に従順だった徳子がこのことだけは従わなかったらしい


その後…

時子「あぁ言われてしまうと、返す言葉がござりませぬ。」

清盛「また別の打つ手を考えるまでじゃ。」

時子「もうよいではござりませぬか?あの日、光らない君がここまで昇られたのです。これ以上の高望みはなされますな。」

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清盛「気楽に言いおって…。」

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時子「気楽に参りましょう…。」そう言い、琵琶を奏した

弾き始めたところで、時子がクスリと笑った

清盛「ん、何じゃ?」

時子「久方ぶりに”源氏物語”が読みとうなりました。」

清盛「ふん、可笑しな奴じゃ。」

時子は再び琵琶を奏し始めた

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縁側に座る二人は、どこにでもいるような長年連れ添った老夫婦って感じ
あんな動乱を生き抜いて、この国の頂を勝ち取った人たちには見えない


回想)第七話「光らない君」

時子「もぅ!雀が飛んでいってしまったではないですか!」

清盛「おぉ!雀の子あんなに急いでどこへ行く!腹が痛いし、厠は遠し…。」


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鎌倉 頼朝の邸

その頃、鎌倉に居を構えた頼朝のもとには次々と平家の家人たちが降伏してきた

実平「昨年降伏致しましたる梶原景時にござります。」

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藤九郎「景時とやら、面をあげよ。」

頼朝「おぉ!そなたは…。」

景時「恐れ入りましてござります。」

頼朝「平家方の武将でありながら何故、我らを見逃した?」

景時「あの石橋山で貴方様を一目見て、天下を治める器のお方と…見極めましてござります!もしも許されますれば、頼朝様の家人の末座にでも…お加えいただきとう存じます。」

頼朝は振り向き、藤九郎に目くばせし、頷いた

藤九郎「梶原景時を鎌倉殿の御家人に加える!」

景時「御家人?」

藤九郎「この頼朝様に謁見叶い、主従の礼をとった家人のことじゃ。ここにおる方々も皆そうじゃ。しかし、そう堅苦しいことにあらず。要は御家人たちは殿をお支えし、お守りする。殿は御家人たちの働きに報い、皆を守る。この約束事こそが、この新しき仕組みの要じゃ!」

景時「ははっ。」

時政「感無量じゃな。あの生白きお方が東国の荒武者どもをここまで見事に纏め上げた。」

政子「平家を恐れず、殿に賭けられた父上のご決心もまた…お見事にござります。」

時政「もとよりあのお方には備わっておったのであろう…天下を治める才が。」




上西門院御所

統子の邸にて上皇様崩御を悼む歌会が催されている

そこに西行も呼ばれていた

歌会が終わり、西行が座を立とうとすると…どこからか歌が聞こえてきた

「西へ行く しるべと思ふ月影の 空たのめこそ かひなかりけれ」

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満開の梅に振る雪がステキ

西行は声の主を探した

…と、扇で口元を隠しながら白髪の女性が現れた

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西行「堀河殿!生きておられたのですか?」

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堀河局「失敬な…。」 ( ´艸`)プププ

西行「ご無礼を…。」

堀河局「先ほどの歌は…かつてあなた様が…私のもとへおいで下さらなんだ時に詠んだもの…。西行殿…こうして恋の歌など詠み交わす世は…もう長くは続かぬやもしれませぬな…。雅の花開いた平安の都は…もはや…。」

西行はそっと歩み寄り、堀河局の手を握った

西行「では…今宵は存分に楽しみましょう…。」

堀河局「この…生臭坊主。」

僧になっても…年老いても…西行の女好きは変わらない
それと堀川局のツンデレも… ( ´艸`)プププ


その後、西行は清盛のもとを訪れ、庭で家人たちが相撲を取っているのを眺めながら
堀川局のことを語っている模様

清盛「…して、まこと楽しんだのか?」 ( ´艸`)プププ

西行「滅相もない。夜通し、歌合せをしたまでにござりまする。」←えっ、そうなの?

清盛「まことか?」←うんうん

西行「何十年修行したところで、人の性根は変わらぬもの。お手前もまた…これだけ追い詰められてもなお、起死回生を図っておられる。」

清盛「無論じゃ。わしが諦めれば、まことの武士の世はできぬ。」

西行「東国で挙兵した源頼朝は…鎌倉に入り、町づくりをすすめておるそうにござりまするな。次々と住まいや道が整えられ、これまで漁師や百姓しかおらなんだ鎌倉が…大層賑わっておるそうにござりまする。」

清盛はあの日のことを思い出した

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後白河院御所

清盛は後白河院を訪ねた

後白河院「清盛、かような夜更けに何用じゃ?」

清盛「法皇様に、お願いの儀があって参りました。何卒…この私と双六を一番、お願い致しとうござります。あの時と同じ約束にて…。」

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後白河院「あの時?」

清盛「負けた者は、勝った者の願いを必ず一つ…聞き届けるという約束にござります。」

清盛が先に賽を振り、駒を進めた

清盛「驚いたものにござります。初めて貴方様にお目にかかりました時は…。」

(回想)第九話「二人にはみだし者」

雅仁はものすごい形相で清盛の嫡男・清太を睨み、双六盤を清太にぶつけようとした


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雅仁「せっかく楽しんでおったものを…幼子であっても許さぬ!」

清盛「おやめくださりませ!」

雅仁「脆いものぞ…親子の絆など…。」

清盛「平氏は王家とは違いまする!」

雅仁「だが…そなたにも流れておる…王家の血が…。白河院の血が…。」

  
清盛「あれが…始まりにござりましたな…。貴方様と私の…長い長い双六遊びの。」

後白河院が賽を振った

清盛「それから十数年の後、貴方様は大きく駒を進められました。」

後白河院「あれはわしにもとんだ珍事であったわ。」

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清盛「流石に帝となられた貴方様には、翻弄されるばかりにござりました。」


(回想)第二十話「前夜の決断」

後白河院「たとえ勝っても…そちの思い通りにはならぬ!朝廷の番犬としてこき使われたまま、志半ばで死んでゆくのじゃ!」


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清盛「平氏は…必ず勝って見せまする!この戦にも…貴方様との勝負にも…。」 

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清盛「あの日…わかりましてござります。貴方様は、私に昇って来いと仰せになっていると…。ご自分と互角に渡り合えるところまで…昇ってきてみよと…。」

後白河院「やがて公卿になったそなたはわしを蔑ろにし始めた。」

清盛「蔑ろとは人聞きの悪い。付かず離れず…と言うことにござります。」

  

(回想)第三十一話「伊豆の流人」

清盛「やめよ~!」と輿を押し出す


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後白河院「読めたぞ。そなた、朝廷を思うままに操るつもりであろう…。」

 

(回想)第三十二話「百日の太政大臣」

後白河院「どこまで昇ろうと。番犬のまま死んでゆくのじゃ…。」

清盛「修羅の道を歩んできた故にこその心地。存分に味わい尽くすしますぞ。」


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後白河院と清盛は笑んだ

 
(回想)第三十四回「白河院の伝言」

後白河院「生きて戻ったか…。」


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清盛「勝手に死んだりは致しませぬ…。まだ終わってはおりませぬ故…貴方様との双六遊びが…。」

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(回想)第三十八回「平家にあらずんば 人にあらず」

後白河院「そういうそなたをわしは喰おう…。わしはそなたの野心など、全て喰い尽くせる者ぞ!」
 

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清盛「どうぞお召し上がり下さりませ。すぐに貴方様のお腹を破って出て参りましょう…。」 

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(回想)第四十四回「そこからの眺め」

清盛「立ち去れ!お立ち去り…下さりませ…。」
 

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後白河院と清盛の双六は、いつの間にか夜が明け、外は明るくなっていた

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後白河院「合わせて七以上の目を出さねば、わしの勝ちが決まる。」

清盛は賽を振った
出た目は一と六

このシーンの賽の目は一発で出たとのこと
そのことについてケンイチくんの著書からの抜粋を載せておきますね
「本番には何か見えない特別な力が働く時がある。それを神様と言ったりするのだがその神様が力をくれたような気がした。」

しかし…後に磯Pがファイナルパーティーで明かしてくれました
「あれは出るように細工をしてあった。」と…
そして「松山くんたちに伝えてなかったから、ものすごく喜んでいた。」と… ( ´艸`)プププ
目が出た後も平然と演技を続けていた二人でしたが、心の中はガッツポーズだったのかもしれませんね…


後白河院「…して、何が望みじゃ。」

清盛「法皇様と平清盛の双六…本日を持って、最後として頂きとうござります。我ら武士は王家の犬と呼ばれ、生きて参りました。保元の戦も…平治の戦も…王家朝廷の命により武士同士が戦わされて参りました。されど…もはや平安の世は、終わりを告げようとしております。これより先は武士同士が、覇を争う世となりましょう…。武士はもはや…王家の犬ではござりませぬ。」

後白河院「さようか…もうさようなところまで辿り着いておったか…。」

清盛の目から一筋の涙が伝う
清盛は一礼をして、後白河院の前から去っていった

去っていく清盛の背中をいつまでも見送る後白河院 ←すごく寂しそう…

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もう清盛と(人生の)双六ができないから?清盛と対峙できないから?



平家の館

清盛は珍しく青龍刀の手入をしている

清盛「盛国…この辺りを…平家の新たな本拠として作り直そうと思うが…どうじゃ?同じようなものを源頼朝が鎌倉に作っておる。これを攻め、奪うための本拠じゃ。」

盛国「よきお考えと存じまする。」

清盛「しっかし暑いのう…。」

盛国「暑い?一月にござりまするぞ。」そう言って笑った
   
清盛「そうか…そうじゃな。」



伊勢・二見浦 西行の庵

西行は庵で一人読経している
背後に人の気配を感じ、振り返った
そこには何故か清盛の姿が…

西行「入道様…何故ここに?」

清盛「それが…わしにもわからぬのじゃ。」



ちょうど同じ頃、平清盛は熱にうかされ悶え苦しんでいた

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清盛「熱い…熱い…。」


今回は時子、後白河院との思い出を振り返っていましたね
懐かしい…、懐かし過ぎる!
二人とも長きにわたって清盛と密に接してきた方だもの

とうとう清盛の死が…直前に!
あと一回…寂しいよ~ (ρ_;)

大河ドラマ「平清盛」再放送!48話「幻の都」

平家の館

清盛は忠清に言われたことを思い出していた

(回想)(四十七回)
忠清「殿ご自身が、もはや武士ではござりませぬ!」


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盛国はそんな清盛の姿を見て、何か思うことがあったみたい
…と、庭にいた忠清に声を掛けられた

忠清「盛国殿…介錯を頼む。」そう言って刀を差し、盛国は受け取った

忠清「殿のなさってきたことを根底から覆す無礼を申し上げた罪。生きて償えるものでは…。」

盛国は忠清の左胸に腕を突き出し、言葉を遮った

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盛国「平家の武の軸は、忠清殿そなたじゃ…。これよりいよいよ平家に抗う者を討ち、平らげねばならぬ。その時…そなたがおらんで何とする!」

盛国は忠清に刀を返し、続けた

盛国「生きて…平家を…殿を…お守り致そうぞ。」

忠清は刀を受け取った



鎌倉 頼朝の邸

平家方の武将・大庭景親が降伏してきた

頼朝「斬首の上、晒し首とせよ。」 

富士川の戦から帰り、鎌倉に入った頼朝は東国武士を配下に置くべく、とりかかっていた


武士たちの所領を安堵し、手柄を立てた者には相応の土地を与える。そのような仕組みを作り始めた

頼朝「では、早速ながら…常陸の佐竹攻めの件じゃ。出陣は明日とする!」

家来「恐れながら…明日は日が悪うござります。日延べなさるべしと…。」

頼朝「明日こそ”平家を討て”との以仁王の令旨が届いた吉日!きっとこの日に出陣いたす!皆、我に従え!」

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福原

高倉院は病に伏していて、芳しくない様子
清盛が見舞いに訪れてた

徳子「一向にご快方へ向かう様子がござりませぬ。各地で源氏や寺社が謀反に及んでいること、大層お気に病んでおられます。」

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清盛「富士川は不覚でござったが、それら葉武者や悪僧どもはきっと…取り鎮める所存。まもなく新しき内裏が落成致しまする。さすれば、次第に政の要は、この福原に移りましょう…。上皇様には一日も早くご快癒なされ、存分に力をふるって頂きとう存じます。」

徳子「父上…私は何よりも…上皇さまのお体が大事にござります。上皇様の病…此度の俄かな遷都がもとであるならば…私は…。」




内裏 朝議

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経宗「源氏に加え、諸国の寺社にも謀反の兆しがあるが…。」

兼実「還都…するほかないのではござらぬか?

基通「福原を都とするをやめ、再び先の平安京に戻ると申すか?」

頼盛「遷都してまだ半年にもなりませぬぞ!」

兼実「今、平安京を攻められたら何とする。延暦寺・興福寺・園城寺。四方八方から攻め込まれたならば防ぎようがござらぬ。」

経宗「やれやれ…前の棟梁・小松殿重盛卿ご存命の折は、まだ秩序が保たれておったものでおじゃるが…。」

公卿「さよう…。小松殿が身罷られて後にござりますなぁ…清盛入道が悪行を極められたのは…。」

兼実、経宗ら公卿たちが立ち上がり、朝議の場をあとにした

去っていく公卿たちの背中に向かって…
時忠「まもなく福原に新しき内裏ができまする。我ら平家が作り上げた新しき都。捨てることなど断じてござりませぬ!」

四名も平家の面々が揃っているのに、すでに聞き入れてもらえないどころか嫌味まで言われて…
しかも棟梁・宗盛に至っては一言も発してない




福原

広間に一門が勢ぞろい
その光景に動揺する清盛

清盛「何事じゃ?」

宗盛「私が一門を集めましてござります。」

知盛「一体…何用か…我らもまだ聞いておりませぬ。」

清盛が座につくと、宗盛が清盛の前に座った

宗盛「父上…何卒、都還りをなさって下さりませ。」

驚きのあまり立ち上がる清盛

清盛「還都…せよと?福原を捨てよと申すか?」

宗盛「はい。遠江より東の国々が草木に至るまで頼朝に靡いていること、ご存知にござりましょう…。」    
   
清盛「上皇様の御名により、追討の宣旨を出しておる。」

宗盛「富士川の戦の敗走よりこちら、寺社までもが旧都を狙っておりまする。」

清盛「恐れるほどのことはない。」

宗盛「上皇様の病は未だ癒えず…。」

清盛「此度の遷都には関わりなきこと。」

宗盛「朝廷は…。」

清盛は宗盛を蹴り倒した

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清盛「都還りはせぬ!」

時忠「宗盛、義兄上のお気持ちが分からぬか?福原の都は、義兄上の人生の全てぞ。」

清盛「たとえ武士の世と呼べずとも…わしの出会うた身内、敵味方、友、師…皆の生きた証が…この福原なのじゃ!捨てるわけには行かぬ!」

宗盛「それでも!それでも…私は都還りして頂きとうござります。」

時忠「宗盛…それでも棟梁か!」

宗盛「棟梁故にござります!私が生まれた折、父上は神輿に矢を射た咎で、獄に入っておられました。また、忠正の大叔父上の斬首の折、私は竹馬を作って貰えることができず…。その上、何も知らずに死出の旅に出られる大叔父上に…ひどいことを言うてしまいました。」

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回想(二十三回)「叔父を斬る」
   
清三郎「大叔父上!竹馬はできましてござりまするか?」   

忠正「あぁ…すまぬ。」

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教盛「おい、何を言うておるのじゃ?」←うんうん 

宗盛「また、年が明ければ元服と言われていたものを…俄かな平治の戦により早まり、まともな元服の儀も行われませんでした。その戦で源頼朝と対峙し、恥曝しにも腰を抜かし…。」
   

回想(二十七回)「宿命の対決」

清盛「本日より「宗盛」と名乗るがよい。」


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宗盛「また…捕えられた頼朝に、つまらぬ悪口をたたきつけ、おばば様に叱られたのも…私にござります。私は…重盛の兄上とは比べ物にならぬ…出来の悪い男…。拙い棟梁でござりましょう…。それでも私は…平家の棟梁でござります!平清盛の子でござります!私が一門の役に立てる事があるとすれば…今、この時!父上をお諌めすることにござります!帰りましょう…父上。平安京に…六波羅に…。平家がすっかり孤立してしまわぬうちに…今は堪えて…都還りを。何卒…都還りを決めてくださりませ。」

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しばらく泣き続ける宗盛
その間、清盛を見つめる一門一人一人のアップが映し出される
考え込む清盛
重盛の「忠ならざれば孝ならず…」の時も、息子の涙ながらの訴えに行動しなかった清盛
そして今回も…
歴史上の武将たちが頼朝の命を助けた一件は、悪い手本にしているけれど…
慈悲深い人だったのかな…




福原

福原に安徳帝のための新しい内裏が落成した

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清盛「帝の御ために建立した新しき内裏。福原の都の内裏にござります。今年の五節はこの新しき内裏にて行いまする。」




その後、内裏では…

経宗が血相を変えて駆け込んできた

経宗「清盛入道が還都の意向を示したそうでおじゃる!」

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一同「おぉ!」

兼実「まことにござりますか?」





福原  

”五節の舞”を献上
舞姫たちが舞や歌を披露

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舞姫の歌を聞きながら、清盛の脳裏に浮かぶのは若き日のあれこれ…

(回想)第二話「無頼の高平太」

清盛「俺は…王家の犬にはならぬ。」


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清盛「野良犬の声が…この面白うもない世を変えるまで…面白う…生きてやる。」

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(回想)第十六話「さらば父上」

忠盛「武士の世を…作るためじゃ。武士が頂に立つ世を…。それがため…我らは太刀を振るってきた。それがため…武士は…今の世に生きておるのだ!」


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(回想)第三十五回「わが都、福原」

清盛「都を海近くに持ってくる。我ら…平家の都をな…。」


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清盛「先例大事の朝廷の枠に囚われて国作りをしておる暇は…もはやない。国の形を密かに作り上げ、それをこの国のあるべき姿と示す。それこそがわしの見出した答え。」

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(回想)第四十四回「そこからの眺め」

清盛「ついに武士が…この国の頂に…立ったのじゃ。」
 

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(回想)第四十六回「頼朝挙兵」

清盛「ここはわしの世じゃ。武士が頂に立つ世じゃ!」

 

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(回想)第四十七回「宿命の敗北」 

忠清「殿ご自身…もはや武士ではござりません…。殿が目指した武士の世は…武士のままでは作れぬものにござりました。」

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(回想)第十七話「平家の棟梁」

清盛「武士の世を…目指す!平家一門の志と、心得よ!」
 

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涙を流す清盛

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そして…

一人、荒れ果てた福原に…

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そこへ桃李、子兎丸、兎丸の家来たちが訪れた

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小兎丸「俺はここに残るで。ここでお母と、豊藤太と荒丹波と麒麟大夫とでお父の志を守る。」

清盛はゆっくりと立ち上がり、頭を下げた
小兎丸は小さく頷いて去っていった

清盛はついに、本拠として十年余りを過ごした福原をあとにした
清盛が夢見た福原の都は、わずか六月(むつき)で幻となった

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その後、平家の館では…

清盛「知盛、近江・伊賀・伊勢の謀反人どもを討ち平らげよ。」 ←これがあらぬ方向に

知盛「承知!」

清盛「重衡!そなたは山法師の一部が源氏と結びついた様子。これらを攻め、取り鎮めよ。」

重衡「承知仕りました!」

その後、庭先で考えごとをしている清盛に時子がそっと近づき、隣に座る

時子「何をお考えにござりまするか?」

清盛「何をしてきたのかと思うてな…この何十年…。武士の世とは…何であったのかと思うてな…。」

もはや平安のゴッドファーザーではなくなっている
時子も悲しそう…



一方、鎌倉 頼朝の館では…

政子「何をお考えにござりますか?」

頼朝「私は未だ、測りかねておる。あのお方が目指した武士の世とは…まことの武士とは…如何なるものであったのか…。」

藤九郎「ご無礼を仕ります。」そう言って藤九郎が義経と弁慶を連れてきた

頼朝「九郎…。」

藤九郎「富士川の戦の後に対面されてよりこちら、ご兄弟でごゆるりとお話される機会をもたれておりますまい。」

頼朝「おぉ、そうであった。さぁ…。」

義経「まず、お尋ねしたき儀がござります。」

頼朝「申すがよい。」

義経「何ゆえ此度、挙兵をご決心なされたのですか?」

頼朝「さて。一言では難しいが…つまるところは…亡き父上の武を証立てるため…とでも言おうか…。」

義経「父上の武…。」

頼朝「我らが父・義朝と…清盛入道はお若き頃より切磋琢磨してこられた。源平二つの武家の棟梁として育ち、ともに戦い…ともに歩んでこられた。武士の世を目指して…。されど…同じものを目指して…ともに歩んでいるはずだった父上と清盛入道は道を分かつこととなった…。父は起死回生を狙って、平治の戦を起こした。…が、その顛末は…知っての通りじゃ。その後、清盛入道は太政大臣にまで昇り、政をしておるが、今は武士の世とは名ばかりの平家の世じゃ。私は力で平家を倒し、その上に作る!今度こそまことの武士の世を…。」

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弁慶「ぜひともそうしてくださりませ!さすれば、先々代の源氏の大将も浮かばれましょう…。あぁ~これは、ご無礼を…。」

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義経「弁慶は我ら兄弟よりも、早うから存じて居るのです。我らが祖父のことも、父のことも、清盛様のことも…。」

頼朝「ほぅ…聞いてみたい。」

弁慶「では…あれはまだわしが叡山の僧だった頃…。」と…話し始めた
清盛が神輿に矢を射たこと、蟄居の際、訪ねてきた鳥羽院に「神輿を射た時の如く、朕を射てみよ」と言われ、弓を引くマネをしたこと… 

政子「乱れた世に報いられた矢…。」

頼朝「それを…あのお方はやり続けてきたのか…。朝廷に入り込み、その仕組みそのものを壊し、変え、そしられながらも新しき都を作る…。それらは…すべて・・・。」
   
頼朝はその時わかった
別れ別れになったかに見えた義朝の道と平清盛の道は再び一つになると…
そしてそれこそが自分の務めであると…




内裏
 
兼実が血相を変えて内裏に走りこんできた

兼実「東大寺の伽藍を含む南都の寺がすべて焼き尽くされ、灰燼に帰したというは…。」

経宗「あぁ…まことじゃ…。」

兼実は驚きのあまり膝から崩れ落ちた ( ´艸`)プププ

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南都(興福寺)

南都の僧兵が京に攻め入ると聞いた清盛は、重衡に命じ、その鎮圧に向かわせた

重衡「放て~!行け~!」

風の強い夜でだった…



平家の館

宗清「何ということにござりましょう…。こればかりはいかなる言い分も通りますまい。」

知盛「重衡とて、大仏様まで燃やすつもりはなかったでしょう…。」

宗盛「さよう…強き風に煽られたのでござりましょう…。」

清盛「それこそが…もはや運が尽きたということよ。天は…平家を見放したのじゃ…。」

静まり返った中に重衡が颯爽とやってきた

重衡「父上、重衡、南都を攻め、悪僧の首、四十九を討ち取り、また一人を生け捕りにしましてござります!思いがけず、火が風に煽られ、伽藍を焼き尽くしてしまいましたが…何、天もお許しくださりましょう…。」そう明るく報告した

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僕、偉かったでしょ?とでも言いたそうな重衡の無邪気さに清盛は…もう怒る気にもなれないかぁ…

重衡は続けた
「我らが焼いたは仏にあらず!仏を盾に狼藉を働く不埒者にござります!これを抑えられるは…我ら平家のみ!どこにも劣らぬ、強き武門の我らをおいて他にはおらぬと…世に…示しましてござります!」

その言葉を聞いた清盛は「もう…ダメだ」と言わんばかりに目を閉じた

清盛「重衡…。」

そう言ってゆっくり立ち上がり、ゆっくりと重衡の前まで進んだ

清盛「ようやった…。」

何か起こりそう…と俯いていた一門がその言葉に顔を上げ、清盛を見た

清盛「ようやった…。」←大事なことなので二度言います的な?

重衡「はっ!」

ゆっくりと庭に向かって歩を進める清盛

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この時すでに、平家の世はもう終わりだと確信したんだろうか…
まだ自分が健在なのだから挽回できると思っていたんだろうか…
でも…何かを間違えてしまったとは感じたよね…

ここのところ回想が多いと感じます
ラストに向かってリンクさせたいのかな?
今回AKIも清盛、宗盛、弁慶とともにタイムスリップしてきました
毎日放送ということで、ものすごいスピードで時代が過ぎ去っていく今回の放送
記憶は新しいはずなのに、やっぱり懐かしく、感無量になってしまうのは何故でしょう…

大河ドラマ「平清盛」再放送!47話「宿命の敗北」

福原  

清盛「源氏の御曹司の挙兵に各地の源氏が勢いづいておると聞く。直ちにこれを取り鎮めよ。そして頼朝を追討せよ。総大将は維盛…そなたじゃ。」

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貞能「おそれながら…御年二十三の大将とは…。」

清盛「維盛は我が孫ぞ。これしきの戦を仕切れずに何とする。」

清盛「忠清が軍師となりこれを支えよ。」

忠清「承知仕りました。」

清盛「何としても頼朝を捕え、この福原に引きずって参るのじゃ。」

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清盛が孫・維盛を総大将に任命したことが、そもそもの失敗だと思う(おごっていたのかな?)
維盛は武芸をほとんどしてこなかった…本人も好きではないと言っていた
ここ何十年も敵らしい敵がいなくて、腕試しすらできていない孫世代
清盛はそれに気づいてないのかな?忠清を付けておけば大丈夫だと思っていたのかな?
そういえば…宗盛初陣の時ですら何もできず、腰を抜かしていたっけ?



石橋山    

その十日余り前
頼朝は平家打倒を目指し、兵力を集めるべく東へ向かった
しかし三浦の兵と合流する前に平家方の大庭景親、伊東祐親の大軍に阻まれ、惨敗を喫した


その後、頼朝一行は石橋山山中の洞窟で息を潜めていた
景親ら追っ手が迫っていた

大庭「頼朝め、この辺りに潜んでおろう…。どうもこの倒木が怪しい…。」

景時「待て。拙者が見て参ろう…。」

その声を聞き、頼朝は髭切に手をかけた
洞窟を覗き込んだ梶原景時と視線が交差した

大庭「景時殿、如何じゃ?」

景時「蝙蝠ばかりで誰も居らぬ!向こうの山が怪しい!参ろう!」
そう言って立ち去っていった

景時がなぜ頼朝を捕らえなかったはわからないけれど…
この人のこの行動が歴史を変えたことは間違いない
歴史上振り返れば、そういう史実がいくつかありましたよね



奥州 平泉

頼朝の挙兵の知らせは、平泉にいる弟・九郎義経にも届いた

義経「秀衡様、何卒私に兵をお授け下さりませ。挙兵した我が兄・頼朝のもとへ、はせ参じとうござります。」

秀衡「ならぬ。」

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義経「何故にござりますか?」

弁慶「おそれながら…主・義経、挙兵の暁には平泉の武力、財力存分に使うがよいと…。」

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秀衡「今駆けつけたところで、そなたの戦の才をよいように使われ、捨てられるだけじゃ。下手をすれば…命さえなかろう…。それより…今しばらくこの平泉に留まり、争乱の成り行きを見守るがよい。」
   
義経「兄は…石橋山とやらで大敗を喫したと聞きまする。私は…兄を見捨てられませぬ。」

秀衡「運も度胸もなくては勝てぬが戦と言うものじゃ。」 ←運は大事!

弁慶「よし、分かった!殿、わしの頭の真上にあるこの的の中央を射抜いて下され。これを成し遂げれば我らの運と度胸…秀衡様も得心して下さりましょうぞ。」

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秀衡「断じて逃げるでないぞ!目を閉じることも許さぬ!」

弁慶「いわずもがなにござる!さぁ、射抜かれよ!我ら主従の運試し!度胸試しじゃ!」

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秀衡「あきれた主従じゃ…。」

弁慶はというと…目を見開いたまま、前にバタリと倒れ込んだのよね…当然かぁ 



福原

維盛「ようやく追討軍の陣立てができましてござります。速やかに旧都にて戦支度にかかります。」

清盛「忠清、頼んだぞ!」

忠清「ははっ。」

清盛「宗盛、鎮西は何とする?」

宗盛「貞能に任せましてござります。」

貞能「これより鎮西に赴き、種直と共に事を鎮める所存。」

清盛「さて…この福原に造る新しき内裏のことであるが…時忠、紫宸殿の障子の件はどうなっておる?」

時忠「代々の帝の里内裏となった…東三条殿のふすま障子の図柄と同じく、山水がよいのではないかと言うこと…。」

清盛「さようか…大嘗会まであと二月足らずじゃ。急ぎ進めよ。」

時忠「承知仕りました。」

教盛「このまま…遷都を推し進めるおつもりにござりますか?」

清盛「無論じゃ。」

重衡「おそれながら…各地の謀反は、此度の俄かな遷都と無縁とは思えませぬ。ここでまた新しき内裏のために財を擲てば、ますます不満が募るのではござりますまいか?」

知盛「今は戦のことのみ、考えるべきと存じます。」

清盛「ここで都造りを諦めることは、戦に負けるも同じぞ!烏合の衆の挙兵なんぞに惑わされてはならぬ!我が国造りを成し遂げることこそが、まことの勝利と心得よ。武士とは勝つことじゃ。如何なることをしても…勝ち続けることじゃ。」

清盛を相手に意見が通る人など、今は一人もいない
清盛の意のままに従い、行動するだけ…



平家の館

平家の総大将・維盛とその軍師・忠清は六波羅に留まり、出陣を巡って議論を繰り返していた

維盛「すぐに出陣じゃ。」

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忠清「なりませぬ。」

維盛「何故じゃ。もう福原を出て七日ぞ!」

忠清「日柄がよろしくござりませぬ。今は十死一生の日。ここで出陣しては、到底生きて帰れる見込みがござりませぬ。」

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維盛「もう我らは福原から出陣しておる。何故、途上の六波羅で日柄を云々することがある?」

忠清「戦とは命を懸けるもの。大将たるもの…神仏のご加護を願い、その思し召しを知るが肝要と存じます。」

維盛「こうしてべんべんと長居することこそ、兵たちの士気を下げよう…。いざ出陣じゃ!」

忠清「はっ。」 

不満はありつつも大将に従う忠清だった



頼朝の鎌倉の陣      

政子「殿!」

頼朝「おぉ、政子!着いたか!」

政子「はい!ご無事で何よりにござります!石橋山での敗走の知らせを聞いた時は、尼になる覚悟まで致しました!」

頼朝「おい、勝手に殺すでない。」  ( ´艸`)プププ

藤九郎「殿、申し上げます!平家の追討軍が三日前に駿河国に入ったとのこと!」

頼朝「いざ出陣じゃ!」



富士川東岸 源氏の陣

頼朝の軍は富士川の東岸に布陣し、武田信義率いる甲斐源氏二千騎と合流した

そして西岸に布陣する平家軍と富士川を挟んで対峙することとなった



富士川西岸 維盛の陣

維盛軍は兵の多くが脱落
兵糧も不足
兵の士気下がっていた

資盛「四千の兵を率いるには、兵糧が不足しておりましたな。」

維盛「仕方あるまい。多くは途上で駆り集めた兵じゃ。」

資盛「逃げ出す兵があとを絶ちませぬ。今や半分の二千騎にござります。」

維盛「大事無い。まだ主だった武将たちが参陣しておらぬだけじゃ。」

忠清「申し上げます!大庭景親、参陣する途上源氏に阻まれたとのこと。また、伊東祐親は伊豆より船で参陣しようとしたところを、やはり捕えられたとのことにござります。」

維盛「何と!」

「メシはまだかぁ!」「何か喰わせよ!」「喰わねば戦えぬ!」「敵は二万騎とも二十万騎とも聞くぞ!」と兵たちの声

維盛「忠清、遊び女を連れてこい。」

忠清「何と?」

維盛「このあたりにもおろう…。そうでもせねば兵たちの士気は上がるまい。」

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忠清「おそれながら…戦を控えた陣中に女子を呼ぶなど聞いたことがござりませぬ。」

維盛「大将の言う事が聞けぬのか!」

忠清はそのとんでもない命令に従うしかなかった



その頃、清盛は厳島の社に赴いていた

清盛「公卿たちが何かと口やかましい。速やかな内裏の完成を祈願してもらいとうてな…。」

佐伯景弘「ようこそおいでいただきました。されど、よろしいのでござりますか?」

春夜「各地で源氏が決起し、対応に追われているものとばかり…。」

清盛「それは一門の者に任せておる。わしは我が父の悲願を成し遂げねばならぬ故な…。武士の世を作ることじゃ…。福原に内裏を作りそこに我が血を引く帝にお住まい頂き…その地で政を行う。そして…その政を…あやつに見せるのじゃ…。」

盛国「あやつ?」

清盛「あやつに見せてやる。わしの目指し続けた…武士の世を…。我が友の子に…見せてやる…。」


夜…海を見ている清盛は思い出していた…あの日、友と語ったことを…

(回想)第二十二話「勝利の代償」

清盛「もう…すぐそこまで来ておるのじゃ…武士の世が。此度、武士の力なくして世が治まらぬことを証した。さすれば世を変えられよう…。」


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義朝「いかなる世に変えるのだ?」

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清盛「それをこれから考えることができる!面白きことを己で考え、面白きことを己で形にする。かように面白きことがあるか?」

義朝「面白き…またそれか!」

清盛「悪いか?」

義朝「いや…貴様らしいわ。」 そう言って二人で笑い合った


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周りからは誰の意見も聞かないで我が意のままに振る舞っているだけに見える清盛だけど、心の中に輝く未来を語っていた頃の思い出はしっかり持っていたんだね…

頼朝の鎌倉の陣

信義「この先に沼がござります。そこで闇に紛れて背後より攻めては如何にござりましょう…。」

その策が採用され、信義は手勢を連れて慎重に敵陣へ接近していった

富士川西岸 維盛の陣から笑い声が聞こえてくる
兵たちが遊び女と戯れ、宴を楽しんでいる
信義の手勢が富士川に差し掛かったところで…
静寂を破るように水鳥たちの羽音が暗闇に響き渡った

その音に維盛の陣の兵たちは「敵襲じゃ~!」と慌てふためいた

忠清「落ち着け!これは水鳥の…。」

忠清は兵たちを鎮めようとしたが、右往左往する兵に倒された
我先にと言わんばかりに逃げ出す兵たち
あっけない幕引きに終わった



頼朝の鎌倉の陣

義澄「何と何と情けないことよ…。」

常胤「源氏と双璧と言われた武家が、聞いて呆れるわ。」

頼朝「あまりにあっけない…。一体、あのお方はどのような二十年を過ごしたのであろうか?」

時政「あのお方?」

頼朝「まことの武士は如何なるものであると平清盛は考え、生きてきたのかと…。このまま京に攻め上る!平家を降し、問い正したいことが山とある!」

広常「おそれながら…その儀はなりますまい。東国にはまだ常陸の佐竹など殿に従わぬ者がおりましょう…。これらを従わせるが、先決と存じます。」

定綱「さよう…。まずは鎌倉を本拠に、東国武士を一つにまとめましょう…。」

時政「殿、そうせねば武士の世は作れませぬぞ!」

広常、定綱、時政のようなしっかりした者たちが、頼朝を支えていたからこその勝利だったんだね

家来「殿、奥州より見参…とのお方が…。」

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義経「頼朝の兄上…にござりますか?」輝く視線で頼朝を見つめる

頼朝「そなたは?」

義経「お初にお目にかかります。九郎義経にござります。」

家来「義朝様の九番目のお子。殿の御弟君にござります。」

頼朝「弟?私の?」

弁慶「義経様が郎党・武蔵坊弁慶にござります。頼朝様の挙兵を聞き、平泉より遥々駆けつけましてござります。」

義経「兄上、お会いしとうござりました。」

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不信感を持っていた頼朝もようやく笑顔に…

頼朝「よう来てくれた…九郎。ともに鎌倉へ参れ。積もる話を致そうぞ…。」

義経「はい。」

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弁慶…喜び過ぎ!



平家の館

一門が広間に勢ぞろい
維盛は神妙な面持ち
他の人たちは心配そうに座っている
そこに…清盛がドタバタと駆け込んできた

キョロキョロと探している(維盛を…)
座っている場所は同じはずなのに…ね
それくらい気が動転しているのかな?

維盛をようやく見つけた清盛は、何回も叩いた
すぐに知盛が止めに入るが、一向にやめる気配がない

この撮影時のことがケンイチくんの著書に記されていたのを思い出したので抜粋して載せますね

維盛を殴る回数を四十四回にした。単純に清盛は維盛の父・重盛のことを思いながら殴っているので重盛が死んだ回数にしたのと、自分の気持ちの良い回数でやると予定調和で新しいものが生まれないような気がしたので、具体的に殴る回数を大幅に増やすと決めて感情や疲弊が頂点に達してから演技してみたいと思ったからだ。

監督には何も相談しなかったので(言えば却下されると思った)途中でカットされてしまう可能性もあったが、最後までやらせてもらえた。

他の人たちは、ただ見ているだけ(何で止めないんだろう…) 
清盛はヘトヘト(当然か)
ゲホゲホと咳き込んじゃってるし…(三回、撮影したらしい…)

ようやく座についた清盛は、息を切らしながら言う

清盛「何たるザマじゃ!戦に赴き、戦いもせずにおめおめと帰ってくるとは…。それでも平家の男か!忠清、お前が付いておりながら何じゃ!これは…。」

忠清「面目しだいもござりませぬ。死んでお詫びを致しとうござります。」

その言葉に一門、皆驚いて忠清を見た

盛国「忠清…戯けたことを申すでない。」

清盛「よう言うた!」

盛国「殿!」

時子「殿、ようお考えなされませ。忠清は、殿の先の代より我ら一門になくては成らぬ者にござります!」

清盛「武士とは勝つことじゃ!如何なる事をしても勝ち続けることじゃ!此度の惨めな敗走…これまで築いてきたものを壊しかねぬ過ち!侍大将ならば命を持ってあがなうが…相当であろう…。」

盛国「殿、そればかりは…。」

貞能「忠清を斬るならば…私もお斬りくださりませ…。」

宗清「この宗清も共に…。」

忠清「よさぬか!」

忠清は立ち上がり、清盛の前へ…

忠清「殿…伊藤忠清、死ぬる前に申し上げたき儀がござります。殿は今、維盛様に仰せになりました…”それでも平家の男か”と…。」

清盛「それが何じゃ。」

忠清「維盛様は紛うことなき平家の男にござります。戦というものをご存じなく、出陣には吉凶の日取りも選ばず、兵の進退も心得ず、陣中に遊び女を入れ、水鳥の羽音に怯えて、戦場から逃げる…。それこそが紛うことなき平家の男の姿にござります!」

清盛はヨロヨロと立ち上がった

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忠清「殿は保元の戦、平治の戦を勝ち抜いてこられました。武士の世を夢見て…財を擲ち、公卿方、法皇様と渡り合い、一門を…公卿の家柄まで引き上げられました。音戸の瀬戸を広げ、大輪田泊を整え、宋との交易をなされました。厳島の社を新たにし、横へ横へと広がる世を目指されました。ご息女を入内させ、御孫君を帝となされました。そして…その帝を頂く、新しき国を福原に作ろうとなされております。」

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清盛「何を…当たり前のことを言うておる。」

忠清「殿…平家はもはや…武門ではござりませぬ。殿ご自身が…もはや武士ではござりませぬ!殿が目指した…武士の世は、武士のままでは作れぬ世にござりました。ご無礼を…仕りました。どうぞ…この首…刎ねて下さりませ…。」

死を覚悟した忠清だから言えた言葉
涙を流しながらも言いたかったこと…
清盛の心にどう響いたんだろうか…

2013.3 東大で行われた「平清盛 ファイナル・パーティー」に、ゲストとして来られた藤本さん
「俳優は台詞を忘れるのが仕事ですけど、この台詞は忘れないですね…」と言って(オレンジの部分の)セリフを再現して下さいました
鳥肌ものだったのを思い出しました
今でも印象に残っているセリフの一つです


忠清は立ち上がり庭へ降りる
清盛は青龍刀を抜いて忠盛のもとへ…

宗盛「父上!今一度お考えを…。」と言い、泣きながら追いかけた
盛国は微動だにせず…
しかし一門のほとんどが館の外まで詰め寄った
清盛は忠清の背後にまわり、剣を振り上げた
しかし、バランスを崩し、ひっくり返る

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(回想)第一話「ふたりの父」

忠盛「己にとって…生きるとは如何なることか。それを見つけた時点心の軸ができる。心の軸が…体を支える。体の軸が…心を支えるのだ。」

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平太「私もなりとうございまする。父上のような立派な武士に…。」

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忠盛「では、その気持ちをを心の軸にせよ。」

平太「はい!」

清盛は起き上がるが、手の震えが止まらない
清盛は震えるその手を見つめていた…

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清盛の心の軸は…?

しばらく振ることのなかった剣
歳をとり、もはや一度も振り下ろすことができなくなっていた
そんな自分に唖然としたことだろう…
もはや自分は武士ではないのか?

大河ドラマ「平清盛」再放送!46話「頼朝挙兵」

伊豆 頼朝の館

平家打倒の令旨が頼朝のもとへも届いた

政子「殿、何をためろうておりまする!この伊豆に流されて二十年。今こそ源氏が再び立つ時ですぞ!」

頼朝「あまりに思いに任せたお達しじゃ。あのお方の率いる平家。俄か仕立ての軍勢で
   勝てる相手ではない!」

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行家「佐殿、此度の挙兵…源三位頼政様も参じておられまする。」

驚く頼朝

行家「あの時平家に味方されたは、まさにこの時のため。かの頼政殿のご加勢あるならばと、これまで令旨を拝した各地の源氏は勢いづいておりまする。」

時政「佐殿…確かに平家の強さは並大抵ではありませぬ。されど、源氏の御曹司たる佐殿…かの義朝殿の忘れ形見が立ち上がったとなれば、皆も勢いづきましょう…。」

藤九郎「殿、これは千載一遇の機会ですぞ!」

政子「殿…。」

時政「佐殿…。」

皆に促され、頼朝はそっと頷いた

令旨には従わない者は処罰されると書いてあったけれど…
平家に立ち向かって負ければ、やはり死が待っている
でも今まで息を潜めるようにしてきた源氏の魂は
千載一遇のチャンスに賭けたんだろうな…


福原

清盛は仏御前に福原の見取り図を見せる

清盛「ここが大輪田泊じゃ。この辺りに都を遷す。」

仏御前「まぁ…見てみとうござりまする。」 ←可愛げは、やはり祇王より上ね

清盛「ん?まだ都はできておらぬぞ。」

仏御前「かまいませぬ。一緒に泊を見とうござります。」

清盛「さようか。よしよし。さぁ…。」 ←イチャイチャ  ”よしよし”は孫と一緒

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限りなく下座に座っている祇王・祇女が可哀想…

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清盛「盛国、参るぞ。」

盛国「はっ。」

祇王「去りましょう…。もはやここに我らの居場所はござらぬ。」

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祇王は立ち上がり走り去っていき、祇女も追いかけた

庭にいた桃李と小兎丸親子が二人の姿を目で追った

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小兎丸「お母…入道様の国造りは、まことお父の目指した国造りと…同じなのか?」

桃李「お母は…まだはかりかねておる。」



以仁の邸

八条院暲子、頼政、仲綱が以仁のもとに集まった

仲綱「令旨はもう諸国の武士の目に触れておりましょう…。皆、厳しい租税に苦しみ、平家に恨みを強めております。こぞって挙兵することは、疑いござりませぬ。」

以仁「私が帝とならば、皆々の考えをよう聞き…よき政を行おう…。」

暲子「さよう…。帝として最も相応しいは以仁様でござります故…。」

家人「申し上げます。清盛入道様、ご上洛の由にござります。源三位頼政殿も六波羅に参れと…。」
  
暲子「何事じゃ?」

以仁「よもや令旨が露見したのではあるまいな?」

頼政「ともかく…行って参ります。」



平家の館

頼政「俄かのご上洛、何事にござりますか?」

清盛「わが子・知盛が病でな。見舞いに来たのじゃ。だが、もう快方に向かっておる様子。せっかく来た故、ついでにそなたにもこれを見せておこうと思うてな…。」

清盛は新都の図面を広げた

清盛「いずれこの福原に都を遷すつもりじゃ。」

頼政「遷都なさると?おそれながら…何故かように辺鄙な地を都に?」

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清盛「海に近い故じゃ。わしが宋と交易をしていることは知っておろう…。それが新しき国。武士の世の要となる。亡き源氏の棟梁・義朝とともに目指した世じゃ。かつては義朝に付き従うたそなたには、やってもらわねばならぬことが山ほどある。長生きしてこの新しき国造りを支えよ。」

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いくら清盛が凄くても、水面下で源氏が動き出していることはわからないか…

その後清盛は知盛の見舞いに訪れた

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清盛「ずいぶんと、ようなったようじゃな。」

知盛「かようなことでお忙しい父上を煩わせまして、情けない限りにござります。」

清盛「何を言うておる。新しき国造りには、そなたにも働いて貰わねば困る。」
   
知盛「はい。」

盛国「お大事になされませ。では殿…。」

宗盛「もうお帰りになられるのですか?今しばらくご滞在なさっては?」

時忠「早うお帰りになりたいわけがあるのであろう…。」

清盛「と、と、と、と、時忠!」 ←慌て方スゴイ ( ´艸`)プププ 時忠、笑ってるし…

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時子「何でござりますか?」

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盛国「無論…新しき国造りにござりまする。」 シレ~っとフォロー  できた家臣

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清盛「ではな、知盛。」

足取り軽く帰ろうとする

知盛「はっ、またじゃ…。」

清盛「どうした?」

知盛「こうして日がな一日横になり、床に頭をつけておるとよう分かるのです。馬が駆け回っておるのが…。」

清盛「馬?」

知盛「先だってより妙に馬の出入りが激しく、何やら都が騒がしい心地が致します。」


その後、福原で…

走り込んできた時忠
清盛は寝そべっている

時忠「申し上げます。以仁様が諸国の源氏に平家打倒の令旨を出されたことを突き止めました。」

清盛「何と?」 特に驚いた様子もなく、寝そべったまま

時忠「熊野から戻った忠度殿によれば、かの地に二千もの源氏の兵が集まっていた由。」

盛国「急ぎ上洛なさりまするか?」

清盛「それには及ばぬ。以仁様が如何に兵をかき集めたところで、平家の武力を持ってすれば、すぐにも抑えられよう…。まずはその令旨とやら、まことかどうか確かめよ。」

時忠「承知…仕りました。」

清盛「まことならば、以仁様を捕えねばならぬ。」

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以仁の邸

家人「申し上げます!令旨の一件、平家の知るところとなった由にござります!すぐにも捕り手どもが押し寄せる恐れあり!」

以仁は驚きのあまり立ち上がった

頼政「落ち着かれませ!まずは園城寺に難を逃れましょう!」

以仁「されど・・園城寺は遠い。途上で見つかり捕えられるのではないか?」

暲子「これ(袿を脱ぎ、以仁に羽織らす)を…女子に化ければ見つかりますまい。以仁様、あなた様こそ、鳥羽院のご嫡流。この国の主たるお方でござります。」

以仁「はい…義母上。」 

涙を浮かべてそう言い、立ち去った



福原

仏御前相手にお酒を呑む清盛
そこへ…

「殿!」盛国が駆け込んできた

清盛「何事じゃ?」

盛国「ただ今、早馬が参り、源三位頼政殿、平家に対し、反旗を翻した由にござりまする!」

口に含んだお酒を噴き出し、ゲホゲホッ…
笑っている事態じゃないんだけど、ケンイチくんの芝居が上手すぎて、しばらく笑いが止まらなかった (ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ

清盛「何じゃと?」

盛国「夜半、自らの邸に火を放ち、一族郎党を引き連れ、園城寺にはせ参じたとのこと…。」

清盛「分からぬと申すか?同じ武士の頼政でさえ、わしの国造りについて来られぬと申すか?討ち取れ…何としても頼政を討ち取れ!わしの国造りを分からぬものは、この国には要らぬ!」

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園城寺

以仁は間一髪、館を抜け出し、園城寺に逃げ込んだ

以仁「頼政…すまぬ…。あのまま平家のもとにおれば、穏やかな余生が送れたであろうに…。」

その言葉に頼政は首を振った

頼政は宇治川の橋にて奮戦したが、伊藤忠清率いる平家勢に渡河を許し、平等院に逃げ戻った

頼政「よいか…仲綱。以仁様をお逃がししろ!」

仲綱「はっ。時を稼ぐのじゃ!行け!」

その直後、仲綱は平家の兵の矢に打たれ、倒れた

頼政「仲綱!」

仲綱の矢を抜こうとしたが、兵がどやどやと入ってきた
頼政は飛んでくる矢を払いのけ、仲綱を抱えてお堂まで逃げてきた

頼政「仲綱…わしは最後まではかりかねておった。清盛入道が器を…。あの方がこの国の宝か?それとも災いか?この戦にわが身を投じた、今もってわからぬのだ。」

仲綱「父上…私は嬉しう思うております。父上が源氏の魂を取り戻して下さったことを…。   そして、勇ましく戦う源三位頼政のお姿を目に焼きつけ、死ぬることができますことを…。もはや足手纏いになるのみ。お先に…御免。」
そう言って仲綱は自害した

家人「殿、以仁様はお逃がし致しましてござります。」

頼政「時は十分に稼いだ。」

そう言うと頼政は立ち上がり、自害した

その後、以仁も討ち死にした

のちに”以仁王の乱”と呼ばれる戦がこうしてあえなく終わった



平家の館

清盛「皆の働きの甲斐あって、不埒者どもを成敗することができた。かようなことに煩わされぬためにも…速やかに都を遷す。」

貞能「内裏や八省院を作るだけでもあと…二年かかるのでは?」

清盛「町などあとから作ればよい。帝のおわすところが即ち都じゃ。」

宗清「されど、内裏さえできてはおりませぬ。」

清盛「まずは我らが館にお入りいただく。」

貞能「公卿方が住むところもござりませぬ。」

清盛「今の館を移築すればよい。」

知盛「おそれながら…あまりにご短慮と存じます。」

重衡「我らにとっても、公卿や民にとっても…京は住み慣れた町。都が整うてからならまだしも、今すぐと言うのは…皆を困惑させるばかりにござりましょう…。」

頼盛「上へ上へではなく、横へ横へと広がっていく世を作りたい…それが兄上のお志であったはず。」

清盛「いかにも…。」

頼盛「かように人々の思いを蔑ろにした強引な遷都の末に、そのような世が来るとは…到底思えませぬ!」

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清盛「そのような世を見せてやるというのが分からぬか!帝には十日のうちに福原へお移り頂く。」

教盛「と、十日ですと?わずかに…。」

清盛「都に残るものあらば、以仁王の残党もしくは…法皇にお味方する裏切り者として…処罰する。」



その後、安徳帝と高倉上皇、中宮・徳子が福原に移った
清盛は遷都を強行したのだった

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高倉院「入道…この遷都、まことなさねばならぬ事であったのか?」
   
清盛「上皇様が治天の君となられ、世は変わった。それを示すには、これがもっともよいのです。どうか上皇様、この清盛に…すべてお任せ下さりませ。」

高倉院「朕はまこと…飾りものに過ぎぬの…。」

徳子「我が父の横へ横へと広がる国造り…まだ途上にござります。」

不安な顔の高倉院

清盛以外の誰しも、この国がどこへ向かおうとしているのか分からない


清盛が一人、新都の図面を眺めていた
そこに西行が訪れた

清盛「西行…よう来たな。」

西行「いつ死ぬとも知れぬ老いの身。入道様の新しき都を見ておきたいと思いましてな…。」

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清盛「和田の地が思うたより手狭でな…。ひとまずはこの福原を帝のお住まいとし、公卿らにも土地を与えることとした。」

西行「高倉の上皇様のご容態、芳しからずと聞きまするが…。」

清盛「どうも流行り病のご様子。上皇様のおわす仮の住まいの方角が、悪いのやもしれぬ。」

西行「ご心労…ではござりませぬか?ご無礼ながら…此度の遷都、人々は移り住んでも皆、心は都に置いたままとお見受け致しまする。」

清盛は西行を睨みつけた

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清盛「仏!」

仏御前がやってくる

清盛「すまぬな…。遷都が忙しうて、しばしそなたの相手をしてやれなんだ。」

仏御前「かまいませぬ。大きな務めをなさっておるのです故…。」

清盛「そうかそうか…。仏よ…今日はそなたの無聊を慰めてやりとうて座興を準備した。入れよ。」

家人が祇王と祇女を強引に連れてきた

清盛「さぁ、祇王、祇女。仏のために舞うがよい。」

仏御前「入道様…私はさようなことは…。」

清盛「早う舞え!」

祇王と祇女は悔しさをかみ締め、涙を溢しながら舞った
仏御前も涙ぐんでいる ←自分が現れたせいでこうなったことを詫びているんだろうな

清盛「当座の歌にしては殊勝に唄ったものよ。この後は召さずとも常に参り、唄い、踊って…仏を慰めよ。下がらせよ。」

祇王と祇女は再び強引に連れていかれた

西行「若き日に話し合ぅたことがありましたな…。それぞれの目指す道を…。」

振り向く清盛

第五話「海賊討伐」

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義朝「俺はますます強さを磨き、王家に武士の力を思い知らせたい。」
義清「いかなる世においても美しく生きることが私の志だ。」
清盛「俺は…面白う生きたい。」
義朝「ふざけておるのか。」そう言って清盛に掴みかかった
義清はそれを見て微笑んでいた

西行「その後、私は出家を致しました。俗世におったなら美しく生きる事は叶わぬと悟った故にござります。」

第十話「義清散る」

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義清「手に入れたい。手に入らぬなら…奪いたい。奪えぬなら…殺したい。そんなどす黒い…醜い思いが渦巻いて…やがては国を巻き込んでいくのだ。」

西行「まさに…あの時恐れていた世の到来。その頂におられるは…誰あろう…お手前。これが…お手前の面白う生きることにござりまするか?お手前の目指した…武士の世にござりまするか?」

高笑いする清盛

清盛「西行…そなたにはわからぬ。そなたにも…誰にもな。」

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「白河院の伝言」で白河院と再会したときの院のセリフと同じような表情を思い出した

そこに頼盛が駆け込んできた

頼盛「ご無礼を仕りまする!高倉の上皇様が摂政・基通様に政の一切を託すとのこと。」

清盛「戯れを…。それではわしの国造りの名分が立たぬ。」

頼盛「もはや…都還りなさるべきとの声が上がっておりまする。」

清盛「さような世迷言は口にするだけで罪に問うと触書(ふれ)を出せ。よいか!わしに逆らう者は皆、死罪と心得よ!」

怯える仏御前

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清盛「ここはわしの世じゃ。」

台座を踏み外し、派手に倒れる清盛

清盛「武士が頂に立つ世じゃ。わしの目にしか見えぬ…わしの国を作るのじゃ。全てを手に入れ、復讐するのじゃ!」

フラフラと歩きながらそう言う清盛の目には、何も見えていないように見える

清盛は仏御前に目が止まり、抱き寄せようとするが…

仏御前「いや、お許し下さりませ…。お許し下さい…。」
そう言うと逃げ出した

清盛「殺せ~~!」

家人「はっ!」

家人は庭に仏御前を追い込み、矢を向けた
清盛は手を挙げた

(回想)武士たちが放った矢が舞子の体を貫いた

清盛は母のそれと一瞬重なったのではないかと思う

その直後、仏御前は気を失って倒れたが、家人たちはなおも矢を向けている

そこへ盛国がやってきた

盛国「なにをしておる…やめよ!」 ←いつもは何も言わない盛国もさすがにこれには…ね

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清盛は膝から崩れ落ちた

清盛「助けてくれ…誰か…助けてくれ…。暗闇ばかりじゃ…。ここからの眺めは…果てしない…暗闇。手に入れても…手に入れても…光は…光には…届かぬ…。」

清盛の目から涙が零れる
盛国はかける言葉もなく、ただ見つめていた

そこへ忠清が駆け込んできた

忠清「殿、申し上げます!伊豆にて…源頼朝が挙兵!我ら平家に従う…山木兼隆が討ち取られた由にござります!」

清盛の視線が辺りを彷徨った

忠清「何と言うことにござりましょう…。あの時…殿が命を助けた…源氏の御曹司が…。」

清盛が手を翳した先には青龍刀が…
清盛はそれに向かって這っていき、すがるように抱きしめた

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そして…赤子のように泣いた

頼盛がのちに頼朝にこう語ったそうな…
  
「あの時、我が挙兵がなければ、清盛は暗闇に囚われたまま戻ってこられなかったかもしれぬ。」と…

清盛は青龍刀を握ったままそっと立ち上がり、振り向いた
その目には確かに光が宿っていた

いよいよドラマも最終回に向かってカウントダウン
終わってしまうのか…寂しいな…

大河ドラマ「平清盛」再放送!45話「以仁王の令旨」

福原では…

清盛「盛国、譲位の件はどうなっておる?帝はいつ、言仁様に譲位なさるおつもりじゃ?」

盛国「それにつきましては…朝廷内に異を唱える者も多いとのこと…。」

清盛「未だわしの国造りに不満を唱える者がおるのか?」

盛国「ただ…帝は御年・二十歳。言仁様は三つ。いささかお若過ぎるのではないかとの声が…。」

清盛「いずれにせよ政を行うはこのわしぞ。六波羅に使いを出せ。」

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清盛はこの国の頂にいた


内裏 清涼殿

朝廷の要職は、清盛に縁の深い人々で占められた
その要となったのは…高倉帝と新たに内大臣・関白となった基通
そして新たに平家の棟梁となった宗盛の三人であった

宗盛「我が父・清盛入道が東宮・言仁様への一日も早いご譲位を望んでおりまする。」

近臣「院として政を行うにはあまりにも年が浅いとご懸念であらせられます。」

宗盛「そこはご安心を…。我ら平家一門がお支え致します。」

宗盛「来月にもご譲位の運びとなされては…。」

清盛は福原に居ながら、京の政を意のままに操っていた


以仁邸

物憂げな表情で家臣らの興じる”闘鶏”を見つめている以仁
法皇の皇子である以仁の力を削ぐため、莫大な所領を清盛に奪われた

以仁を心配そうに見つめる暲子

以仁「私は齢・三十になりましてござります。この三十年に我が兄や甥、弟らが次々と即位し…此度は御年、わずか三つの東宮・言仁様が即位の運び。八条院様…私は何のために王家に生まれてきたのでござりましょう…。いや…何のために…生まれてきたのでござりましょう…。」

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以仁の目から涙が零れ落ちた



その後、暲子は源頼政を屋敷に呼んだ

暲子「生まれた時より羽根をもがれた鳥の如き以仁様がおいたわしゅうてならぬ。源三位頼政、力を貸してはくれぬか?」

頼政「入道様のお慈悲でようやく公卿に昇った身。朝廷において何の力も…。」

暲子「朝廷においての話ではない!源三位…そなた、元は何者ぞ?ヌエ退治で勇名を轟かせた…源氏随一の武者であろう?このまま一生を終えてよいのか?」

頼政「平家に逆らうなど…愚の骨頂。余生を心穏やかに暮らし、いずれあの世で義朝様にお目通り叶いましたならば、そこで改めてこの首…刎ねていただくつもりでござります。」

暲子「いささか買いかぶっておったようじゃの…源氏の魂とやらを。もうよい、下がれ。如何なる手を使うても、私が以仁様をお救い参らせる…。」

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清盛による政の波紋は各地に広まっていった…
伊豆にも…

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平泉にも…

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その後、内裏では…

各地で反平家の動きが盛んになる中
清盛の望み通り高倉帝が譲位し、言仁様が即位
”安徳帝”となった
高倉上皇のもとで時忠をはじめ、平家に新しい公卿たちがこぞってその臣となり…
上皇となって初めての寺社ご参詣が行われることとなった

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ここでまた清盛は慣例を破ることを言い出した



福原

清盛「上皇様が厳島の社へご参詣なさるよう手配をせよ。」

宗盛「厳島にござりますか?」

清盛「さよう…。まずはこの福原へ御幸頂き、そこから船で厳島へ向かって頂く。」

宗盛「それはよい考えにござりますな…。」

盛国「されど…朝廷ではまたひと悶着ありましょうな…。賀茂や日枝といった都近辺への社へのご参詣が慣例にござります故…。」

清盛「法皇様も建春門院様とともにご参詣なさった。何より厳島は交易を要とした新しき国の守り神となるべき地。上皇様の初のご参詣は厳島の社でなくてはならぬ!それが分からず、異を唱える者あらば解官してしまえ!」

清盛が立ち去ると、亡き兎丸の家来たちが口火を切った

豊藤太「だんだん言うことが理不尽になってきておるのう…。」

荒丹波「頭が生きておれば必ずや諫めたのであろうが…。」

息子・子兎丸も不満げ ←子兎丸がいきなりイケメンになっててビックリ!母似?

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盛国「小兎丸…殿はまだ道半ばに居られる。ご自分にしか見えぬ国造りに邁進するためには…理不尽にならざるを得ぬときもあろう…。」



そして…上皇のご参詣先が決まった

内裏

基通「上皇様のご参詣先は厳島の社と致す。」

兼実「おそれながら…それは前例になきこと。」

基通「叔父上…これは入道様のご意向ですぞ。」

経宗「ご意向じゃと?ただの厳島贔屓ではないか!」

兼実「さようにござりますか…入道様の…ならば、従うよりほかござりませぬな…。」

兄・基房のようにはなりたくないから?長いものには巻かれろ的な…?


しかし、この決定に激しく怒る者たちがいた
日頃は仲悪しき延暦寺、興福寺、園城寺が手を組み、高倉院の厳島ご参詣を止めさせるべく動き出した

比叡山・延暦寺 ←清盛と仲良くしていたんじゃなかったっけ?

銀覚「入道を引きずり降ろせ!」




その後、平家の館では…

棟梁・宗盛が落ち着かない
唇を触ってソワソワ…
渡り廊下の向こうから知盛と重衡がやってくるのを見つけると一目散に駆け寄った

宗盛「知盛…遅いぞ!」

知盛「兄上、如何なされました?」

重衡「宗盛の兄上、どうなされました?」

宗盛「重衡…悪僧どもが手を組み、鳥羽離宮の法皇様をお連れ参らせ、高倉の上皇様をさらい奉るつもりらしい…。」

重衡「それは一大事。」

宗盛「どうしたらよいのじゃ?」

知盛「落ち着かれませ。まずは私が兵を連れ、院の御所を警固致しましょう…。」

宗盛「おぉ!そうせよ。」

重衡「法皇様のおわす鳥羽離宮にも誰ぞやりましょう…。」

宗盛「それがよい。それがよい。頼んだぞ。」

宗盛~何だかなぁ…
めちゃくちゃ頼りないよ
あんなに”俺は正妻の子だ~!”って言ってたのに…
清盛>重盛>宗盛+知盛+重衡じゃん



結局…平家の武力を恐れた寺社は事を構えはしなかったが、高倉院のご参詣は予定よりも遅れ、清盛は大いに機嫌を損ねた

福原

清盛はイライラ…
杯を庭へ投げた

清盛「新帝即位の儀は、ここ福原で執り行う!」

盛国「おそれながら…その儀は都にてと決まっておりまする。」

清盛「帝は新しき世を象られるお方ぞ。この福原を都とする、新しき世を…。言仁様が帝となられた今、速やかに都をこの福原に遷す!」

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盛国「ご承知の通り、すでに都では即位の儀のための大極殿の建立が進められて…。」

清盛「さようなものに財を投じずともよいと宗盛に念を押せ!よいか?十一月の大嘗会(だいじょうえ)だけは何としてもこの福原で執り行う。さよう都にしかと伝えよ!」

盛国「承知…仕りました。」

清盛「あってはならぬ。わが意のままにならぬものなど…あってはならぬ。どれだけの犠牲を払ってここまで来たと思うのじゃ。」

清盛の払った犠牲の大きさはわかるけど、意のままにしていいわけじゃない
それでは民たちや周りがたまらない

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家人「ご無礼を…仕ります。殿にお目通りを願い出る者が参っておりまする。」

入ってきたのは二人の美しい白拍子

祇王「祇王にござります。」

祇女「祇女にござります。」

祇王「我ら姉妹の舞、入道様にご覧頂きたく…。」

二人は清盛の前で舞を披露した

祇王が清盛に酌をすると…
清盛は祇王をの手を取って抱き寄せた ←権力の象徴なのだろうか?

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京・平家の館でも…
新棟梁・宗盛が宴三昧 
母・時子に咎められても「我ら公卿ゆえ、折につけ宴を行え」との父上のお言葉故…などと言い…
「重盛が身罷って一年も経たぬ内に宴など持ってのほか!」と言われれば…
「重盛の兄上は道理を重んじる方にござりました。それ故、道理に則り正妻の子たる私が棟梁となれるよう早々に身罷られたのでござりましょう…。この宴は心優しき重盛の兄上のご冥福を祈る宴にござります。」

なんと!この棟梁は完全に内面が腐ってる!平家の名の上に胡坐をかいてる!
仕事もろくにしてないのに、言うことだけは一人前!

宗盛が館の外に出ると源頼政の息子・仲綱が馬から降りたところ

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仲綱「これは宗盛様…宴と伺い、参上仕りましてござります。」

宗盛「これがそなたの自慢の馬か?」

仲綱「はっ、愛馬・木下(このした)にござります。」

宗盛「仲綱…木下を私に貸せ。」

仲綱「おそれながら…それだけは…。」

宗盛「寄こせと言うておるのではない。借りるだけじゃ。」

仲綱「お許し下さりませ。これは私の命より命よりも大切な…。」

宗盛「私に逆らうて済むと思うてか?」そう言って勝ち誇ったように嗤った

結局…宗盛は仲綱に木下を返さなかった



その後、頼政の館では…

仲綱「宗盛様は木下を”仲綱”と改め、ひどい辱めを与えておるそうにござります。木下の尻に焼印まで押して…。」

頼政「こらえよ。平家に逆らうては生きていかれぬ世じゃ。」

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仲綱「我ら親子は木下のようなものにござりますね…。”平家の犬”と焼印を押される辱めを受けても、源氏の魂を捨てて生きてゆかねばならぬのです故…。」

暲子「このまま一生を終えてよいのか?そなた源氏随一の武者であろう?」

頼政は、先日暲子から言われた言葉を思い出していた



福原に時忠が訪れた

祇王、祇女と双六に興じている清盛

時忠「新しき帝の即位の儀は、四月二十二日、内裏にて執り行うと決まりました。」

清盛「万事、遺漏なきよう支度の上、滞りなく執り行えと皆に伝えよ。」

時忠「承知。いやはや果てしのないものにござりますな…人の欲と言うものは。莫大な財を操り…国の頂に立ち…御孫君を帝になさってもまだまだ欲しゅうござりますか?酒も…若い女子も…。」

清盛「欲こそが男子の力の源…と言うたは…家貞であったな?盛国。」

盛国「はっ。」

清盛「わしは手に入れてみせる…この世の全てを。」

時忠「頼もしや…。ではこれにて…。」苦笑いをして立ち上がった

清盛「あぁ…時忠。時子には…言うでないぞ!」

時忠「無論にござります。」

時忠は部屋を出かけて振り返り、盛国に言う
「あれは欲なのであろうか?弔いのようにも見える…。重盛や兎丸…そのほか様々な方々の…。」

盛国「それも欲のうちにござりましょう…。どんなきれいごとも欲がなければ始まりませぬ故…。」

男性の目線ではあれが弔いに見えるのか…
この国の頂に立ってからの清盛は、目標もなく…敵と思える敵もなく…
小さな出来事に対して我儘を言っているように見える
若かりし日のキラキラした未来を夢見ていた清盛でいて欲しかったけれど…
大勢の屍を超えなくては為し得なかったのも事実
頂に立つ者が全く手を汚さずにいられるわけはない
でも…頂点を極めた清盛は全く魅力がなくなってしまったな…



以仁の邸

暲子と以仁王が廊下を歩いている ←映像が傾いているのは何の意図があるんだろう?
二人が部屋に入ると頼政と息子・仲綱が平伏した

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暲子が庭に目くばせをすると…
頼政たちの背後に三人の山伏姿の者がやってきた

暲子「新宮十郎行家。先の源氏の棟梁・為義が子。義朝の弟にござります。」

行家「源行家にござります。平治の戦に敗れ、その後平家の追っ手から逃れ、熊野に身を潜めておりました。」

暲子「ことほどさように、源氏の魂はこの国のあちこちに潜んでおりましょう…。」

暲子「(以仁に)令旨を…お出しあそばされませ。」

以仁「令旨?」

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暲子「諸国の源氏に向けて平家打倒の令旨を…。」



安徳帝の即位の儀が行われた

福原

清盛「あぁ…祇王…わしの孫が帝になったのじゃ。」

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祇王「お酒が過ぎまする…。」

清盛「何を?かようにめでたき時に…ほれ、早う注げ。」

家人「ご無礼を仕ります。また白拍子がお目通りを願い出ておりまする。」

清盛「祇王…わしは誰じゃ?言うてみよ。」

前回に引き続き、画面が暗転

以仁の令旨

東海東山北陸三道諸国、源氏並びに軍兵らに下命する

清盛入道と平宗盛らは、権勢に任せて凶徒に命じて国を滅ぼし、百官万民悩ませ
五畿七道の国々を不当に支配し、法皇を幽閉し、廷臣を流罪に処し、命を断つなどした

財物を掠め取り、国を領有し、官職を奪い与え、功なき者を賞し、罪なき者を罰している
百王の継承を断ち、摂関を抑え、帝や院に逆らい仏法を滅ぼすことは前代未聞のことである
そのため天地は皆悲しみ、民はみな愁いている

そこで私は法皇様の第三の皇子として、天武帝の昔にならって王位を奪う者を追討し
仏法を滅ぼすものを打ち滅ぼそうと思う


令旨は頼政の手から行家に渡された 

以仁「諸国はこの命令どおりに実行せよ!」
 


福原

新たな白拍子が訪問
顔を隠していた扇を外すと、清盛は釘付けになった
白拍子が舞い、唄い始めた

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伊豆 頼朝の館

行家は預かった令旨を頼朝のもとへ届けた
頼朝は早速、書状を読み上げた

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傍らでは時政、政子、藤九郎が書状の内容を聞いている

そこで源氏の者、藤原氏の者や、先々より三道諸国に勇士として名高い者は追討に協力せよ 
もし同心しなければ、清盛に従う者に準じて死罪、流罪、追討、拘禁の刑罰を行う
もし特に功績のあった者は、まずは諸国の使節に伝え置き、
ご即位後に必ず望み通りの褒賞を与える
諸国は、この命令どおりに実行せよ


あっ、ここで山伏姿の三人の中に時代考証を担当した本郷先生を発見!
行家出演箇所にはすべて映ってはいたんだけど、アップはここだけ
(残念)

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再放送スタート前の特番で、先生がご出演されていたことを知りました
所作に苦労されたと言われていましたが、ステキに映ってますよ…本郷先生

福原では…

白拍子が舞い、唄っていた
清盛は見とれたまま…

唄い終わると…
清盛は座を立ち、白拍子を抱きかかえ出ていった ←お爺さん、大丈夫?

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心配そうに祇王を見る祇女
寂しそうな表情の祇王

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清盛「名は?」

仏御前「仏と…呼ばれておりまする。」

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清盛「仏…わしはこの世の頂におる。次は遷都じゃ。我ら平家の都…福原を…この国の都とする。」

仏御前「まぁ…。」

清盛「ここは…わしの世じゃ…。」

平清盛はたったひとり…暗闇の中に居た

このナレーション通り、ラストが暗転

頂にいる清盛は…
我儘を通そうが…女子と遊ぼうが…酒を呑もうが…
気分が晴れることはないんだね…

大河ドラマ「平清盛」再放送!44話「そこからの眺め」

伊豆・時政の館…

北条家の婿となった頼朝は妻・政子との間に娘・大姫を授かっていた

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ナレーションに前年とあるので大姫は多く見積もっても1歳?大きく見えるな…

大姫が「ほら見て」と、茄子を頼朝の顔に当てて遊んでいる
その岡田くんはお父さんの顔 (o^-^o)
近くで微笑む杏ちゃん
今や二児のママになった杏ちゃんはこんな顔で子育てしているんだろうか…?と微笑ましく思ってしまう

たぶん演技でないと思うけど…大姫のクシャミがまた可愛いheart04

屋敷の中から娘一家の幸せそうな光景を見ながら酒を酌み交わしている時政と三浦、佐々木の三人

三浦「しかし…思い切られましたなぁ…。昨年、入道様には御孫君となられる皇子様がお生まれになった。さような時に、よりにもよって娘御と源氏の御曹司を…。」

こんなに子どもが大きいのに政子が結婚してから初めて会った感じの会話
あんなにチョクチョクお酒を飲みに来ていたのにね…

佐々木「入道様のお怒りに触れれば、時政殿も、ご妻女も、政子殿も…あのかわいい赤子も…一溜まりもござりませぬぞ!」

時政「承知の上でござる。だが某は法皇様の近臣方を断罪された一件など聞き及ぶにつれ…平家の世は長く続かぬ気がしてならぬ。某は…佐殿に…源氏の魂に…賭ける。」


その頃、京・平家の館では重盛が病に伏していた

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家人・貞能は急ぎ福原の清盛のもとへ

貞能「重盛様のご容態、芳しからず。長年の心労が重なったのでござりましょう…。何卒、法皇様といがみ合われることなく、国造りを進められますよう…何卒、何卒…。」

盛国「案ずることはあるまい。さすがの殿も重盛様の命がけのお言葉には相当に堪えられたご様子。重盛様のお心は十分に伝わっておろう…。」

貞能「はぁ…。」



そして、亡き摂政・藤原基実に嫁いだ清盛の娘・盛子も重盛と同じ病で床に伏していた

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夫・基実が亡くなった時、わずか11歳だった盛子も素敵なご婦人になっていたのね

基実亡き後は、その子・基通に代わって膨大な所領を治めていた

不安げに母を見守る基通に

「案ずるでない。わが身に何かあったとて、そなたの身は安泰じゃ。」と優しく微笑んだ


御所では…

清盛が法皇を攻めようとしていた事は、法皇自身もうすうすは気づいていた

そこで次の一手を…

関白・藤原基房を御所へ呼んだ

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基房「俄かなお召し何事にござりましょう?」

法皇「白河殿盛子も重盛と同じ病を得ていると聞く。平家が途方もない財力をつけたは、基実の遺した摂関家領を盛子を通じて横取りした故。本来なら藤原氏長者のそちが引き取るべき
  ものであろう…。」

基房「ありがたきお言葉…。あの所領を取り戻すことが叶わば、我ら藤原摂関家は再び平家をしのぐ力を取り戻し、きっと…あの不埒者どもを追い落とせましょう…。」

法皇「まずは…清盛に都から離れた所にいてもらおうぞ。」


福原では…

盛国「花山院忠雅様より厳島詣を行いたいとの仰せにござります。」

清盛「花山院殿が?」

盛国「京より更に離れるは気がかりにござりましょう…。」←重盛、盛子の具合が悪いからね

清盛「いや…花山院殿の厳島詣はかねてより延引しておったことじゃ。これ以上は引き伸ばせぬ。」←これが法皇の言った都から離れた所に…ってこと?

その後、安芸・厳島に花山院忠雅を招き、歓待
庭では舞が披露されている
そこに春夜がやってきて佐伯景弘に耳打ち
佐伯景弘、顔色を変える
盛子が亡くなった…

その後、盛子を失って間もない平家の館に…
法皇の次の一手…藤原基房が訪れた

基房「我が兄・基実様が身罷ってよりこちら、盛子様にお預かり頂いていた所領お返しいただく。」

時子「何と!」

基房「あれはもとより藤原摂関家のもの。咎めだてされる筋のことではござりますまい。」

時忠「盛子は帝の准母にござりました。まずは一旦、帝のものにして頂くのが筋にござりましょう…。」

基房「そうすればいずれは東宮・言仁様のもの…すなわち平家の思うままというお考えか?」

時忠「いけませぬか?」

時子「ただ今、棟梁・重盛は病。我が夫・清盛入道は厳島にて留守にござります。さような時にそのような申し出をされましても…承りかねまする。」

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基房「さようにござりますか…。」

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そう言い、笑いながら館をあとにするが…
結局のところ盛子の預かっていた所領は法皇の預かるところとなった

その後、清盛も書状でそのことを知ることとなった

清盛「ここで我らの財を削ごうとなさるとは!」



御所では…

一手、また一手と清盛を追い込んでいく法皇

法皇「重盛、基盛、それに清三郎、清四郎。皆、われらの子なり。」

懐かしいなぁ~!清盛の初歌会…子はまだ四人の頃か~

基房「何でござりますか?それは…。」

法皇「知らぬか。かつて入道が詠んだ歌じゃ。あやつをつつくには子をつつくに限る。」

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その後、平家の館では…
一層、衰弱した重盛が眠っている
そこへ法皇が…   ←子をつつく…次の一手

法皇に気づき、起き上がろうとする重盛

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法皇「そのままでよい。」
そう言って枕辺に座ると女房たちは去り、法皇と重盛、二人だけとなった

「かように窶れおって…。」そう言って重盛の手を握った

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重盛「病の…わが身に触れるなど…。」

法皇「いつぞや…清盛がわしを攻めようとするを…命がけで止めてくれたそうじゃのう…。そちの忠義には…わしも頭を垂れるより他ない。」

重盛「勿体無う…ござります。」重盛の目から一筋の涙が流れた

法皇「今のうちに言いたいことあらば、何でもわしに託すがよい。」

重盛「我が父・清盛とは…何かと…ぶつかることもおありと存じます。されど…王家にお尽くしする…我ら平家の忠義に…断じて二心は…ござりませぬ…。何卒…平家の安泰…そして…我が父・清盛の…国造り…見守っていただけることを…お約束いただけますれば…重盛…思い残すことなく…死ねましょう…。」

法皇「相分かった…約束しようぞ。」

重盛「ありがとう…ござります。」

法皇「但し…これに勝ったらのう…。」

法皇は扇子で袂を叩くと、家人が双六盤を持って入ってきて…
法皇と重盛の間に置かれた

法皇は先に賽を振り、重盛に促す
重盛は力を振り絞ってからだを起こし、震える手で賽を振った

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法皇「ほれ…早う。良い目を出さぬと負けてしまうぞ。平家の安泰は望めぬぞ。」

そこへ清盛が現れる
「何を・・しておる?」

すかさず清盛を抱きかかえる清盛

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清盛「お戯れが…過ぎましょう…。」

法皇「懐かしうなってのう…。丁度四十年前じゃ。そちと双六をした。わしが勝ったら重盛…そちをもらうという約束でな…。幼いそちが賽を振り、清盛は負けを免れた。そう…そちの身を守るは、そち自身しかおらぬ。」

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(回想)第九話 「ふたりのはみ出し者」
まだ二歳くらいの重盛は、自ら賽を振り、清盛を勝たせ、後白河院に貰われるのを免れた
無欲の勝利というか…結果論ですけどね

清盛「お引き取りくださりませ。」

法皇「母を亡くし、弟を亡くし…父は修羅の道を行くもののけ。そちは生まれた時から一人で生き、一人で死んでゆくのじゃ!そう定められておるのじゃ!」

清盛「立ち去れ…。お立ち去り…下さりませ…。」

法皇は吹き出すように笑ったあと、駒を手で払いのけた

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駒を払いのける後白河院
それから庇うようにして重盛を抱きしめる清盛
四十年前のあの日と映像が重なる

高笑いをしながら去っていく法皇

重盛「あぁ…疾く…死なばや…早う…死にとうござります…。」

清盛「重盛…。」

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それからおよそひと月後、重盛は四十二の若さでこの世を去った


清盛「皆、今は悲しみにくれておる時ではない。平家の力を決して弱めぬために、盛子の忘れ形見である基通様を”権中納言”に推挙する。」

しかし…清盛の推挙はいとも容易く無視される結果となった


その後、内裏では…

基房は子・師家を伴い、内裏の一室にやってきた
師家はわずか八歳にして”権中納言”に任じられた
そこへ兼実が慌ててやってきた

兼実「基房の兄上…これはいかなる事にござりますか?」

基房「いずれこの師家は私のあとを継ぎ、藤原氏長者となる。そして法皇様に召し上げられた…。」

※福原の清盛のもとに届いた書状を読み上げる盛国とリンクする

福原

盛国「そして法皇様に召し上げられた盛子様の所領は、いずれ師家様のもの…ということにござりましょう…。」

内裏

基房「更に…本日沙汰したことが今ひとつある。」

兼実「は?」

基房「亡き小松殿重盛の知行しておった越前国を法皇様に治めていただく。」


福原

盛国「重盛様が知行されていた越前国は以後、法皇様の治める所となるとのこと。これらのご沙汰はすべて、法皇様のお考えに基づくものと思われます。」

清盛「重盛の知行国が召し上げじゃと?」

清盛は息を荒くしながら庭に向かって歩き出し…
両手を広げ、座り込むと…

清盛「あ~、あ~、あ”~~~~~!」

AKIはこの瞬間、清盛が真のもののけになったと感じた

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この清盛の顔…第二話の白河院と重なった

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ここから清盛の反撃開始

平家の館

清盛は福原から数千騎の兵を率いて上洛した

清盛「重盛の知行国・越前を召し上げた一件。盛子の所領に関する処置。いずれも法皇の過ち。法皇は関白とたばかって国を乱しておる。即刻、処断すべし!」



内裏に平家の兵が乱入
「相国様に叛意あり!」と基房と師家を連行していった

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清盛の処断により基房、師家はそれぞれ”関白”、”権中納言”を解官され…
さらに基房は大宰権帥に左遷
それは流罪に同じであった

さらに清盛は高倉院のもとを訪れ、謁見

清盛「これらの者たちを解官致しとうござります。帝をお支えし奉る我ら平家を倒さんとする不埒ものたちにござります!」

清盛は太政大臣はじめ反平家とおぼしき公家や法皇の近臣…三十九人を解官し、その者たちの知行国をすべて平家一門のものとする暴挙に出た

そして、ついに…最後の一手

御所で賽を振っている法皇のもとに宗盛が率いる兵が現れた

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法皇「これ…・何としたことじゃ?」

宗盛「法皇様には鳥羽の離宮に御幸いただくようにと、我が父・清盛入道より申しつけられておりまする。」

法皇「さようか…。」




平家の館

知盛「法皇様、鳥羽の離宮に入られましてござります。」

盛国「殿、おめでとうござりまする。」

一同「おめでとうござります!」

清盛「ついに…ここまできた。ついに武士が…この国の頂に立ったのじゃ…。」

感無量といった感じ

もののけになったあとの清盛は
相手が公卿だろうと法皇だろうとお構いなし
あんな根も葉もない強行な言い分が通るとは…
武力には誰も逆らえないってことかな…




その後、内裏では…

清盛が娘・徳子に謁見

清盛「此度は何かとお騒がせ致しました。」

徳子「我が妹・盛子、我が兄・重盛への法皇様のお仕打ち、私も心を痛めておりました。これより先、存分にお働きくださりませ…父上。」

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法皇がいなくなったからか?
父と娘の顔になってる


清盛「時に…東宮・言仁様はご健勝にござりましょうか?」

徳子「はい。」

清盛「お差支えなくば、一度、西八条へご行啓いただきたくお願い申し上げまする。」

微笑む徳子

謁見を終えた清盛は上機嫌で廊下を歩いていると視線の先に…

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清盛「祇園…女御様?」

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祇園女御「ついに昇られましたな。この世の頂に…。如何にござりますか?そこからの眺めは…。」←久しぶりだというのに浮かない顔 よ~く見ると白髪がないのよね…

清盛「何も遮るものがなく至ってよい眺めにござります。」

祇園女御「もう…お会いすることもござりますまい。」

清盛「え?」

祇園女御は頭を下げ、通り過ぎていった
清盛が振り返るとそこに祇園女御の姿はどこにもなかった…




西八条・時子の館

言仁親王の行啓が実現

清盛「本日は言仁様に差し上げたいものがござります。”太平御覧”じゃ。」

清盛じ~さん、まだ赤子だというのに気が早い(^-^;

盛国「宋より取り寄せました書にござりまする。」

清盛「言仁様は新しき世の帝となるお方。この国のみならずこの世のあらゆることを身につけていただきたい。」

清盛は言仁親王を抱き取る
「言仁様、よしよし・・。おぉ、外が見とうござりますか?よしよし。賢いお子じゃ。」

清盛も孫の前ではその辺のお爺さんと同じね

清盛「おぉ!見よ!言仁様が己がお指で穴を開けられた!時子、この明かり障子は大事にとっておくようにな…。」

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時子「はいはい…。」

言仁、泣き出す ←映像では泣いてないけど…

時子「ほれ、お腹がすかれたのでござりましょう…こちらへ。」

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そう言って抱き取り、あやしながらその場を去っていった

言仁が開けた障子の穴を見つめる清盛

祇園女御の声「如何にござりますか?そこからの眺めは…。」 
こだまのように繰り返される

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上機嫌な清盛の表情とは真逆の暗い効果音

その直後、真っ黒な画面に変わる ←結構、怖い演出だった

再び祇園女御の声「如何にござりますか?」

どんな景色が見えるのかを視聴者に想像させる演出だったんでしょうか?

大河ドラマ「平清盛」再放送!43話「忠と孝のはざまで」

捕縛された成親のもとに義弟・重盛が訪れた

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成親「西光殿は…西光殿はいずこにおわします?」

重盛「信西入道のもとへ旅立たれましてござります。」

成親「…さようか。」

重盛「何故かようなことをなされました?」

成親「こちらへすり寄り、こちらへすり寄り…決して落ちぶれぬことが私の生きることと思うておりました。されど、平家の世となり秩序が乱され、気がつけば院の近臣たる私や西光殿が平家の犬と化しておりました。さように一生を終えることは面白うないと思うた…。似合わぬことをして…このざまです。」

成親にも成親なりの事情があったのね…清盛側から見ると悪だけど

重盛「きっと…お助け致します。成親様のためにも…我が父・清盛のためにも…。」

成親は二度目の裏切り
それなのになぜこの期に及んでもこんな風に思えるのかしら?
義兄だから?(西光には同じことを言わなかったし…)それとも経子の悲しい顔を見たくないから?


その後…

清盛が広間に重盛、宗盛、知盛、重衡を呼んだ

清盛「西光法師は朱雀大路にて斬首とした。師高・師経もまた流罪の地にて斬首に処する。」

重盛「なにとぞ成親様の命ばかりは…お助け下さりませ。」 

やはり助けたいのは清盛のためではなさそう…

清盛「まかりならぬ。一度ならず二度までもこの平清盛を裏切った罪、死をもってしか贖えぬ。」

宗盛「私もそのように思います。」

重盛「宗盛!軽々しく申すな!やはり私は保元の戦の始末に信西入道が死罪を蘇らせたは過ちであったと思うております。古の人も”死罪を行えば国中に謀反を起こす者が絶えぬ”と言うております。そして今まさにそのような次第なっておりましょう…。」

重衡「重盛の兄上は、成親様と義理の兄弟故、かようなことを仰せになるのでしょ?」

重盛「否!」←ムキになったのが答えのように思う

重盛「ただ…帝の御為、国の為、平家一門の為に言うておる。父上、何卒…何卒…。」

清盛「ようわかった…成親は流罪としよう…。」

重盛「ありがとう…ござります。」

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流罪の地・備前国の牢に押し込められた成親
牢の外をさらに板で塞がれる
蝉の声が聞こえるので季節は夏
過酷な環境

流罪というと崇徳院、頼朝がいるけれど、どちらも粗末な家屋ながら使用人がいて意外と快適に過ごしていた
成親がこんな環境に置かれているとは、重盛は知らないんだよね…




平家の館では…

経子が成親へ送る荷物の荷造り中

経子「殿、申し訳ござりませぬ。我が兄は一度ならず二度までも一門を裏切りました。きっと殿のお立場も危ういことにござりましょう…。」

重盛は成親の義弟であるために左近衛大将を辞任したとのこと
経子も兄が死罪を免れて安堵した半面、平家にいるのは辛いよね

重盛「義弟として当然のことをしたまでじゃ。」←やはり経子のため?

しかし…このわずかひと月後…

牢の中の成親の目は虚ろ、壁にもたれるようにしてかろうじて座っていて…
激しく鳴きながら飛び回る一匹の蝉
背後から照らされた日差しが夏の暑さを想像させる

座っていられなくなった成親
とうとう床に倒れる

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梁に止まった蝉に目がいく
微かな呻きとともに一筋の涙が流れる
梁に止まっていた蝉が床に堕ち…成親も世を去った 
食を与えられなかったことによる餓死

蝉の死とのコラボで儚さが伝わってきた
こんな苦しい最期なら斬首の方がどんなに楽だったか…




その後、平家の館では…

(成親の死を知って)沈んでいる重盛のもとにやってきた清盛

清盛「そなたの望みどおり流罪とした。流罪の地でどうなろうとわしの知った事ではない。」

そうね…そこまでは約束はしなかったよね…確かに
でも重盛が想像していた流罪とは違ってた

重盛「私はこれまで拙いながらも父上をお支えしてきたつもりです。それは父上が修羅の道を突き進んでも作りたい国というものを私も見てみたいと思うた故にござります。されど、今もって父上の思い描いておられる国の姿…その姿が私には見えませぬ!父上は太政大臣にまで昇り、朝廷の要職は全て我ら一門が握っております。厳島の社を新しくし、音戸の瀬戸を開削し、大輪田泊を修復して宋との交易を行い、宋銭を国中にまで巡らせました。この上何が欠けていると仰せになりますか?」

清盛「重盛…わしはさような話をしに上洛したのではない。これより、洛中洛外の寺社に申しつけ、中宮様に皇子が授かるよう祈願いたす。早うそなたも働け。」

重盛「それが…欠けていると仰せになりますか?平家の血の流れる皇子様…いや、帝を…。」

清盛「し・げ・も・り…聞こえなんだか?平家の棟梁ならば黙ってわしの国造りを支えよ…。それがそなたの務めじゃ…それだけが…。」

父の死をきっかけに棟梁となった清盛とは違い、父健在の棟梁・重盛
”棟梁”とは名ばかり
清盛の下で言われた通り動くだけ…
一門での立場も同じだからやるせないよね…
白河院の息子という設定を取り入れている本作だから、年老いた清盛は白河院に似てきて…と描いているんでしょうね

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重盛はそっと立ち上がり、その場を去っていった




一方、伊豆では…

前回、カップル誕生となった頼朝、政子が藤九郎を伴って時政の館へやってきた

政子「父上!父上!」
走って帰って来たのにあれっ?いない…

奥から時政が走り出てきた
「政子!どこへ行っておったのだ!いつまで経っても来ぬと山木様よりご使者が…。」
そう言いかけた時政の視線の先に頼朝と藤九郎の姿が見えた

政子「私は山木様の元へは参りませぬ!」

頼朝は頭を下げ跪き…それを見て政子も跪いた

頼朝「時政殿、政子様をわが妻に貰い受けとうござります。さまざまな情けを被った末に、なおこのような不埒な願い事、さぞやお腹立ちのことと存じます。」

時政「当り前じゃ!八重姫様との一件をお忘れになったわけではありますまい。政子にも
あのような思いをさせるおつもりか?」

頼朝「いえ…断じて…。」

時政「何故さような事が言える…。」

頼朝「八重姫様を妻としたいと申した時、私は源氏の子であることを捨てる覚悟にござりました。されど、今は違います。私はいずれ我が父・義朝のような源氏の棟梁になりとうござります!」

時政「義朝殿のような…とは?」

頼朝「すなわち、この東国の武士の頂に立ち、源氏を再び平家に劣らぬ武門とする所存にござります!その道を…政子殿とともに歩いていきとう存じます。私の目を覚まさせてくれた…政子殿と…。」

政子「父上、何卒お許しを…。私は佐殿の妻となり、佐殿のお志をお支えして参りとうござります。」

時政は政子を見つめたまま

藤九郎「あ~、煮え切りませぬなぁ。ほれ、この立派な作物…常々言うておられるではござりませぬか…”痩せた土地も時政殿が耕すとよう肥えてかくも立派な作物が育つ”と…。」

時政「それが何じゃ?」

藤九郎は時政の前に跪き言った

「ぜひ我が殿の舅となり、立派な源氏の棟梁にお育て下さりませ!楽しうござりますぞ!」

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時政が涙をいっぱいに溜めているのに流れない…
その姿に親心を感じてしまった
政子には”ふつうに”幸せになってほしいけれど、政子の気持ちを思うと…ね
時政に清水の舞台から飛び降りるくらいの決断があったと思う


時政は頼朝の腕をガシッと掴み、しばし見つめた後…
縁側に腰を落とす

時政「手がかかりましょうなぁ…かように青白くやせ細った苗では…。」

「父上…。」ようやく笑顔になる政子

藤九郎「そうこなくては!」

頼朝、政子、藤九郎は時政の前に跪いた 

頼朝「ありがとうござります!」

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笑い合う幸せそうな頼朝と政子
これが平家打倒に繋がることになるんだけれど…
今回は何故か二人の幸せを願う気持ちになった…(AKIは清盛派)

そして一条長成の館では…
遮那王が母・常盤を訪ねてきた

常盤「遮那王、俄かに何事じゃ。そなたが一向、得度をせぬと僧都様から伺うておる。」

遮那王「私は僧にはなりませぬ。」

常盤「何と?」

庭に弁慶(前・鬼若)が現れた

弁慶「常盤殿、久方じゃな。」

常盤「鬼若殿。」

弁慶「おぉ、有り難い…覚えておられたか。今は”弁慶”と名乗る。」

常盤「何故そなたが遮那王と?」

弁慶「これが妙な縁でな…。」

遮那王「弁慶より全て聞きました。私の父は源氏の棟梁・源義朝。そしてその父の宿敵こそが…私が父と慕うた平清盛。私はいつの日か亡き父に代わって…平家を倒す所存。」

常盤「何を世迷言を…。如何なる事情があったとしても、そなたの父代わりとなって育てて下さったお方。そのご恩を忘れて刃を向けようなどと努々思うてはならぬ!」

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常盤は遮那王の手を握り、そう伝えるが…
遮那王はその手をそっと押しやって言った

「平泉の藤原秀衡様が奥州に覇を唱え、その力は天下に隠れもなしと聞き及びます。まずは秀衡様を頼る所存にござります。」

常盤「母は許しませぬ。」

遮那王「お許しを頂きに参ったのではござりませぬ。お別れを申しに参りました。遮那王は不孝者にござります。」

そう言って常盤に頭を下げると颯爽と出ていった

弁慶「わしが現れたばかりに…すまぬな。されど、わしと遮那王いや…牛若が再び会うたは、これはただの縁ではあるまい…定めじゃ。」

常盤「定め…。」

弁慶「さよう…あの平治の戦で背負うた…定めなのじゃ。わしも牛若も…そなたも…。」

その後、すぐさま遮那王と弁慶は平泉に向けて旅立ったようで…

尾張国 山中…

弁慶「ようやく尾張か…平泉は遠いのう…。」

遮那王「弁慶、私はここで元服する。」

弁慶「何故…かようなところで?」

遮那王「尾張は我が父・義朝の最期の地ゆえ…。どうせ烏帽子親など居らぬ身の上。ならばこの地で…亡き父の御霊に見守られ…自ら元服したい…。」

遮那王自ら髪を切り落とした
弁慶の介添えを受け、烏帽子をつけた

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弁慶は懐から一枚の紙を取り出し、広げた

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弁慶「貴方様のお名でござる。常盤殿よりお預かりして参りました。」

月明かりの下、祈る常盤

常盤の声「そなたの父・義朝様より一字頂戴しました。本日より”義経”と名乗るがよい。義経…強き源氏の武者となりなさい。」

こちらも時政同様…
親自身の思いよりも子の意向を尊重した親の一人





そして福原では…

庭で宋からの荷物を品定めしている清盛のもとに時忠が駆け込んできた

清盛「何事じゃ?騒々しい…。」

時忠「中宮様にご懐妊の兆しあり…。」

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こんな顔して振り返った ( ´艸`)プププ ケンイチくんの目、クリッ、クリッ!

清盛「こうしてはおられぬ…盛国、すぐに都へ参るぞ!」

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走る、走る…どこにそんなエネルギーが眠っているんだろう…

平家の館に戻ってきた清盛

清盛「見よ、やはり厳島の社のご利益はてき面じゃ。時子がよそで百日祈ってもご懐妊なさらなかったものを、わしが厳島に月詣でを始めたところ、わずか六十日でこの喜ばしい知らせ。」

(^-^;ハイハイ…by時子

清盛「皆々、男のご誕生を祈るのだぞ。女子ではいかん。」←困った爺さんだ

一同「はっ!」

厳島の社をはじめ、あちこちの寺社で怒涛の如く安産の祈祷が行われ、ついに…

重衡「ご産平安!皇子様、お誕生にござります!」

一同、歓声!

盛国「殿、おめでとうござりまする!」

清盛「ようやった…ようやった徳子…。」そう言って手を合わせ、泣いた




内裏では女房から皇子を抱き取る高倉院

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それを見つめ微笑む徳子

皇子は生後わずかひと月で立太子となり、その名を言仁(ときひと)と定められた

言仁の百日の宴が無事に執りおこなわれた…その直後

清盛「機は熟した…。」

その後、平家の館では…

重盛のもとに貞能が駆け込んできた

貞能「大殿、ご上洛の由にござります。火急にして大事な用とのこと。」

重盛「さようか…。では早速皆を集めよ。」

貞能が立ち去り…
重盛は立ち上がるがそのまま倒れた

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重盛不在のまま、広間に一門勢ぞろい

清盛「知っての通り、ついにわしは東宮の外祖父となった。またいつ何時、我らの勢いを面白う思わぬ者が現れ、法皇様に要らぬことを吹き込むやもしれぬ…。かの鹿ケ谷の企ての如く…。さようなことを防ぐために、法皇様にはこの館へお越しいただいてはどうかと考えておる。」

頼盛「それはすなわち…法住寺殿を攻めよと?」

清盛「御所を攻めれば、北面の武士どもと無用な争いとなる。速やかに兵を繰り出し、院をお連れ参らせよ!」



その頃、法皇は乙前の屋敷を訪れていた

乙前は床に伏していた

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乙前「これは…法皇様。」そう言って起き上がろうとした

法皇「そのままでよい。大事無いか?」

乙前「法皇様こそ…お寂しくございませぬか?近臣方がこぞっていなくなってしまわれて…。」

法皇「己の招いたことじゃ…。だが、このままにしてはおかぬ。命を落とした者たちのためにも…わしは・・・法皇故…。この国の頂に立つ者故…。」

乙前「やはり気がかりにござります。」

法皇「何がじゃ?」

乙前「法皇様と入道様の双六遊びの行末が…。」

法皇「まだ…わしには手駒がある。」




その後、平家の館では…
清盛の命により、一門は広間に武装して勢ぞろい
清盛も赤の法衣の下に鎧を着けている
そこに烏帽子、白い直衣姿の重盛がやってきた

如何にも具合が悪そうな重盛の無表情な顔つきが少し怖くもある

重盛がいつもの座に向かうと、そこには宗盛が…
重盛の無言の「どけ!」が聞こえてくる…もちろん宗盛は一つ下座にずれたよねsweat01

清盛「重盛…その姿は何とした?」

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重盛「父上こそ、そのお姿は何事にござりますか?」

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親子とは思えない感情のない冷ややかな会話が怖いの

清盛「しばらくの間、法皇様にこの館においでいただこうと思うてな…。」

重盛「何と情けないお言葉。一門の運も尽き果てたのでござりましょう…。人は運が傾き始めると必ず悪事を思いつくものにござります」

清盛「これは悪事ではない。国造りじゃ。」

重盛「法皇様がおられてこその…国でござりましょう…。」

清盛「それはやってみねばわかるまい。この平清盛がやってみせると言うておるのじゃ。」

重盛「分かりました。では法皇様の御所は私が警固致します。」

清盛「何じゃと?」

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重盛「五位に叙されてよりこちら、法皇様のご恩を受けなかったことなど一度もござりませぬ。その恩の重さを例えれば、千粒万粒の宝玉よりも重く、その恩の深さを例えれば、幾重にも染めた紅の色よりも深いでしょう…。故に私は御所へ参り、幾ばくかの手勢を連れて法皇様をお守り致します。」←重盛は学があり、表現力豊かだな

重盛は立ち上がり、その場を去ろうとした

清盛「重盛!」

清盛は立ち上がり、重盛に近づいていく

清盛「今一度言う。これはわしの国造りじゃ。」

そう言うと重盛を突き倒し、続けた

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「それを阻むというのじゃな?平家の棟梁であるそなたが…わが子であるそなたが…。」

今まで表情がなかった重盛が泣き出した

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重盛「悲しきかな…法皇様に忠義を尽くそうとすれば…山の頂よりもなお高き父上の恩を…たちまち忘れることになります。痛ましきかな…父上の不孝から逃れんとすれば…海よりも深き慈悲を下された…法皇様への不忠となります。」

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重盛「忠ならんと欲すれば…孝ならず…。孝ならんと欲すれば…忠ならず…。進退これに窮まれり…。」

重盛は清盛の手を握り、続けた

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「かくなる上は…この重盛が首を…召されそうらえ。さすれば…御所を攻め奉る父上のお供もできず…法皇様をお守りすることも…できますまい…父上…。」

こんなになるまで苦しんでいたのね (ρ_;)

重盛は声を上げて泣いた

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重盛の命がけの懇願に清盛も折れざるを得なかった。だが、この重盛の一途な忠義、孝行こそが法皇の付け入る隙でもあった…。

五十話もある中で印象に残っているものは?と聞かれたら…
たぶん真っ先にあげるのがこの回
やはりラストシーンの重盛のセリフが胸にグッときます
この長台詞&難しい演技をワンテイクで撮ったというのだから、窪田くんが今や”演技派俳優”と言われるのも頷けます(清盛で初めて窪田くんを知りました)

命がけとも言える懇願が今回は父・清盛に通じたけれど…
寿命を縮めてしまうほどの苦難が今後も重盛に降りかかってきます

大河ドラマ「平清盛」再放送!42話「鹿ヶ谷の陰謀」

法皇の反撃が深く静かに始まろうとしていた

京・鹿ヶ谷…

法皇「機は熟した。これより我らは平家を討つ!」

目を見開き、驚いたのは多田行綱、ただ一人

行綱「さ、されど討つと仰せになりましてもいかにして…。平家は天下第一の武家。その力は重々承知のはず。」

成親「そのためにこそ多田蔵人行綱殿…そなたに来てもろうたのです。そなたの配下の武士を集めるがよろしい…。」

行綱「されど…それらの兵は多田では動かせませぬ!」

西光「そのために俊寛殿を呼んでおる。俊寛殿は法勝寺の執行。寺の領地をいかようにもできよう…。」

俊寛「お任せあれ。」 ←俊寛は堂々と構えている

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西光「平判官康頼殿は公卿方に働きかけよ。」

康頼「承知しておりまする。」←この人も怯えた様子は一切なし

西光「朝廷を我が物の如く操り、公卿気取りで我が世の春を謳歌する平家。よもや攻めて来る者があるなどと思うまい。今の平家は隙だらけぞ。」

そこへ三方を抱えた僧たちが入ってきた

行綱「これは?」

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成親「宇治布三十反にてござります。これにて数多の白旗を作る所存。」

行綱「白旗?」

成親「さよう…源氏の旗にござります。源氏はかつて平家と並ぶ武家の名門。そして行綱殿…そなたとて源氏の一党。」

そう言われ悩む行綱が、法皇に頷かれ決意を固めた様子

成親「まずは方々、誓いの酒を頂きましょうぞ。」

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皆、杯を掲げ、飲み干す
…と、行綱がうっかり瓶子を倒してしまう

行綱「あっ、これはご無礼を…。」

成親「おや…瓶子(へいし)が倒れましたぞ!」

俊寛「”へいし”が倒れたですと?これは幸先のよい…。」

そう言って一同は笑った

西光「平氏の首はこうしてやればよい。」

西光は瓶子の口を何度も何度も叩き、壊した

この人たちの平家に対する恨みが相当なのはわかるけれど、これから討つのにこういう幼いやり方…嫌だな

法皇「まず、福原の清盛を都におびき寄せる…。」




その頃、伊豆では…

「昨日が今日でも…今日が明日でも…明日が昨日でも…まるで変わらない日々を私はこの地で過ごす…平家の繁栄を指を咥えて眺める…さよう定めを与えられておるのだ。」
そう言った頼朝のことを政子は思い出していた

…と、父・時政に呼ばれ、我に返る

時政「婚礼のことだが…山木兼隆様との話が纏まった。平家ゆかりのお方でな…心構えをしとけ。」

政子「申し訳ござりませぬが父上…私は山木様の元へは参れませぬ。」

時政「何と?」

政子「今は…捨て置けませぬ。」

時政「何のことじゃ?」

政子「佐殿にござります。平治の戦で平家に負け、親兄弟まで亡くされ、この伊豆に流され、授かった赤子まで殺されて、そのまま朽ち果てようとしておられる。それを知ってしまった以上、のうのうと平家ゆかりのお方の元へ行くなど断じて…。」

そこまで言いかけて政子は父に叩かれた

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時政「佐殿には関わるなと言うたはずじゃ。」

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政子「されど!」

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時政「政子!父の心が分からぬか!佐殿にはわしができる限りのことをする。ひと月の後には山木様のもとへ参れ。」そう言うと時政は政子の涙を拭って立ち去った

時政は伊東祐親の娘のようになって欲しくないだけ
どこにでもある親心
でも政子にとって頼朝はすでに放っておけない人…これが恋だと認知しているかはわからないけど
頭ではわかっているけど…ってやつですね




法皇は突如、比叡山・延暦寺にて明雲を捕縛し拷問
天台座主の解任と所領の召し上げを決めた




その後、内裏では公卿方が…

経宗「そもそも明雲の罪状とは何でござりますか?」

基房「根も葉もない言いがかりばかりでおじゃる。されど、法皇様は斬首せよとの仰せ。」

恐れる経宗

基房「せいぜい流罪が相当でおじゃろうが…。」

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兼実「流罪と断ずる前に相応の詮議と配慮があってしかるべき。また流罪にしても猶予の仰せあるべき。」




そして、福原では…

盛国「いつにも増して常軌を逸したお振る舞い。」

清盛「仕返しには間違いなかろうが…何かおかしいのう…。」

盛国「おかしい?」

清盛「どこかあのお方のいつものやり口とは違うような気がしてならぬのだ。」

おおっ!清盛の人を見る目、勘の鋭さは天下一品!これがないと頂点には立てないのか…



その後、明雲は…
伊豆へ護送される途上にあった
その警固に当たったのは伊豆守・源頼政の兵
そこへ比叡山の僧が押し寄せ、頼政の兵に襲い掛かり明雲を奪い返した

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そして御所では…

成親「山法師どもが明雲を奪い返したとのことにござります。」

西光「ここまでは法皇様の読み通り…お見事にござります。」

法皇「この後も手はず通りに進めよ。」←これは法皇の策略だったのね!?


その後、御所に重盛と宗盛が呼ばれ…

西光「此度の山法師どもの振る舞い不埒千万。すぐさま攻めよ。」

重盛「おそれながら直に山門を攻めるなど聞いたことがござりませぬ。」

宗盛「強訴が起きてはじめて退けるが通例…。」

西光「恐れ多くも法皇様の命であるぞ。」

重盛「まずは…父・清盛入道の指図を仰がぬことには…いかんともしがたく…。」

成親と西光のアイコンタクト ←これも計画通りかぁ~




その後、ついに清盛が上洛

成親「法皇様は平家の武力をもって山門を攻めよとの仰せ。」

清盛「恐れながらそれではかえって法皇様のご威光が地に落ちる恐れがござります。」

西光「何故じゃ?」

清盛「明雲殿を捕縛、拷問、流罪となさったことには宮中にも不服の声が多いと聞き及びまする。もとより明雲の罪状には確たる証拠もなし。これ以上山門をいたぶるは得策ではござりませぬ。」

西光「ならぬ。今すぐ攻めよ。」

法皇「まぁよい。平家にとっても一大事であろう。しばし都に留まり、一門で重々話し合うがよい。」


法皇の駒が一つ、また一つと進んでいく様が見えるよう…
でも今のところ清盛にはそれが見えてないんだけどね…



平家に戻った清盛は、一門の意見を一通り聞くが…
やはり何かわからない胸騒ぎがし、しばらく法皇の出方を探ることにした



源頼政宅に多田行綱が訪れた

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頼政「俄かに如何なされた?」

行綱「平家打倒の企みが進んでおります。頭目は法皇様にござります。」

それを聞き、驚く頼政

行綱「兵の備え万端整うたところで入道めを御所へ呼び寄せ、絡め捕る。これを人質として六波羅を攻めるという手はずにござります。武勇の誉れ高い頼政殿がお力をお貸し下されば、この企み…法皇様のお考え通りに進みましょう…。」

頼政「申し訳なきことながらそれがし、もう平家のためにも源氏のためにも戦う気も…力も…持ち合わせぬ。」

行綱「打ち明けましたからにはそうは参りせぬ!」←そうよね…でもどうするの?

頼政「一つ申し上げまする。やんごとなき方々が酒の席で思いつかれた企てで倒せるほど…平家は脆くない。よくよくご思案の上、ことを進められませ。」そう言って頼政は去っていった



その後、御所では…
庭に白旗がはためく中、行綱は西光から命を受ける

「決行三日後。この御所にて清盛を絡め捕った後、その旗を掲げ、平家を攻めよ。よいな?行綱殿…。」

…と、打倒平家のメンバーの一人・平康頼が入ってきて…

「申し上げます。重盛殿のご妻女が訪ねてきております。」

顔色が一変する法皇

成親「我が妹・経子が?何故、今?」

康頼「ことが露見したのではござりますまいな?」

急ぎ経子のもとへ向かう成親と西光

成親「経子、何用あって参った?」

経子「何用とは情けない。今日五月二十九日は我らが父・家成のご命日ではござりませぬか。今ならば入道様も都におられます故、近く盛大に法要を執り行ってはどうかと…我が夫・重盛も申しております。」

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成親「あぁ・・さようなことであったか。sweat01

西光「義理とはいえ、私にとっても父であったお方。無論そのように致そう…。sweat01

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経子「ありがとうござります。ではよしなに…。」そう言って経子は去っていった

成親「しかしまさかかような仕儀になるとは…我ら親不孝者にござりますな。」

西光「あの頃は世はのどかであったということじゃ。野良犬の声なんぞに耳を傾けたがために………きっと首を取ってやる。」

ここで経子を御所にやったのは、清盛の策?考えすぎ?




平家の館では…

重盛「明日、御所へ参れと法皇様よりの仰せ。早う山門を攻めよとのご催促と思われます。」

清盛「似たような心地がするのじゃ…信西殿が首を獲られた夜と。ざわざわと嫌なものが夜のしじまに息づいておる…さような心地がするのじゃ。」

そこへ家臣・貞能が…
「ご無礼を仕ります。客人にござります。」

清盛「客?」

盛国「多田蔵人行綱か…。火急の用とは何事じゃ?」

行綱「実は…平家打倒の企てが密かに進んでおりまする。明日、御所へお越しになるようお下知があったことと存じます。そこで入道様を絡め捕り、人質とした上で六波羅を攻める手はず。」←あ~、こういう小心者が仲間にいるとねぇ…頼政の言葉で決断したのかな?

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盛国「俄かには信じられぬが…。」

行綱「六波羅攻めの際、掲げよと権大納言成親様より授けられました源氏の旗にござります。」

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重盛「成親様じゃと?まさかさような…。」

行綱「これは成親様自ら取り寄せられた宇治布にて作られたもの。出所を確かめればすぐにもわかりましょう…。」

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清盛「頭目は誰じゃ?」

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そして伊豆では…

昨日と変わらぬ今日が来た…と目覚めた頼朝はそう思っていた

その日、政子は婚礼の日を迎え、両親に挨拶をし、旅立っていった

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そして…法皇の企てを知ってしまった清盛の次の一手が始まった

平家の屋敷に亡き父の法要の件で呼ばれる成親

貞能「成親様…どうぞ、こちらにござります。」

成親がふと目をやると宇治布の旗が燃やされている
…と、それに気づくな否や家人らに囲まれた!

「何じゃ…、何じゃ!」慌てふためく成親


そして時を同じくして西光の館でも…

読経中の西光
大きな物音とともに忠清とその郎党らが踏み込む



そして御所では…

俊寛「多田蔵人行綱殿の兵がまだ着かぬようにござりまするな…。」

法皇「成親と西光はいずこじゃ?」

康頼「申し上げます。権大納言成親様ならびに西光法師が平家に捕らえられた由にござります。」

それを聞いて腰を抜かす俊寛
苦々しい表情で賽を握り締める法皇




その後、平家の館では…
庭に捕えられた西光が…
屋敷の中には平家一門勢ぞろい
そこへ清盛がやってきた

清盛「西光殿、何が気に入りませぬ?宋銭を広めるにあたり貴殿の力を仰ぎながら二人のお子を流罪にしたことにござりましょうか?ならば恨まれるは筋違い。全ては貴殿の敬うてやまぬ信西殿の国造りのため、致し方のないことにござります。」

西光「我が主・信西の目指した国造り…そなた如き者に…あの方の代わりが務まると思うてか?聞こえたか?…無頼の高平太。」

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清盛「どうやらお分かりいただけぬようにござりますな。」

清盛は左手を上げ、合図すると、家人数人が西光を羽交い絞めにした上殴る蹴る




その頃、伊豆では…

政子は嫁ぎ先の山木家へ向かって家人とともに山道を歩いていた

豪族の娘と言えど、両親は生家でさよなら、三人ほどの家人と持てるだけの荷物を持って歩いていくのかぁ~

そのうち雷鳴が轟き、雨が降り出し、木陰で足止めを余儀なくされた




平家の館では…

家人に羽交い絞めにされた西光は、殴られまくりながらも清盛に向けて言葉を発した

「まったく…我が主・信西の先見の明よ。二十年も前に野良犬を朝廷に上げればこうなることを見抜いておられた。平治の戦で源義朝は我が主の首を獲った…されど、もしあの時、義朝が兵を挙げなんだとしても、いずれそなたがわが主を討っていたであろう…。何となれば…そなたの国造りは志ではない…復讐だからじゃ!」

清盛「復讐?」

西光「さよう…。己を犬と扱う王家への…恨みつらみに突き動かされておるだけだからじゃ!さようなものに付き合わされて…よい面の皮じゃ!民も…公卿も…うぬらもな!」

清盛は立ち上がる

西光「どこから現れ…どこへ行くのかもわからぬ…得体の知れぬ男の復讐に…付き合わされておるのじゃからな!」

清盛は抑えていた怒りを爆発させて西光目掛けて駆け出し…思いっ切り蹴り倒した

見かけおじいさんの清盛の猛ダッシュが早いの!
蹴り倒した西行の後ろにはマットなどなくて…頭、大丈夫?って今更ながら心配してしまったsweat01 怪我などなかったでしょうか?(本当、今更なんだけど…)

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怒りに任せて何度も何度も踏みつける清盛
ここまでの怒り…人間にあるんだねぇ…
しかも老体の清盛のどこからそのエネルギーが出てくるんだろう…

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そして伊豆では…

嫁ぎ先に向かっていたはずの政子が一人戻ってきた
自宅ではなく、頼朝の館に…
驚く頼朝
「政子殿!」

ずぶ濡れの政子は頼朝を通り過ぎ、館に上がって、他には目もくれず、つづらの中から”髭切”を取り出した

頼朝「何を!」

そう言って政子から髭切を取り上げようとする頼朝と離さない政子はもみ合いなった
そこへ藤九郎が帰宅
…と、髭切の鞘が外れて鞘とともに頼朝が庭に転がり落ちた

藤九郎「あっ!」

政子「”遠く伊豆より平家の繁栄を指を咥えて見ておれ!”そう入道様に言われたと仰いましたな?それはまことかような暮らしをせよということか!」

頼朝「他に何があると申す!」

政子「ならば、なぜこの太刀を渡された!武士の魂を忘れるなということはないのか!?」

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清盛(回想)「俺はこの先も生きてゆかねばならぬ。お前がおらぬこの世で武士が頂に立つ世を切り開いてゆかねばならぬのだ!」

西光「見よ!この粗暴な振る舞い。どこまで行っても性根は無頼者ぞ!卑しき犬ぞ!」

清盛(回想)「乗り越えてこその武士じゃ。醜きことに塗れようと必ずこの世の頂に立つ!」

佐殿は髭切を見つめる

清盛(回想)「途中で降りた愚かなお前が見ることができなかった景色をこの目で見てやる!」


清盛は西光を踏みつけながら叫ぶ
「わしは武士じゃ。武士の世を…作るのじゃ。武士の世を!」

清盛(回想)「誰が殺してなどやるものか…まことの武士が如何なるものか見せてやる…。」

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頼朝が政子へ視線を移すと政子はにっこり笑った

政子「それを…言うておこうと思っただけだ。ご無礼を致しました。」

そう言って立ち去ろうとした政子の手を咄嗟に掴む頼朝

頼朝「連れて行ってくれ…。私を明日へ連れて行ってくれ…。昨日とも違う、今日とも違う…私の明日へ…。」

プロポーズって言っていいのかな?でも結果、夫婦になるんだからプロポーズですよね?
こういうのもいいな…
”あたしについて来なさい”タイプの政子にピッタリ!

政子「連れて行けとは…女々しいお方じゃ!共に参ろうぞ!まだ見ぬ明日へ…。」

政子、照れていたけど、格好いい!AKIもついていきたいぞ!

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そして平家の館では…

未だ西光を蹴り続けている清盛をようやく重盛が止めに入る

清盛の体を思って?
止めるならもっと早く
でも斬首なら…止めなくても…ねぇ…ダメなのかな?

重盛「父上!父上!もうおやめくださりませ!」
   
重盛はやっとの思いで西光から清盛を引き剥がした

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西光「わかって居ったことじゃ。我が主・信西が死した時…天は…この国を見捨てた。」

清盛「洛中引き回しの上、朱雀大路にて…斬首せよ。」

家人が西光を引っ立てていく
…と、そこには信西愛用の算木が…
目にした清盛は真っ二つにへし折り、投げ捨て…「焼き捨てよ。」


そして伊豆では…

どしゃぶりの中、抱き合ったままの頼朝と政子を見かねた藤九郎が声を掛けた

「ほらぁ…殿!政子殿!大雨ですぞ…さぁさぁ…。」そう言って館の中へ誘った

政子は地面に落ちたままの鞘を拾い、頼朝に手渡す
頼朝は政子を笑顔で見つめ、政子も笑顔で返した

頼朝(ナレーション)「私は”私の明日”を見つけた。そのとき清盛は…明日を見失いかけていた。」




その後、御所では…

庭を見つめている法皇のもとへ乙前がやってきた

法皇「乙前…わしはまた失うのか?」 ←気弱になってる法皇、珍しい

乙前「国の頂を巡る壮大なる双六遊び。数多の駒を失うは道理にござりましょう…。あなた様も…入道様も…。」←決して慰めなどは言わない

ラストシーンは足を引きずりながらも力強く前に進む清盛
清盛の心情を表しているような気がするんだけど…

前回は清盛と法皇の賽を振るシーンが交互に…
今回は西光に怒りをぶつける清盛と、頼朝と政子のカップル誕生が交互に…
そこに回想として清盛が少年頼朝に言ったセリフも混ざったりして…
こういう描き方、さすがだなって思いました

大河ドラマ「平清盛」再放送!41話「賽の目の行方」

高倉帝と中宮・徳子の間に皇子誕生の気配は未だなかった

福原の清盛はイライラ…
宋から取り寄せた品々を厳島に送るよう盛国に命じた
もちろん徳子の懐妊祈願のために…

清盛「建春門院様亡き後、皇子様のご誕生は平家にとっても急務。早う生まれて来て下さらねば困る!」

盛国「こればかりは授かりもの…。」 ←そうよね…いくら清盛でも双六の賽を操るより難しい

清盛「それでもじゃ!」

そこへ家臣・貞能が…
「急ぎお耳に入れたきことがござります。」

貞能は清盛に一枚の紙を手渡す

貞能「法皇様の九の宮様、十の宮様のことにござります。」

清盛「お二人とも幼くして寺に入れられ、いずれ僧となられるはずだが…如何した?」

貞能「法皇様が都に呼び戻され、帝のご養子になさったと…。」

驚き、立ち上がる清盛

盛国「中宮様に皇子様が授からねば、そのいずれかを次の帝にとのお考えにござりましょうか?」

清盛「他に考えられまい。だがそれは中宮様を蔑ろにする事であり、また王家をお支えしようとする我ら平家の考えに反すること。」

盛国「これまでならば、建春門院様がお諌め下さったのでしょうが…。」

清盛「すぐに重盛を呼び、法皇様の元へ向かわせろ。我ら平家の忠義に二心なきこと、法皇様にくれぐれも申し上げるのじゃ!」




そして重盛は御所へ…

重盛「我ら平家の忠義は天地神明に懸けて変わりござりませぬ。わが弟、左近衛権中将・知盛にござります。」

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知盛「近く法皇様の御為、亡き建春門院様の菩提を弔う寺を建立したく考えておりまする。また”蔵人頭”となること叶いますれば一層お役に立てましょう…。」

法皇「苦しゅうない。」

重盛と成親がアイコンタクト…任せておけgoodってこと?

重盛と知盛が立ち去った後…

西光「九の宮様、十の宮様を呼び戻されたことで焦ったのでござりましょうな…。平家の武力、財力を繋ぎとめておくためには此度、望みをお聞きになってもよいのでは?」

法皇「滋子が生きておればな…。」

その後、結局…
法皇の近臣の一人が知盛を差し置いて”蔵人頭”に任じられた



清盛の次の手は…延暦寺天台座主・明雲

明雲「来年の千僧供養の件にござりますな?」

清盛「さよう…。建春門院様が身まかられて後、初めての千僧供養。盛大に催したい思うてな。」

明雲「建春門院様亡き後、法皇様はこれまで以上に気ままなお振る舞いをなさっておられるようで…。この度の法皇様のお仕打ち、どうやらいよいよ平家の力を削ぐおつもりでござりましょう…。」

その言葉を清盛は笑い飛ばした

清盛「さようなことはさせぬ!そもそも力を削ぐなどと、我らを思うままに未だ操れると思うて居られるなら片腹痛いことこの上ない。明雲殿、いざという時にはお力を貸していただけましょうな?

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明雲「いざという時?」

清盛「法皇様のお力を抑えねばならぬ…そう思うた時にござります。」




その後…
法皇は千僧供養のため福原を訪れた

この年の正月…重盛は”左近衛大将”、宗盛は”右近衛大将”に昇進し、清盛と法皇とのわだかまりは解けたかに見えた

清盛「ようこそおいで下さりました。亡き建春門院様の御為、とりわけ盛大な千僧供養を催す所存にござります。」

法皇「滋子と共にここからあの海を見た。最後に訪れたはわずか一年前だというのに…まるで幻のようじゃ。……もうここへ来ることはあるまい。」

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その言葉に清盛をはじめ重盛、宗盛、盛国…成親、西光でさえも驚いた

法皇、成親、西光が去り、その後を重盛と宗盛が続いた
残ったのは清盛と盛国のみ

清盛「盛国…いざという時・・その時が来たようじゃのう…。」

清盛の次の一手が始まります



帰京した西光のもとに息子・師高、師経兄弟が来た

師経が加賀国目代として任地に赴いていた際、鵜川寺に立ち寄り、”風呂につかりたい”と申し出た
しかし、法皇の近臣・西光の子だとして断られた
この寺は、延暦寺の末社で比叡山と対立している法皇ゆかりの者を入れることはできないと言った
腹を立てた師経は強行に入ろうとした
初めは些細な小競り合いが、次第に大きくなって…
最後には師経が寺を焼き討ちに…!

これに本山の比叡山が怒り、「師高、師経を流罪にせよ!」と神輿を担ぎ、強訴を起こした




福原では…

のんびりと双六を楽しむ清盛と盛国

盛国「師高殿と師経殿の流罪を求める強訴が始まった由にござりまする。」

清盛「それでよい…。」 計画通りにことが進んでいるのね こわっ!




その頃、重盛は法皇のもとに…
”直ちに内裏を守り固め、山法師どもを退けよ”と命が下され、出動!

…と、西光に呼び止められる

西光「何としてもわが子・師高・師経が流罪にならぬよう守り抜いて下さりませ。」

清盛に怒っていたくせに、こうなると頭を下げてくるなんて…


重盛「無論…師高殿も師経殿も我が父の求めに応じて任地にて宋銭を広めて下さっていたと聞き及びまする。平家の棟梁としてどうして蔑ろになどできましょう…。」

どんな状態でも義を大事にする重盛
そんな重盛がいてくれるから、その陰で清盛は悪だくみを進めることができるんだけどね…

重盛「強訴を退けよと法皇様よりのお下知じゃ!皆々内裏を守り固めよ!」

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貞能「されど殿、叡山とは仲悪しくならぬようにと福原の大殿が常々…。」

重盛「わかっておる。あくまでも脅しをかけるに留めるのじゃ。この軍勢を見せつければそれだけで恐れをなし、逃げて行くはず。者ども!断じて手荒なまねはするでないぞ!」

ドスの効いた物言い、威厳があるな…窪田くんの演技に拍手!



盛国と双六を楽しむ清盛

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乙前と双六を始めた法皇

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二人が放つ双六の賽が交互に描かれる演出がいいよね!

法皇・近臣「申し上げます。重盛の郎党が強訴を退けようとして神輿に矢を射た由にございまする。」

な、な、何だって!!という表情の法皇

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重盛は強訴の阻止に失敗したばかりでなく、神輿を傷つけるという大失態を犯してしまったsweat01

矢が刺さった神輿を見て恐れおののく公卿たち

「われわれでは手が出せん。六波羅へ人をやれ。」そう家臣に命を出す者に声を掛ける成親

成親「そなたは?」

「多田蔵人行綱と申します。」←この方、今後法皇側とも、清盛側とも深く関わっていきます

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成親「…ということは、源氏の武者か?」

行綱「源氏と言いましても今は皆、平家の家人も同じにて…。此度も左大将・重盛様のお召しがあり強訴を打ち払うため参じました。」

成親「あの矢は重盛の郎党が射たというは…まことか?」

行綱「はい…まこと神仏も恐れぬ平家のすさまじい所業にて…。」




福原で双六を楽しむ清盛のもとに神妙な顔をして重盛が訪れた

重盛「父上…申し訳ござりませぬ…。我が郎党の勇み足にてかえって事を荒立てる始末となり、面目次第もござりませぬ。」

清盛「ようやった…。」

重盛「いえ、まこと私の不徳の…。」  ”へっ?”という顔

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清盛「これで朝廷は比叡山の求めに応じざるを得まい。」

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な、な、何だって!これは父上の策略だったか… by重盛




一方、御所では…

西光「今・・何と仰せになりました?」

基房「加賀守・師高は尾張国へ。その目代・師経は備後国へ…流罪と相成った。」

西光「我が子二人とも流罪にすると仰せか?神輿に矢を射たは左大将・重盛が郎党ぞ!」

兼実「その郎党たちはすでに捕縛しました。だが、それしきでは比叡山の気が治まらぬのも道理。」

西光「されど!」

兼実「何と言われましてもこの沙汰…覆ることはござりませぬ。」

そう言うと基房と兼実は立ち上がりその場を後にした

法皇「西光、そなたは入道に陥れられたのじゃ。おおよそ入道は明雲と結んで鵜川寺で諍いが起きるように仕組んだに違いあるまい。」




場面はそのまま福原の清盛に…

清盛「もとより鵜川寺での一件は明雲殿とわしとで仕組んだ。延暦寺の末社である加賀白山に命じ、師経と諍いを起こすように仕向けたのじゃ。」

重盛「何故…そのような…。」




場面は再び御所に…   ←こういう演出もいいよね

西光「何故…さような?」

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法皇「師高・師経の流罪により父である西光…そなたの力は削がれよう…。」





再び福原の清盛が…

清盛「そして西光殿が力を削がれれば、法皇様も力を削がれる。」

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法皇「あやつは…平清盛はわしの力を削ぎ、わしを退けて…この国を思うままに操ろうと企んでおるのじゃ!」

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重盛「もとより父上は法皇様をお助け参らせるおつもりはないのでござりますか?平家の力を高め、王家をお支えしその先に…父上の作りたい国というものがあるとばかり思うておりました。違うのでござりましょうか?」 ←重盛は未だ真っすぐで清い心のまま

清盛「賽の目は…めまぐるしく変わるものぞ。」





そして清盛の策略を知った御所では…

成親「面白うないのう…。」  ←今は亡き信頼(塚っちゃん)の台詞ね!懐かしい!

西光は懐から取り出した宋銭を叩きつける!

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西光は鬼の形相
法皇、成親も怒りを露わに…
法皇の次の一手は?



そして伊豆にも…
西光法師の二人の子が流罪となった一件はすぐに聞こえてきた

政子「父上、お呼びにござりましょうか?」

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時政「そなた…近く誰ぞの妻となれ。わしがよき相手を探してやる。」

政子「私はまだそのような…。」

時政「平家にゆかりのある男のもとへ行くがよい。我らが生きておる限り、平家の天下は続くであろう。政子…そなたには心も体も健やかで暮らして欲しいのじゃ。」

う~ん、親の心、子知らず。子の心、親知らずってところね



そして、鞍馬寺でも…

笛を吹く遮那王のもとに僧都がやってきた

僧都「そなたも出家せねばなるまい。何故今になって躊躇うておる?」

遮那王は弁慶から聞いた話を思い出した

弁慶「うぬの父は源氏の大将・源義朝殿じゃ。」

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遮那王「源氏の…大将?」

弁慶「さよう。平治の戦にて清盛入道に滅ぼされた。そしてあの戦の最中、うぬは常盤殿の腹の中におったのじゃ。」

遮那王「何故、あなたがさようなことを存じておるのです?」

そう聞かれて笑い出す弁慶

弁慶「何を隠そう、うぬを取り上げたはこのわしじゃ!」

「えっ!」という表情の遮那王

弁慶「やはり血は争えぬ。うぬの強さ…まこと源氏の大将たる血筋の者と見た。胸糞が悪いほどの平家の専横ぶり。叩きのめせるはうぬしかおるまい!」

遮那王「母は言いました。私には哀しみとも憎しみとも無縁に生きてもらいたいと…。今のお話、聞かなかったことに致します。」

そう言って立ち去ろうとした遮那王の背中から叫ぶ声

弁慶「わしは武蔵坊弁慶じゃ!ここで待って居るぞ~~!」

遮那王は一瞬立ち止まるがまた歩き出す

弁慶「うぬの気が変わるのを待っておるぞ~~~!」

父が誰かを教えることは清盛を憎しむことになる…そう思って喉まで出かかった言葉を何度も呑み込んだ常盤だったのに…
こんな形で真実を知ってしまうとは…
結果は皆さんもご存じの通りです

そして…都では思いも寄らぬ陰謀が企てられていた

法皇「機は熟した。これより我らは…平家を討つ!」

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大河ドラマ「平清盛」再放送!40話「はかなき歌」

大和田泊が完成し、宋との交易が盛んに行われるようになった

清盛は西光を福原に呼び、宋銭を用いた商いの仕組みを説明し、都で流通するよう頼んだ

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「兎丸…博多を都の隣に…持ってきたぞ。」

清盛は福原の屋敷の柱に飾った兎丸の被り物に語りかけた
海が好きだった兎丸…これからはここで海と清盛たちを見ながら過ごすのね



清盛は近く厳島の社へ法皇と建春門院の参詣を考えていた
泊ができ、音戸の瀬戸を削ったことにより、唐船が心地よく西海を行き来できるのを直に知ってもらうため…
そして厳島の社で武士が頂に立つ世となるために欠かせぬものの誕生を祈願してもらうため… ( ̄ー ̄)ニヤリ                      ↑
                それは…入内して三年、未だ娘・徳子に子が授からないことだった

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その後…法皇、建春門院は厳島の社を訪れた
厳島明神は観音様で、子宝の祈願にも相応しいらしい…
この参詣を契機に厳島の社は平家の氏神にとどまらず、国のための神になっていた

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法皇に続き、建春門院のお出ましに清盛、社司・佐伯たちは平伏して迎えた

佐伯「ようこそ、おいでいただきました。田舎ゆえ諸事、行き届きませぬが、海、山の幸と…あれなる大鳥居の景色にておもてなし仕りまする。どうぞ、ごゆるりとお楽しみ下さりませ。」

法皇「まこと…面白き趣向の社じゃ。古来、寺の塔などは上へ上へと昇る様に築かれておる。されど…この社、横へ横へと広がっておる。」

清盛「それこそが私の目指す国の姿にござります故。」

清盛は宋銭を法皇に手渡し、続けた

「この小さきものが西へ東へ行き渡れば、国は目覚しく豊かになりましょう…。そしてこの厳島明神のご加護があり、帝に皇子様がお生まれになれば、王家と平家の絆は一層磐石。成親殿の義理の弟たる嫡男・重盛は無論、ここにおります宗盛、知盛、重衡…我ら、平家一門、どこまでもお傍そばにあってお支えする所存にござります。」


その後…社の回廊を歩く清盛と盛国

清盛「気がついておったか?年が明ければわしは五十八になる…わが父・忠盛が世を去った年じゃ。時は過ぎたものよ…父上が世を去って二十一年。保元の戦より十八年。平治の戦より十五年。時は移り、思い描く新しき国の姿も少しずつ…少しずつ変転しながら形作られておる。今、わしにははっきりと見えているのだ。北は蝦夷地から南は鎮西まで人や物が連なり、豊かに暮らすこの国の姿が・・・。」

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一方、法皇は…

「どうにも思い描けぬ。あの社の如き、横へ横へと広がる国の形というものが…。」

滋子「誰も見たことのないものを思い描けませぬは道理。」

法皇「だが…あやつは思い描いておる。いつの間にか…あやつはわしの先へ行ってしもうておるのか?」

滋子「よいではござりませぬか…入道殿が何を思うていようと。法皇様は法皇様の思い描く世を…目指せばよいのです。」

法皇「わしの?」

滋子「ご案じなされますな。滋子がおります。王家と平家を取り持つはわが務めにござります。」

滋子に言われると「そうかなぁ~」って気になるよね
法皇が気弱になった時は、しっかり支えてくれる安心できる人



その後、西光が福原を訪れた

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何だか人が変わったみたいにいい人になってる!
清盛の前でこんな顔…したことあったかしら?

西光「今日伺ぅたはほかでもない。相撲節会のことにござりまする。」

清盛「相撲節会?」

西光「かつての保元の戦の後、亡き我が主・信西入道が蘇らせたもの。この夏、再び内裏にて行う運びとなりました。あの時の如く、趣向を凝らした膳の支度を請け合うてくれましょうな?」

清盛「申し訳ござりませぬが西光殿、わしは今、宮中行事に現を抜かしている暇はござらぬ。」

西光「現を抜かす…ですと?」

清盛「私の務めはこの福原にて宋との取引を一層盛んにすること。形ばかりの行事なんぞに投げ打つ財も時もござりませぬ。」

西光「形ばかりとは何事ぞ!内裏を安泰に保つことは何よりの大事と我が主・信西は…。」

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清盛「さよう…信西殿が生きておられれば、我が国造りが何よりの大事とお分かり下されたでしょう…。」

あ~、西光とせっかく仲良くなったと思ったら、怒って帰ってしまった…
清盛的には西光と仲良くする必要なんてないのかもしれないけど…

厳島の社での盛国とのシーンで”平治の戦より十五年”と言っているから、信西が亡くなってからもそれくらい経ったはず
あの時から国の姿も平家の地位もまったく違うのに、”あの時の如く”が通らないのも当然
しかもその時以来の宮中行事に何の意味があるんだろうか…
あっ、宮中行事に意味なんてないか…
”忙しいからそっちで勝手にやって…”という意見はもっともね!




法皇は御所で好きな今様を楽しんでいた

法皇「♪よるひるあけこし たまくらは あけてもひさしくなりにけり
           なにとてよるひる むつれけむ なからへさりけるものゆへに…♪」

「まぁ…恋の歌などお唄いになって…。」滋子はそう言いながら入ってきて、続けた

「しかも、かつての思い人を恋しがって唄う歌ではござりませぬか。どこのどなたを思うておられるのやら?」

法皇「おい。これは今様ぞ。」

滋子「ふふっ。」

法皇「さては戯れか?こやつめ…。わしは今、今様を書き溜めておる。”梁塵秘抄”じゃ。」

滋子の前では法皇はタジタジね!

滋子「”梁塵秘抄”?あ~宋の故事にござりますね?梁の塵を動かすほどの声。すなわち美しい歌声の奥義を集めた歌集と言うことにこざりましょう…。」

法皇「それもあるが。今様など梁に積もる如きもの。吹けば飛ぶようなものじゃ。清盛の泊のように世に役立つようなものではない。何より歌声は後の世に遺すことができぬ。だが、それ故にこそ、わしは今様が好きじゃ。誰にも顧みられなくともいつもそこにあり、そこにいる者を慰めてくれる…楽しませてくれる…。わしは今様が好きじゃ。」

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滋子「それが・・法皇様の目指す世にござりますね…。滋子の心は滋子のもの。そして滋子の心はいつも法皇様のお傍に…。法皇様の世が絶えぬことが…滋子の望みにござります。」

滋子、可愛いな…





その後…
重盛が”右近衛大将”に任ぜられた…大臣となるには、必ず経ねばならない重職

重盛を見つけた義兄・成親は背後から声をかけようとするが、先に公家に挨拶をされてしまい待った
…なのに、偶然のように重盛の前に現れる

成親「重盛殿、此度はご昇進、おめでとうござりまする。」

”私はとっても嬉しいよ~”と大袈裟な物言い

重盛「ありがとうござります。」

成親「”右近衛大将”といえば、かつて中納言・信頼殿が欲し、それがために戦にまでなった官職。それがこうして我が義弟の手に入り、感慨深うござります。」

重盛「まこと…身に余る務めと心得ております。一心に働く所存にござります…では…。」と言ってその場を後にした

笑みを浮かべ見送った成親の表情が一変
自分の身の安泰のためなら何でもするズラ~って感じsweat01




その後、清盛に断られても西光の”相撲節会”の準備は着々と進められているようで…

そこへ成親がやってきた

成親「ご精がでますなぁ…。”相撲節会”ですか…。懐かしゅうござりますな。」

西光「あの頃とは何もかもが違うておるわ。」

成親「何より違うは平家のありよう…。」

西光「…。」

成親「やはり西光殿も…。実は私も面白うないことがござりましてな。」

西光「どう転んでも己の身は安泰…ではござりませなんだかな?」

成親「わが身が蔑ろに成るとなればわが身は別。」←成親、右近衛大将欲しかったのね

西光「つまるところ…平家は慢心しておるのだ。」




その後…
そんな二人の会話をどこかで聞いていた者がいたんじゃないかって思うくらいにタイムリーな出来事が…

滋子に成親と西光を呼び出され、女房・健寿御前が二人の杯に酒を注いだ

滋子「遠慮することはないぞ。飲むがよい。」

成親、西光はともに恐縮して杯に口を付けない

滋子「私が酌を致さねば飲めぬか?」

成親、西光「いやいやいや…」 ( ´艸`)プププ

成親「滅相もないことにございます。」

西光「いただきます。」と言ってようやく酒を口にした

滋子「そなたたちは、長年よう仕えてくれておる。入道殿の娘御が中宮となり、平家の力は強まるばかり。そなたたちにも面白いことばかりではあるまい。されど、どうか腐らずともに法皇様と入道殿の間を取り持ってはくれぬか?」

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そして滋子は続けた
「成親の柔和さ、西光の聡明さは法皇様を頂く世に欠かせぬもの。どうかこの私に力を貸しておくれ。」

西光「女院様の仰せとあらば…。」

滋子「さぁ、そなたたちも存分に飲むがよい。このまま宴としようぞ!」




法皇の五十の祝いの宴が盛大に催された

芸事好きの法皇らしく歌や楽を楽しむ宴が幾日にも渡って行われた
平家一門も皆参じ、祝いの楽や舞などを献上した
平家が押しも押されもせぬ公卿となり、それが法皇の世を支えている。その形がはっきりと示された宴でもあった

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「このたびはおめでとうござります。私に似ずわが子や孫たちは歌も舞もよう致します。今後ともなにとぞお引き立てを・・。」

そう言って平伏した清盛に何も言葉を発しない法皇
チラッと滋子は座を立ち、自ら義兄・清盛に酌をした

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そして続いて法皇にも…
こうやって滋子は二人に仲を取り持ってきたんだよね…

法皇「この世に生まれて五十年。そなたと出会うて四十年近うなる。ようようわかったことは、わしの目指す世にそなたは欠かせず、そなたの目指す世にわしは欠かせぬ。これより先もともに昇ろうぞ!誰も見たことのない高みへ…。」

清盛「この上なき誉れにて…。」そう言って平伏し、法皇とともに杯の酒を飲み干した

清盛「法皇様の世が末永く栄えますよう、我が孫・維盛、資盛より祝いの舞を献上し奉ります。」


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宴からしばらく後…

酒豪と知られる滋子はまたまた一人酒を楽しんでいた !!(゚ロ゚屮)屮

そこへやってきた法皇とその後…

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この花…芍薬か牡丹あたりだと思うんだけど…
もしかしたら婚礼の時に滋子が着けていたものと同じ種類かな?

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昔…璋子は百合、得子は菊、そして滋子は…
皇女は花が似合うな…

「法皇様・・滋子の心は滋子のもの。そして滋子の心はいつも法皇様のお傍に…。」

滋子の声とともに法皇と滋子は抱き合う

そして雷鳴の音が…

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滋子が突然亡くなった…享年三十五歳
酒豪だった滋子の死因は糖尿病によるものとも言われているらしい

法皇は懐から杯を出し、酒を注ぎ、口移しで滋子に呑ませた←素敵な愛情表現

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もちろん滋子の死は平家にも伝えられ…
姉・時子は膝から崩れ落ちた

時子「悔いなき人生であったであろう…。己が光る君のために捧げたのじゃから…。」

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時忠「姉上、それだけのことではござりませぬぞ。今、世を去るには滋子は余りにも優れた治天の君の后にござりました。」



そして福原の清盛のもとにも…

清盛「盛国、建春門院様の死は、朝廷のあり方を大きく変えよう…。」

盛国「はい。」

清盛「だが…わが政は断じて変わらぬ。変わらぬ道を進み行くのみ。それこそが我ら平家と王家の繋がりに心を砕いてこられた建春門院様への弔いじゃ。」

また清盛にとって身近な人が一人逝ってしまった
でもその人の志を背負うことによって、さらに清盛は強く邁進していくはず




御所では法皇が…
月明かりの下、一人今様を唄っていた
きっと滋子を思いながら唄っていたはず
今回のタイトル「はかなき歌」は頷ける

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…と、涙を流していたかと思っていたら突然、高笑いをする
この方は悲しい時ほど、ひどく笑う…それが余計に悲しく見える



建春門院の死という”賽の目”が、清盛と法皇の双六遊びの行方を大きく変えていくこととなる


大河ドラマ「平清盛」再放送!39話「兎丸無念」

京・五条大橋の上…
遮那王と弁慶が出会う
立ちはだかる弁慶を避けて通り過ぎようとした遮那王を弁慶が呼び止めた

「その年恰好…そして赤い衣…さてはうぬ、禿じゃな?この弁慶が千人目の餌食にしてくれるわ!」

神木くんの動きがあまりにも敏速でちょっと意外!(失礼sweat01
いや、でもそれくらい語り継がれている義経像に近くて…ヒラ~リ、ヒラ~リ

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そこへ本物の禿が登場!
遮那王と弁慶を囲む

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しかしリーダー的な子どもの合図で何故か立ち去っていった

遮那王「私は禿などという者ではありません。」

構わず向かっていく弁慶の脛(弁慶の泣き所ってやつね)を狙って撃退した

弁慶「かようなことでわしに勝ったと思うでないぞ。わしはこれまで九九九人の武者に挑んで勝ち、九九九本の太刀を奪った腕自慢なのじゃ。何故わしが太刀などを集めておるか知りたいか?」

遮那王「いえ、特に…。」

弁慶「冥土の土産に聞かせてやろう…。」

遮那王「まだ冥土へは参りませぬ。その前に聞かぬと言うております。」 

このクダリ、漫才みたい ( ´艸`)プププ

立ち去りかけた遮那王に言う「いずれ源氏が…挙兵する時の為じゃ。」

その言葉に反応する遮那王

弁慶は平治の戦で清盛が源氏の棟梁・義朝を滅ぼしたのだと話す
その言葉に目をキラキラ輝かせる遮那王

弁慶「さすがに清盛のことは知っておるか。」

遮那王「父と慕うて育ちました故…。されど、私が五つの時、我が母・常盤は、実の父は他におると申し、私を鞍馬寺に入れたのです。」

弁慶「ん?い、いま常盤と言うたか?」

遮那王「はい。」

弁慶「えっ!?」

青年をまじまじ見て、ようやくシナプスが繋がったみたいな弁慶

「牛若!」

そう言ってすっかり大きくなって重そうな遮那王を高く持ち上げた



そして福原では…
万灯会(まんどうえ)が行われた…一万の灯を点じ、罪を懺悔する法会

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それは民の普請によって実現した

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西行「立派な万灯会にござります。このおびただしい灯火は、そのままお手前の権勢の大きさを示すものにございましょう…。」

清盛「なに…辺りの民の世話をしてきたは兎丸たちじゃ。あやつに進めさせておる泊の普請は、民の力があってこそ出来る故な。」

清盛の兎丸たちの労を労い、民を思いやる気持ちが続いていたら…
今、これを書いてて悔やまれる



その頃、京では…
時忠は”禿”と呼ばれる童を放ち、清盛の国作りに異を唱える者、邪魔立てする者を容赦なく断罪した

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それは民だけに限らず、摂関家兄弟といえど例外ではなく…

兼実「自らの娘を入内させ、さらには法皇様らをお迎えしての千僧供養…そして万灯会。清盛入道の企みは…形作られているのだろうが、ど~にもその形が見えぬ。」

庭に目をやった兼実はギョッとした!

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御所の縁の下にも禿は潜んでいた! Σ(゚д゚;) 怖っ!


その後、福原では…

清盛「此度の万灯会、皆々大義であった。万の灯を点し、これまでの罪や業を悔い改めた上は、大願の成就にひた走るのみ!」

清盛の言動に疑問をもった兎丸は
「お前が悔い改めた罪っちゅうは…禿のことか?あの質の悪い赤い装束のガキども…あれでええと思っとんのか?」

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清盛「思うておる。禿を放ってから表立って平家に文句を言う者はおらんようになった。それ故こうして泊作りができる。」 ←清盛がきっぱりと禿を肯定するとは思わなかった                     

兎丸「わかってへんな~。あんな年端もいかないガキに、あんな働き方をさせて、全うに育つと思うてんのか?あんなもん野放しにしとうたらな…いつかえらい目に合うで。」そう言い残して去っていった

清盛「わしの目指す国の形は、すでに若き日の兎丸が思い描いておったもの。その国の形ができた時、すべては報われよ。」

清盛…結果も大事だけど、兎丸が気にしているのは過程
盛国は出来た近臣だから殿には言わないけど、目が泳いでた
もしかしたら…兎丸と同意見なのかも?



この年、清盛の娘・徳子は”中宮”となっていた

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これに伴い、時忠が”中宮権大夫”
清盛の五男・重衡が”正四位下中宮亮”になるなど平家一門の優勢は留まらなかった

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平家が宴を楽しんでいる中、西行は時子を訪ねた

西行「賑やかでございますな…。」

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時子「はい。福原の殿に仰せつかっております故…。」

西行「仰せつかる?」

時子「歌や舞に親しみ、贅を尽くして宴を楽しむこと…公卿たる一門の嗜み。常々行えと…。」

何の疑いもなく、笑顔でさらりと答える時子に西行は唖然とした

まさに成金だよね

笑う西行を不思議に思い、尋ねる時子

西行「いや…人は変わるものだな…と。されど…些か心配にござります。近頃の入道様は…どこか…生き急いでいられるような…。」

時子「それでも常に…平家は一連托生。如何なる修羅の道も…ともに歩く覚悟にござります。」

源氏物語に憧れていた女の子が、強い覚悟を持った棟梁の妻へ
これもまた”人は変わるもの”


そして福原では…
清盛が待ち望んでいたものが宋から届いた
宋の国司からのお手紙と贈り物
「な~んだ~、国司かぁ~。」とがっかりする兎丸の家来たち
しかし…その国司というのは宋の皇帝の兄らしい !!(゚ロ゚屮)屮 ええっ!
手紙の内容から宋の皇帝が日本との交易を認めたと理解した清盛は大喜び!



しかし…
その後品々は一先ず朝廷に渡り、過去の事例などが調べられた

兼実「無礼千万。古からのしきたりに外れておる。」

基房「”給う”という文言もけしからん。上の者が下の者への言いようじゃ。」

兼実「かような無礼な物、送り返すべし。」

まぁケチつけられるのは分かってたけどね…

その後、成親「…と、言った次第でした。」と法皇に報告

法皇「相も変わらず、万事先例が大事…つまらん奴らじゃ。構わん…品々は貰うておき、返書を作らせよ。」

しかし成親は「たかだか州の長如きの贈り物。法皇様の御名でなさるというのは…。」

西光「清盛入道に返書を作らせては如何でしょう?交易の取次ぎをしておるは入道。それならば先方とのつりあいも取れ、公卿方もとやかく言いますまい。」

何か早い話が「厄介なことは清盛にやらせちゃえば?だって清盛が始めたんだからさ…」みたいな?



その頃、福原では…

清盛「兎丸…泊の普請はいつ終わる?」

兎丸「早うて…あと半年…というとこやな。」

清盛「三月で完成させよ。」

盛国「殿、それはあまりに無体な…。」

清盛「三月ののちには、宋国皇帝の兄・趙伯圭殿がおいでになる。この国とわしに関心を持ち、名を伏せて来ると使者よりの言づてがあった。きっと趙伯圭殿を新しき大輪田泊に迎え、この国が侮りがたい力を持つことを見せる。そして天下に示すのじゃ…この国の頂に立つは、この平清盛であることを・・・。」



しかし…その二カ月後

清盛の命により急ピッチで行われていた泊の普請だったが…
蝉松が大けがをした

兎丸「こいつだけやない。人夫が次々と傷を負うてる。皆、疲れきっとる。このままやったら死人も出る。それも一人や二人やない…仰山や。今回は諦めい。」

清盛「わしの命は動かん。期日通りに普請を済ませよ。」

兎丸「ついにイカレたか?また次があるやないか!」

清盛「次などない!一度負ければそれで仕舞いだ!」←なぜ負けになる?

兎丸「何のための泊や!民のため、ちゃうんか!」

清盛「趙伯圭殿を迎えるは新しき泊!さもなくば宋との交易は叶わぬ!」←なぜ?思い込んでいるだけでしょ?

「わしを人柱に…。」と願い出る蝉松。清盛の願いを叶えるために…(ρ_;)

それでも考えを変えない清盛に、兎丸の怒りは爆発!

「あいつの上に泊ができて、国ができて…そんなものに何の値打ちがあんのや!」

清盛「今こそ、長年我らを見下してきた王家や朝廷を見返すこの機会!些末なことでこの機会を逃すわけにはいかん!」

もう何かに憑りつかれているとしか思えない

兎丸「些末?些末なことやと?ああ、もうええ!もう仕舞いや!泊作りなんぞやめや!俺はきっと悪をひっくり返そう思うてお前についてきた。けどお前のやっとることは悪や。悪と悪がひっくり返っても…また悪がてっぺんに昇るだけや!」

今回は兎丸が正しい
清盛は作業をする者がいなくなったら、間に合わなくなることわからないのかな?
力で押さえつけてもダメなこと…気づかないのかな?

兎丸「お前の国作りは、盗賊が物盗むんとおんなじや!」

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たまには対立したこともあったけど…長年の相棒・兎丸との最後がこのセリフでこの顔って言うのが寂しいよ…

兎丸とともに人夫たちも皆、去っていった



ポツンと一人、海を眺める清盛のもとに盛国がやってきた
どんな振る舞いをしようと盛国だけは傍にいてくれてる…

盛国「海を見ると思い出しまする。かつて漁師であった頃、亡き父と魚を採って暮らしておった頃の事を・・。」

そして昔話を続けた

盛国「白河院の殺生禁断令によって漁が禁じられ、されど父は飢えた者の為に禁を破って漁をし、捕えられ命を落としました。その折、若き殿は白河院に直々申し立てて下さったものです。」

清盛「何が申したい?今のわしは白河院のようだと言いたいのか?」

盛国は何もいわないけれど、答えはたぶんyes
どんな時も清盛に賛同してついてきた盛国でさえ、今の清盛のやり方には賛同できないことを表すって…よっぽどだよね




京・五条大橋の下
未だ腸が煮えくり返っている兎丸とその家来たちはやけ酒を呑んでいた

そこへ妻・桃李が心配してやってきた
「途中で投げ出すなど殿らしゅうござりませぬ!さぁ福原へ戻りましょう…。」

兎丸「何であんな奴についてきてしもたんや…何十年も。」

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桃李「お父の仇の子であっても…しばしばぶつかっても…清盛様の生きる道に賭けるのが面白いと思うた故にござりましょう…。」

兎丸「そやから余計腹たつんや!あの海賊船であいつが言うたんや…平家の元でやったらおもろい事ができる。おもろい事ができたらお父の義を証せるって…。けど結局あいつは、平家がのし上がることしか考えてへんかった!」

今は腸が煮えくり返ってるけど、本当に決別する気はないのかもしれない…
桃李の思いもしっかり伝わってるし…
ここで文句を言って…頭冷やしたら帰る気でいたのかもしれないって…このセリフから感じたんだけど…

兎丸「朝には帰る。今日はここで飲ませてくれ。」

頷いた桃李がその場を離れた後、すぐに振り向いてる…もしかしたら何か感じたのかな?

兎丸「よっしゃぁ…これからどないしようかいのぅ…。」

家来「また海賊船に乗りましょうや!」

兎丸「お~、それええのぉ!ほんで大輪田に向かう宋の船、襲うたんねん!清盛の奴、困るで~。お~酒が切れとるで。どこぞで仕入れて来いと。」

家来「はい、承知~!」笑いながら去って行く ←なぜ三人で買いに行く?

一人になった兎丸は急に寂しそうな顔に…空元気だったんだよね

…と、禿たちが現れた!

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兎丸「出たな、赤鬼…もうやめぇ。ろくな大人にならんぞ。もっと全うに…。」

少年の肩に手を置いた瞬間、赤い羽が兎丸の腹に刺さった
逃げ去る少年

兎丸「おい、待てぇぇ!」 

痛みに耐えながらも少年を追いかけ、五条大橋の上まで来た
禿の歌声とともに忽ち兎丸は、禿たちに取り囲まれる

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兎丸「こら、ガキ!」 

取り囲んだ禿たちは一斉に兎丸に羽根の矢を突き刺す
苦悶の表情で座り込む兎丸に、禿たちはとどめとばかりに再び一斉に矢を突き刺した




翌朝…
福原の清盛のもとに兎丸の家来たちが”頭は来ておらぬか?”と尋ねてきた
それを不思議に思った清盛、盛国も一緒に探し廻る
…と、清盛の頭上から赤い羽根が落ちて来た…清盛はそれが禿のものだってすぐにわかったはず
羽根が落ちてきた上…五条大橋に行く清盛
そこにはおびただしい赤い羽根と兎丸の被り物が落ちていた

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突然犬が吠え出し、橋の下を見ると民たちが手を合わしていた
慌てて下へ戻る清盛
赤い羽根の矢が何本も刺さった兎丸がそこにいた

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声すら出せない清盛だったが
駆け寄り必死で兎丸から矢を抜き、抱きしめた

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どの時点で兎丸がすでに亡くなっているって気づいたんだろう…

家来や桃李だって…兎丸に駆け寄り、抱きしめたい気持ちは清盛と同じだろうに
この時代、殿がいる時はご法度だったのかなぁ…




その後平家では…

一門が兎丸の死を悼み、静まり返っていた

「葬儀は福原にて、一門を挙げて盛大に執り行う。」
庭に向きながら清盛は一門にそう告げた

…とそこへ禿たちが現れ、笑みを浮かべながら清盛を見つめてた

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AKIが思うに…
禿たちのしてきたことはすべて清盛のため
賞賛してもらえることを期待していたのでは?

しかし清盛は…
「時忠…禿は…始末せよ。」 なんと!

ここまでさせてしまった子どもはもう元には戻れないのか?
返事をしない時忠も、清盛が自分に任せたと喜んでしていたのに…今後の関係は大丈夫?

抜け殻のようになってしまった清盛…当然だけど

盛国「全ては殿が邁進するために起こったこと。どれだけ欲しても兎丸は戻りませぬ。それでも…進みまするか?この修羅の道を…。殿のお心の中にだけある国に向かって…進み続ける覚悟がおありにございまするか?」

無言の清盛だけど…

盛国「ならば…盛国もともに…命を賭して殿に喰らいつき、この修羅の道をともに参りまする。」

涙を流す清盛

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自分の行いが大切な大切な兎丸の命を奪ってしまって…
今の清盛は一言では言い表せられない後悔と悲しみでいっぱいなはず
でもそんな時、同じくらい大切な盛国の言葉は何より嬉しく、心強かったことでしょう…




一方、清盛の命を受けた時忠は…
思いをぶつけるように禿たちの服を炎に投げ込んだ

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炎の上に舞い上がる羽根…
清盛への怒りや虚しさ…
でも平家を離れては生きてはいけない自分の定めもわかっているはず…
彼も自分で折り合いをつけていくんだろうな…




清盛は再び兎丸が亡くなっていた場所へ向かう
そこには無表情で立ち尽くす妻・桃李と
父を呼び続ける息子・子兎丸の姿があった
どちらも清盛にとっては大切な人…きっと辛かったに違いない




その晩…
一人、石に何やら字を書いている清盛を兎丸の家来三人が刀に手を掛けて囲んだ

清盛「仇を討ちに来たか…。」

家来の一人が清盛に切りかかろうとして他の者に止められた

家来「それは何をしておる?」

清盛「経文じゃ。人柱など立てずとも…こうして経文を書いた石をつめた船を沈めればよい。兎丸の志とともに…。兎丸の志こそが…新しき泊の礎じゃ…。」

泣き崩れる家来たち



そして…
清盛は桃李、子兎丸、家来たちとともに経文を書いた石を船に置き、合掌
これが後に”経ヶ島”と呼ばれた由来

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その後一年をかけて清盛は、遂に大和田泊を完成させ、宋国の使者を迎えた




久々に号泣してしまいました 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
思えば第一話では「まえだまえだ」の兄弟が幼き日の清盛と兎丸を演じ…
(たぶん)第5話「海賊討伐」で再会
以来長きに渡り清盛の傍で右腕となってくれていた兎丸…
思い出が多すぎて…
しかも別れ方が悲し過ぎて…
志半ばで命を落としていった者たちの思いを背負って邁進する清盛
また一人加わって、さらに心を強くして進んでいくはず…

大河ドラマ「平清盛」再放送!38話「平家にあらずんば人にあらず」

福原では…
兎丸たちが波除けの岬を作る手立てを考えていた

清盛「そろそろ…桃李と子兎丸をこちらに呼び寄せてやったらどうじゃ?父の背を見て子は育つものぞ。」

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そう言われた兎丸…照れてる ( ´艸`)プププ



その頃、内裏では…

「相国入道清盛は…子や弟たちを次々に公卿にして朝廷を操っておる。その上、幾度も宋人を福原に呼び寄せ、な~にやら怪しげな取引きをしているらしい…。武士上がりなんぞに政をさせるは国が滅びるもと!このままでは置かぬ。」と一人の役人が仲間に話していた
…と、その役人が一人になると、どこからか鈴の音が聞こえ、キョロキョロと辺りを見回すが誰もいない
安心したところ…

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赤い装束の子ども(禿)らに囲まれた! ホラーだわ !!(゚ロ゚屮)屮

その後、時忠に突き出された

時忠「この国の者は皆、清盛入道様のおかげを被り生きておる。入道様の為されることに異を唱えるは、この国で生きるを拒むと同じと心得よ。」

役人「命ばかりは何卒!」

小屋の外には役人宅から持ち出してきた家宝が並べられていた

時忠「これらは尽く召し上げる。ご苦労であった。そなた(禿)たちで分けろ。」

時忠はこのようにして禿を町へ放ち、清盛の国作りに異を唱える者や邪魔立てする者を容赦なく断罪した

しかし姉・時子は…
「些か行き過ぎではないか?殿はすべてご承知だと申すか?」

時忠「新しき国作りに邪魔になるものは、決して許さず取り除けとの仰せ。兄上が都に憂いを残さず、福原にて存分に国作りに勤しむために、私を見込んで任せて下さった務め。私は誇りに思うております。」




そして伊豆では…
政子が夜更けに一人、佐殿が昼間、口にした言葉を思い出していた

「源氏は滅びぬ。わが身は滅びても…源氏の魂は断じて滅びぬ!」

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そこへ父・時政がやってきた

政子「父上、佐殿とは何者にござりますか?源氏の魂とは…如何なることにござりますか?」

時政「言うたはずじゃ…知らずともよいと…。」

しかし…政子の真っすぐな眼差しを見て時政は、頼朝の過去を少しずつ語っていった

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「清盛に逆らえば、厳しく罰せられる。佐殿に断じて近づいてはならぬ。」と時政は改めて政子に言った



そして福原では…
兎丸が清盛を待っていた

兎丸「ついにできたで!」   あっ、桃李と子兎丸もいる 呼び寄せたのね!

早う、早うとばかりに清盛、盛国を急かせ、庭に置かれた水の入った器の前まで連れてきた
「これが海や…で、これが使わなくなったぼろい船、その中に石をたくさん入れて…沈める。それを繰り返すと…。」   

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兎丸「波除けの岬ができるっちゅう寸法や!」

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清盛「面白い!」

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皆、歓声が上げる! 

そこへ忠清が…
「北の方様が…俄かな病にござります。」 清盛に続き、今度は時子かぁ

急いで京に戻ってきた清盛 (汗ぐっしょり)

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頬被り姿もいいな…

時子「まぁ殿!おいで下さったのですか?わざわざ福原から…。」

清盛「当り前じゃ。男より丈夫なそなたが倒れたなど、ただ事では故な…。」

時子「まぁ、なんて失礼な…。」 と言いつつ笑っている

清盛「思うたより達者そうで…安堵したぞ。しかし…暑いのう…。」

盛国「ひと時も休まず、駆けて来られました故。」←えっ、走って?馬じゃないの?五十過ぎで!?

清盛「いらぬことを言わずともよい!」 あら、照れちゃって… ( ´艸`)プププ

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時子「殿…都に戻ってはいただけませぬか?昨年暮れより重盛は体が優れず、権大納言を辞任致しましてござります。今もまだ務めには戻っておりませぬ。」

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時子「入れ替わりに宗盛が権中納言となりましたが、何しろまだ若うござりまする。」

清盛「みんなで一門を支えればよい。」

時子「時忠のしていることも、一門を支える務めにござりますか?」 

一番の気がかりはここよね 

清盛「あれこれと気をもませてすまぬな…。されど今は堪えてくれぬか?何かを成し遂げるためには憎まれることをいとわぬ覚悟がいる。」

時子「されど…かつて…信西入道は…。」 ←AKIも同じことを繰り返しているように思う

清盛「さよう…。己の目指す国作りに邁進し、憎まれ、そして討たれた。だが我らは武士じゃ。比類なき武力と財力を誇る武門じゃ。誰にも邪魔はさせん。」

時子「殿の目指す国作り…行き着く先は…どんな形をしておるのでございますか?」

清盛「徳子はどうしておる?」 ←殿の国作りに欠かせぬ人


清盛をはじめ一門で徳子の琵琶を聞いた

清盛「見事なものじゃ。これならばいずこの公達の妻にでもなれよ。」

時子「どなたか良きお方が?」

清盛「まだ少しばかりお若いが…この正月にご元服もお済じゃ。」 ←なぞなぞみたい

一門の者はそれぞれ思案
一人、二人と「はっ!」となる
…が、宗盛だけは未だわからないみたいで… ( ´艸`)プププ
弟・知盛に「帝にござります。」と耳打ちされて…
「帝!!!!」

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高倉帝役・千葉雄大くん初登場です!かっわいいよね~(*´ェ`*)

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後日、清盛はそれを実現させるため義妹・建春門院を訪ねた
建春門院「そなたの野心、どこまでも果てしがない。」

清盛「はて?子を思う親の心に果てしがないは…道理。お若く賢明な帝の母にあらせられる建春門院様ならば同じ思いのはず。」

建春門院「そう容易くはゆくまい。」

清盛「あのお方はいかがなさっておられましょう…。」

建春門院「近頃妙なものに凝っておられる。」

それは後白河院が書物で知った遊びで、より大きなものを食べたものが勝ちだという
(もちろんホラで)

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建春門院も、女房も、西光も、成親も大きいものを言うが一人も院には勝てないのだと言う

清盛「院は何と言い返しておられるのです?」

笑う建春門院と女房

建春門院「さて…それは会うてのお楽しみじゃ。徳子の一件、法皇様に直々に言うがよい。他ならぬ兄上の頼み、私もできるの限り力添えをしようぞ。」



その後、後白河院に会う清盛

「此度は珍しいものが手に入った故ぜひ…。」と清盛は宋から取り寄せた羊たちを献上
(こんな綺麗なの見たことがないというくらい真っ白な羊さんたち)
それからジャコウジカから採れるジャコウも一緒に献上

法皇「回りくどいことはよい。また何の悪だくみじゃ。言うてみよ。」

清盛「娘・徳子が十七になりましてござります。ぜひ、帝のお役に立てますれば…。」

西光「なんと、あからさまな!」 ←だって回りくどいのは嫌なんでしょ? ( ´艸`)プププ

成親は西光同様に只々驚き、法皇に至っては驚き過ぎて笑ってる

法皇「さようなことよりも、如何に大きいものを食うたかホラを吹いてみよ。より大きいものを食うた方が勝ち…という遊びじゃ。」

出た!法皇のマイブーム
清盛もこれは想定内
でもこれに安易に乗っかって負けてしまったら、徳子のことはきっと失敗に終わってしまうはず
羊やジャコウも贈ったのにそれは痛すぎる!

何と答えるか期待の目をして待つ法皇に…
「俄かには妙案が浮かびませぬ…。次にお会いするまで考えさせていただきとうござります。」  な~んだ、つまんないのdown by法皇

清盛が徳子の入内を目論んでいることは、すぐに宮中に広まった
公卿たちや以仁、八条院暲子はこれ以上清盛が力を持つことを懸念した
…と、宮中の者が突然苦しみ出し、倒れ…
得体の知れない疫病が都を襲った

その後…
法皇が献上した羊たちを返したいと申し出てきた
疫病の原因が羊だという噂があるからだ
しかしそれは八条院暲子の企てた嘘の情報だった
法皇がそれを理由に入内の件を拒む恐れもある

清盛は盛国に命じた
「時忠に良からぬ噂を流している者を探させよ。そして法皇様と建春門院様を福原に招く手筈を整えよ。」 ←清盛の次の一手ね

「こうなれば腹の探り合いをしている時ではない。」と付け加えた



法皇と建春門院が福原を訪れた

部屋の真ん中に行かれた器に目が行く

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盛国「これは…我らが今進めております大和田泊の浮心にござります。」と、岬作りの方法を説明した

西光「さようなことができるのか?」

盛国「亡き信西入道の志、殿は一日たりとも忘れたことはござりません。」

建春門院「福原は初めて来たが、良き所じゃ。」

法皇「お気に召したようじゃな。」

建春門院「はい。」

清盛「ならば、この福原を法皇様のご領に…。この地を…近辺の所領三ケ所共々…献上仕ります。」

法皇「そこまでして娘を入内させ、その先に何を企んでおる。如何なる野心を持っておるのじゃ。」

清盛「それこそが私の食うたものにござります。」 

AKIの出した答えも同じ!野心の大きさは人それぞれだもんね


法皇「そういうそなたをわしは食おう…。如何に大きなものを食うても、そやつを食えば、わしの勝ちじゃ。そなたの野心など、すべて食い尽くせるものぞ。」 Σ( ゜Д゜)ハッ!その手があった!

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清盛「どうぞお召し上がりくださりませ。すぐに貴方様のお腹を破って…出て参りましょう…。」

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法皇「滋子…清盛が娘・徳子の入内…進めるがよい。」 (v^ー゜)ヤッタネ!!



その後、徳子は入内し、高倉帝の后になった

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そして、これを機に体調が優れず職を離れていた重盛も”権大納言”に復帰した



徳子の入内を阻止できなかった八条院暲子は…

「手ぬるかったようじゃ。もっと噂を流せ!あること、ないこと何でも構わぬ!」そう家来に命じた

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しかし…その直後
「ああ!」
立ち去った家来の声がして後ろを振り返る暲子
庭には赤い装束の子どもが…

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驚き、腰を抜かす暲子

時忠に突き出された暲子の家来

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時忠「平家に仇する者は許さん。」

家来「お許しを!」

時忠「身ぐるみを剥がせ。こやつの家財道具共々、褒美として取らせる。」

その様子を見ていた兎丸
「おい、ちょっとやり過ぎとちゃうか?あの禿いうやつは、元は身寄りのない子どもやろ?それをこんなことに使うてええと思うとんのか?」

時忠「これは海賊の棟梁だったお方の言葉とは思えませぬな。」

兎丸「海賊やったから言うとんねん!」

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時忠「放っておけば、それこそ賊になるしかない者たちぞ。こうして食い扶持を与えてやっておるのじゃ。これもまた、貧しい民を救う立派な政ぞ。」

「兎丸…平家にあらずんば、人にあらずじゃ。」と付け加えた

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有名な言葉で清盛の言葉と思っている方も多いのではないかと思いますが…
(そういうAKIもこのドラマを見るまでそう思ってました…清盛さん、ごめんなさい)
時忠が言った言葉です


そして…歴史上あまりにも有名になった二人の出会いが…

鞍馬寺の住職の命で急ぎ、都へ向かうことになった遮那王
京・五条大橋の上

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向こうからやってきて、遮那王の前に立ちはだかったのは…
高下駄を履いた厳つい僧だった

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大河ドラマ「平清盛」再放送!37話「殿下乗合事件」

福原で清盛は新たな国作りを着々と進めていた

宋の海商・周新を館に呼び寄せた

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清盛「遥々来てもろうたは他でもない。これまで大宰府で行っていた取引きを今後はこの福原で行いたい。ついては宋の然るべき人に取り次いでもらいたい。」

周新「あやや~~!恐れながら…そのようなお人には入道様といえど、そう易々とは会えません。」 ←周新さんの”アヤヤ~!”がカワイイheart04 この方、見たことあるから日本人ですよね? 

兎丸「そこを何とか!!」 と脅しにかかる

盛国「よさぬか…兎丸。」 兎丸とアイコンタクト 兎丸は手を引く

盛国「いきなり会えぬは道理。まずは我らより贈り物を致しとうござりまする。ついては仲立ちを願えませぬか?」

周新「嫌ですわ~。私如きに…一介の商人に…さような力は…。」

清盛「もうよい…盛国。他にも船商人はおる。長年にわたる周新殿との取り引きを取りやめ、よそへ頼めば良いことじゃ。」

顔色を変える周新

周新「そればかりは…何卒。」

アメと鞭の連携プレーでまずは周新を意のままにした
盛国と清盛のアイコンタクト ”一丁上がり!”って聞こえてきそう ( ´艸`)プププ

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その晩…

盛国「さて…何を贈れば喜ばれましょうな…。」

兎丸「それは金やで!」

清盛「金と言えば奥州であろう…。」

盛国「奥州藤原氏三代目棟梁・藤原秀衡が治める奥州平泉は、京にも劣らぬ栄えた地とのこと。その財力、兵力は計り知れません。」

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清盛「都と離れておるをいいことに好き勝手やっておるのじゃ。」

盛国「恐れながら…殿も人のことは言えませぬ。」 ( ´艸`)プププ

清盛「重盛を呼べ。」 ←たしか…京~福原間は馬で一日だったような…
                結構頻繁に行き来があるsweat01


重盛が福原に赴いたあとの朝議

重盛「藤原秀衡を”鎮守府将軍”に任じては如何でござりましょうか?秀衡は蝦夷地との交易にてその産物を得ております。それらを速やかに都に届けるためには、秀衡にこの職を与え、朝廷の意に服させるべきと存じます。」

基房「まことの狙いは何ぞ。」 ←さすが摂政、手強い

しかし朝議には教盛、宗盛もメンバー
すかさず助け船を出し、提案は可決した



その後、藤原秀衡は正式に従五位下”鎮守府将軍”に任命した

朝廷を動かすことによって清盛は奥州より金や様々の財宝を手に入れた

それらの中から宋への貢ぎ物を整え…

次は…どのようにして宋からの使者を招くかだった

盛国「国と国との取り引きでなければ、おいで下さりますまい。」

清盛「法皇様にお出ましいただくということか…。」

盛国「さすれば体裁は整いましょう…が、王家のお方が宋人と直々にお会いになるなど異例なこと。」

清盛「何よりそう容易く、わしの誘いに乗るまい。」

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そこへ時忠が「容易いことにござります。」と現れた

時忠は宋から奥州に届いたという赤く珍しい羽根を手に取った
「私にお任せあれ。」 何とも自信ありげに言う



その後、時忠は法皇を訪れた

時忠があの赤い羽根を首から下げているのを見つけた法皇は早速興味を示した

時忠「これは宋より取り寄せた鳥の羽にござります。」

法皇「さように赤い鳥がおるものか。」

時忠「おりまする。それ…このように。」

ドラの音とともに赤い装束の子どもが入ってきて舞った

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珍しもの好きの法皇は釘付けになった ←時忠、さすが!

法皇「これは一体何と言う鳥じゃ。」

時忠「近く福原に宋人を招くそうにござります。如何にござりましょう…法皇様もご隠居の上、直々に話を聞かれてみては…?」

法皇「面白い…会うてみたい。」

成親「なりませぬ!治天の君が宋人と直に会われるなど異例のこと!」

法皇「なればこそ…朕がその先駆けとなる。」 ←前例がないというのも法皇は好きよね

成親「きっと朝廷が黙っておりますまい!」

法皇「なればこそ…参る!」 

西光「なんぞ清盛入道の企みのはず。」 ←清盛相手っていうのも好きよね

法皇「なればこそ…面白いのじゃ。」 

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後日、知らせを聞いた福原の清盛は…
時忠が上手いことやり過ぎて逆に呆れていた
盛国も敵には回したくないと…
法皇が福原に来ることが決まって、国と国との取り引きとして宋の使者と会う手筈が整った



その頃、摂政・右大臣兄弟は…

基房「福原に潜んだふりをして、朝廷を思うままに操るなど小賢しい真似を…。」

兼実「コソコソと何をしておられるのでしょう…。」

基房「そもそも交易で国を豊かにしようなど成り上がり者の卑しい考え…。何としても叩き潰してくれるわ。」 ニヤリ


ある日、重盛が家人をふと見ると赤い羽根を首からぶら下げていることに気づく

重盛「あれは何ぞ?流行っておるのか?」

貞能「時忠様がご自分の郎党に揃いで着けさせている由にござります。」 フ~ン by重盛


その後、事件が起きた
重盛の次男・資盛が鷹狩の帰り、橋の上で摂政の輿と出会った

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”相国入道の孫”と資盛が輿を降りなかったことに”これ幸い”と思った摂政・基房は「許すまじ。」と資盛の輿を襲わせた

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その間も輿の中で上機嫌に「ほぉ~~~、ほぉ~~~。」何やら歌っている基房

その後、事件を聞きつけ、慌てて基房のもとへやって来た弟・兼実
「何ということを為されました。知らなんだとは言え、よりによって清盛入道の御孫君の輿を…。」

基房「知ってのことじゃ…。平家の輿と…知ってのことじゃ。」フフッ 

兼実は基房の信じがたい言動に口をあんぐりと開けた

基房「分際を弁えず、国作りに口など出せばどうなるか…思い知らせてやったのだ。」ヘヘン 

兼実「仕返しをされたら、どうなさるおつもりですか?」

基房「平家の棟梁・重盛は入道様と違い、何事にも筋を通そうとする。きっと…何も言えまい。」 ←重盛の性格を熟知してるな~



そして平家の館では…
資盛が怪我をして戻ってきて、祖母・時子、母・経子、兄・維盛が心配していた
そこへ重盛も駆けつけた

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維盛「父上、これはあまりな仕打ちにござります。資盛のため、どうか訴え出て下さいませ。」

しかし重盛は
「摂政様が通られる時には、こちらが輿を降りて礼をせねばならぬ。そのことは教えたであろう…。此度のことは礼を欠いた資盛、そなたの過ちじゃ。」と

時子「重盛、これは摂政様と資盛だけの問題ではない。我ら平家と藤原摂関家の一大事ぞ。何も臆することはない。そなたは平家の棟梁として正々堂々と訴え出れば良いのじゃ。」

そこへ摂政の使いが来たとの知らせ
資盛を襲った供奉たちの職を解くとのこと…
摂政はこの件に関して筋を通したことになる(これは重盛が訴えてこないよう…の策だけど)

しかし、重盛はそれさえも必要ないとした
もちろん訴えもしない
摂政の思惑通りになった形に… 
いや、供奉たちの職を解く必要もなくなったのだから思惑通り以上だったのかもしれない



その重盛の裁断は福原の清盛にも届いた
「重盛らしい。」という清盛

「まこと公明正大…実に正しいお考えと存じまする。」と盛国

しかし時忠は
「されど、いささか正し過ぎましょう…。正し過ぎるということは、もはや間違うているのと同じにござります。」と言う ←正しいことが正解とは限らないってこと?



その後、清盛は慣例を破り、宋人を福原に招き、後白河院の謁見まで果たした

清盛はいつの間にやら中国語を話せてる!

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でも後白河院は???みたいで…「何?何?何て言ったの?」みたいな顔
西光はどうなんだろう?信西は話せたけど…
「金をはじめ、様々な財宝の贈り物、我が国の皇帝もたいそうお喜びです。」は通じない方がいいのよね…密かに奥州からくすね取ったのがバレちゃうから…

宋から土産物に目を輝かせる後白河院(孔雀の団扇shine

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ご機嫌の後白河院に清盛は(*^ー゚)bグッジョブ!!

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清盛の悲願だった宋との交易を要とする国作りは、いよいよ実現しようとしていた



福原での出来事と清盛に怯える公卿たち
そこへ基房が現れる
「騒ぐでない。また…輿でも襲ってやるがよい。ど~せ重盛は何も言えん。相国入道が都を離れ、勝手な国作りに現を抜かしているうちに、平家の土台を…叩き壊してやるのだ~~~!」



そして福原では…
清盛、盛国、時忠が晩餐中

「これ以上の勝手はさせぬと摂政様が息巻いておられる様子。」と時忠

清盛「時忠…わしはこれより先、いよいよ国作りに本腰を入れねばならん。都に憂いを残しとうないのだ。わしがこの福原で新しき国作りに勤しめるよう、そなたは都でそなたの務めを果たしてくれ。」←暗号のようなお達し それが何なのかわかる時忠は一門の鑑ね

そして平家では…
未だ重盛が訴えを起こさないことに一門は不満を訴えた

しかし重盛は
「摂政様はその後、随身を七人も解かれたと聞く。先方がすでに筋を通しておられるのだ。この上何をすることがある。棟梁たるもの私心によって物事を決めるわけには参らぬ。」
そう言い残して座を立った

資盛本人も納得いかない様子で…
正しいことをしているはずなのに、誰も賛同してくれない
重盛は自問自答しているのかな?



そして新たな事件が起きた
またまた輿に乗って橋を通る摂政
上機嫌に「ほぉ~~、ほぉ~~」などと唄ってる (^-^;
…と、輿の外が何やら騒がしくなった
見ると、供奉たちが何者かに痛めつけられていた…たぶん死人は出ていない模様
その何者かが輿に手をかけた

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基房「お、お許しを!お、おゆるゆるしを…うわぁ~うわぁ~~!」

そんなことが起きてるとは知らない重盛が御所を歩いていると
会う人会う人が表情を硬くしてお辞儀をする
不思議に思う重盛
公卿たちにいたっては恐れおののいていた

重盛「如何されました?」

基房「も~し訳ござらぬ~、も~し訳ござらぬ~!」

訳の分からないとでも言うような重盛の表情を見て兼実は…
「そなたではないと申すか?」

重盛「は?」

重盛は事件のあったという場所に行く
基房の輿が無残に壊されていた
近くの柳にはアノ赤い羽根が残されていて…
時忠が関与していることがわかったに違いない…ということは父・清盛が…

重盛が館に戻ると…
一門が笑顔で迎えた

宗盛「御見それ致しました、兄上。」
知盛「三月沈黙した後での果断なご処置、摂政様もかえって恐れを為したことでしょう…。」
資盛「父上、ありがとうござりました。」

子・資盛をはじめ一門の信頼を取り戻したのはいいけれど、それは重盛がしたことではない
無理をして笑顔を作っている重盛が痛々しい
妻・経子だけは察したみたい



その晩、一人写経をする重盛
…と、突然怒りをぶちまけた!
大声を出し、地団太を踏む
そこへ経子が駆けつけた

重盛「間違うておったと申すか?私が…間違うておったと…。」

経子「いいえ…いいえ。」そう言って重盛を抱きしめた

重盛「なれぬ…。私は…父上には…なれぬ。」そう言って泣いた

清盛は福原に居ても意のままにできるということを証明した出来事じゃない?
もちろんそういう力的な面もだけど、心理的な面こそ重盛には無理だと思えたんじゃないかな?


そして東国では…
「そうそう…近頃は赤い羽根をつけた装束の子どもたちを町に放ち、平家を悪しざまに言う者は容赦なく捕らえておるそうじゃ。”禿(かむろ)”というそうじゃ…。」

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大河ドラマ「平清盛」再放送!36話「巨人の影」

新しい国作りのため、清盛が次に目をつけたのは比叡山・延暦寺
強大な寺社勢力の比叡山と強く関係を持つことで力を増していこうとした

一方、後白河院は清盛との対立を深めていった
清盛は後白河院の力が及ぶ京を離れ、福原に居を構えた

鞍馬寺に預けられた牛若は”遮那王”と名付けられた

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鞍馬寺の僧は母・常盤に言う
「まこと知らせなくてもよいのですか?男たるもの己の父がいかに生きたか知りたいは道理。しかもその父を滅ぼした相国清盛様を…。」

常盤「私の務めは生きて子らの命を守ること。真のことを知れば、牛若はいずれきっと命を落すことになりましょう…。」

何度となく牛若に言いかけるシーンがあったけれど、まだ言ってなかったのね
そうしているうちに常盤の心はハッキリと決まったのね



清盛は後白河院を福原に招いて千僧供養を行った

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清盛「かしこくも治天の君をお招きしての千僧供養。これで福原は特別な地となり申した。」

明雲「京でもなく、南都でもなく、かように辺鄙な地で執り行うとは極めて異例のこと。一体何をお考えか…いや、詮索は致しませぬ。相国入道様のご大願、成就あそばすよう、この明雲、叡山よりご祈願致しましょうぞ。」

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あの明雲が清盛には優しくいい人になってる!あくまでも”清盛には”

そこへ上皇がやってきた

上皇「わしを呼ぶため財を投げ打ち、万全の支度をしたと見える。何を企んでおる?」

清盛「本日は上皇様をお迎えでき、身に余る誉れ。どうぞ今宵はごゆるりとおくつろぎ下さりませ。」

清盛にはぐらかされた感じで上皇は去っていく

その後、清盛は重盛に伝える

「新しき館も完成し、千僧供養も済ませた。この先よほどの大事の起こらぬ限り、わしは京には戻らぬ。重盛…そなたはいよいよ棟梁として一門を引きよ。」

重盛、父上から直々のお達しがもらえてよかったね!時忠がいろいろいちゃもんつけて宗盛と溝ができたけど、まずは一安心…がんばれ~重盛!

重盛「謹んで…承りましてござります。」

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別室で寛ぐ上皇一行

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西光「あそこが大和田泊ですなぁ~。亡き我が主・信西が志した遣宋使節の船…ここから出すことができれば、何かと好都合でしょうなぁ。」

成親「西光殿は相変わらず信西殿、信西殿ですな…。」

西光「何か障りでもありましょうか?」

成親「さようなことは言うておりませぬ。」

おいおい、貴方たち、血は繋がってないけど兄弟じゃなかったっけ?
バチバチ火花が飛び散っている感じ

上皇「出家をし、叡山と手を組む。京を離れ、海の近くに住む。大船の入れる泊を造る。なるほど…遣宋使も夢ではない。だが…都を留守にするは賭けじゃ。おのれ不在の六波羅を一体どう率いるつもりなのか…。」

すくっと立ち上がる成親
「弟と酒でも飲みとうなりました。」 ”では、さようなら”とでも言うような顔

上皇、西光と一緒にいるのが嫌になった?それとも次に一手?



酒を酌み交わす義兄弟の成親と重盛

成親「おお!棟梁になられましたか…。それはめでたい!ささっ。」
そう言って重盛に酌をした

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重盛「ありがとう存じます。」

成親「如何なされた?思う事あれば何でも言うて下され。我ら、義理とはいえ兄弟ではござらぬか。」

重盛「私に…務まるでしょうか?」

成親「何を言うておられる?無論ではないか。」

重盛「私は…母・時子の実の子ではござりませぬ。母の産んだ弟・宗盛こそが棟梁となるべき。そう思う者もおりましょう…。」 ←直々のお達しなのに、まだ不安はあるんだね

成親「さような事を気に病んでおったのでござりますか。血筋だけが棟梁の器を決めるのではないことは、清盛入道様が身をもって証し立てなされた。そなたは、その清盛様のご兄弟の誰よりも長く、時を過ごしてこられたお人。何も案ずる事はござりませぬ。」

成親、たまにはいいこと言うなぁ

重盛「まこと…そう思われまするか?」

成親「いかにも。さにあらずば、何故大事な妹・経子をそなたの妻にさせましょう…。」

退席した重盛を見送る成親はため息をつき「小者が…。」と呟いた
”お前がしっかりしてくれないと、俺が困るんだよ!”って言いたいのよね

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その後、滋子は院号宣下を受け、”建春門院”となった
朝廷における建春門院の力は著しく増し、その兄・時忠や甥・宗盛が”院司”に任じ重用した



そして福原では…
兎丸たちが大和田泊に大船が入れるように思案していたが…

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兎丸「こりゃあ、やっかいやで。」

清盛「ん?」

兎丸「唐舟は幅は広いし…底は深い。あれをひっくり返さんと入れようと思うたら西側の岬は削らなあかんし…東側には風よけ、波よけの島でも作らなあかんで。」

清盛「ならば作れ!」 

あっさりと言う清盛に兎丸は呆れ返る

兎丸「おまえな…古今東西ど~こ見渡しても、そ~んなアホなことしてる奴、どこにもおらへんで。」

清盛「誰もやったことがない故やるのだ。万事先例が大事の朝廷におってはできぬことをな…。」

兎丸「そやけど…そんなのどないして…。」

清盛「考えよ!餅は突かねば食えぬ。突く前に諦めるのか?ん?」

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清盛「ん?」

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清盛「んん?」 (ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ

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兎丸「あ~~~~~、よっしゃ~!やったろやないかい!」

盛国「なんとまぁ、伸び伸びと…。」

清盛「やはり海の事は…兎丸じゃ。」

盛国「殿にござります。京を若君に任せ、安堵なされたのではござりませぬか?」

清盛「安堵…さて…それはどうであろう?重盛…あやつは…心が清い。だが清いだけでは務まらぬが、武門の棟梁じゃ。」

すべてお見通しで重盛にさせたのね
自分が見守れるうちにやらせてみるのはいい教育方針かもね


そして伊豆では…
政子は、網で捉えた青白く生気のない男(頼朝)に「殺してくれ…頼む」と言われ、逃げ出した

猪より怖かったんでしょうね… ( ´艸`)プププ

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だけど気になって見に来てしまう… ←恋?それとも心配なだけ?

そこへ父・時政が…
「ここで何をしておる。よいか…二度とここに来てはならぬ。」

政子「何故でござりますか?」

時政「何故でもだ。」

政子「あの方はどなたなのでござり…。」

時政「知らずともよい!頼む!此度ばかりは…父の言うことを聞いてくれ。頼む!」

政子「はい…父上。」

走り去ったはずの政子だったが、舞い戻ってきて草むらから父と頼朝の様子を伺う

政子「佐殿…?」男の名前を知る



ある晩、上皇は建春門院に告げる
「出家を考えておる。白河院の手を焼いた山法師。それを支配するは仏法の頂に立たねばならぬ。」

清盛に続き、白河院も…

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翔太くんは剃毛せず、ヅラで…(よく似合ってる)
普通はそうよね…ドラマ以外もあるし…

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出家後、白河院は”法皇”となった
その際、戒師に選ばれたのは、長らく叡山と対立してきた園城寺の僧たちだった
これまで帝や院の戒師には延暦寺が選ばれてきた
しかし、後白河院は比叡山牽制のために敢えて園城寺を選んだ

面白くないのは延暦寺の僧たち
法皇を貶める手立てはないものかとその機会を伺っていた

その時、事件は起きた!

成親が治める尾張の国の役人・藤原政友が日吉の杜に使える神人たちと衝突、死者を出した!
日吉の杜を治める比叡山がこのことに憤慨、成親と政友の処分を求めてきた
ろくな調べもせずに山法師の言い分を退けた法皇
「悪いのは神人たち」と三人の神人を禁獄と処した
処分に納得のいかない山法師たちは強訴と化し、成親、政友の流罪を求め、法皇のいる御所ではなく、幼い帝のいる内裏が襲われた

それに腹を立てた法皇は再三使いを出したが、内裏に居座る山法師たち
右往左往する朝廷
義兄・成親を流罪にさせまいと山法師と闘う決意を固めた重盛だったが
家臣・貞能から伝えられた清盛からの言葉は「議場でいかなる結論が出ても、断じてことを構えるな」と…
法皇と義兄・成親   清盛と山法師に挟まれ思い悩む

清盛「重盛に伝えよ。今、平家の為すべきことは成親を救うことにあらず。この一件を上手く操り、法皇様に平家なくして何も為せぬと思い知らせることだと…。」


堂々巡りで結論の出ない議場に痺れを切らした法皇は、平家一門に山法師を討つように命じる
…が重盛と家臣・貞能は立ち上がらない
結果、政友は獄が下され、成親は流罪となった

…と思ったら、先の裁断は覆され、成親の流罪は取り下げられ、調べをろくにしなかった罪で検非違使の別当・時忠が流罪に…!
やりたい放題の法皇

もちろん納得のいかない裁断に時子が「重盛、法皇様をお諫めせよ!」と言う

「はっ!」とは言ったものの決断しかねる重盛

その姿を見た一門からは…
「重盛の兄上のお立場では、成親様をお守りしようとなさる法皇様をお諫めできぬも道理にございましょう…。」

「されど、このままではまた強訴がおきましょう…。」

「もはや大殿におでましになっていただくほかないのではございませぬか?」などと言われる

重盛「それはならぬ!一門を率いるは私の務めだ!」

宗清「恐れながら…それができておれば何も申しませぬ。」 

一門”同意”みたいな空気が流れ…きついなぁ
重盛だって一生懸命やっているけれど、法皇や摂関家、成親、西光、山法師…強敵多すぎ!
しかも一番怖い存在は清盛
超えたくても超えられないほど巨大な壁と実感しているに違いない


その後、時忠の流罪は免れられず、重盛と頼盛は福原に呼ばれる

清盛「集められるだけの兵を六波羅に集めておけ。だが…断じて動かすでない!」

重盛「断じてとは…たとえ強訴が起きてもでしょうか?」

清盛「そうじゃ。」

先の見えない清盛の計画に顔を見合わせる二人

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その後、御所には…
六波羅におびただしい数の兵が集められているとの知らせが入った

「再びの強訴に備えておるのであろう…。」という法皇に対して

「比叡山に加担するため…とも考えられましょう…。」と西光

朝廷でも「あれは何事か?何故、平家から何の知らせもない。」と皆、首を傾げていた

そして六波羅では…
重盛が闇雲に集められた兵たちに説明を求められていた
そこへ突然訪れてきた法皇一行と摂政・右大臣の兄弟
何故兵を集めるのかさえ聞かされてない重盛は、気の利いた言い訳も思いつかず狼狽えるばかり

…と、表で馬のいななきが聞こえ、兵たちは両脇に寄った
門から颯爽と入って来たのは頭巾を被った清盛!←ヒーローみたい
清盛が地面を踏みしめる音は、まさに巨人のよう…

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清盛「これは方々…何事にござりますか?」

法皇「そなたこそ…。これは何事ぞ。この兵は何のために集めた?強訴を阻むためか?それとも荷担するためか!」

清盛「これは異な事を仰せになる。武家館に兵が集まり、調練致すは常日頃のことにござります。」

法皇「では…何故、都に戻った?」

清盛「比叡山に参るためにございます。」

法皇「比叡山じゃと?」

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清盛「なあに、ただの山登りじゃ。毎日海ばかり眺めておっても飽きるうえのう…。」

さすが清盛!
言い返せない法皇はすごすごと館から退散していった
清い心をもつ重盛には、こんな口から出まかせみたいなセリフはまだまだ無理かな?

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この事件で天下の大事では清盛が欠かせぬことを世に知らしめた



その後、法皇はまたまた裁断を覆し、時忠を呼び戻し、成親を解官にした
清盛が明雲に取り成し、成親の流罪は免れたものの、成親の恨みの矛先は平家へ…

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そして清盛が福原に出立の時…
一門に見送られる清盛
…と、すっかり成長した娘・徳子に目がいく

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徳子役・二階堂ふみちゃん初登場!
今や実力派女優のふみちゃんだけど、このときはまだ初々しい

時子に十六(歳)と聞くと…
またまた何やら思いついちゃったみたい ( ´艸`)プププ
それはこの先に…


大河ドラマ「平清盛」再放送!35話「わが都、福原」

清盛は延暦寺天台座主・明雲を屋敷に呼んだ
度々強訴を起こす山法師の長である
清盛は出家を願い出た
「一度死んだも同じ身。死んだ気で余生を過ごしたいと思いましてな…。」

驚く明雲
「何故、我が手の得度を求められる。白河院の昔より、我ら山法師は己が意を朝廷に対しても押し通して参った。位人臣を極められた貴方様にとってもやっかいなものにござりましょう?」

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清盛「賀茂川の水、双六の賽、山法師…。あの白河院でさえも、これら三つには手を焼かれたと言いまする。私はこれらと真摯に向き合い、また手を携えて参りたいと考えまする。」

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ケンイチくん、地毛での剃毛
やはりリアルは緊張感が伝わってきたのを思い出しました
左のお坊さんは本物の美容師さん
ご自身も剃毛して臨まれ、あまりの緊張にNGを出してしまったと聞きます

そして伊豆では…
北条時政は娘・政子のお転婆ぶりに手を焼いていた

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時政「娘は娘らしゅう、そのボサボサの髪をくしけずり、部屋でおとなしゅう絵巻でも眺めておれ。」

政子「さような事で、今日という日を粗末にしとうござりませぬ!」

時政「女子が口答えするでない!」

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そして頼朝は…
息子を亡くして以来、何も変わらない日々を送っていた
食事もせず、庭先を当てもなくうろつくだけの今日

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対照的な二人


清盛の館では…
剃毛を済ませた清盛が一門の前に…

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皆には伝えていないのか姿を見て驚く

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時子も一緒に出家
「無論じゃ。平家は常に一連托生…夫婦においても同じにござります。」
笑顔でさらっと答える時子は妻の鑑ね

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そこへ頼盛と家臣・宗清が大宰府から駆けつけた
危篤の知らせを聞いて戻ってきたが…

頼盛「ご快癒なさったのなら結構にござります。結構にござりますが、その…お姿は!?」

普段から声は高めのニッシーが、より高くなっての演技が面白いの(上手い!)

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清盛「出家したのじゃ。」

頼盛「それは見ればわかります。何故また?」

清盛「うむ。皆々、わしは福原に住む事にした。ここじゃ(地図で示す)、ここに館を建てて住まう。」

貞能「あのような寂びれた場所に…でござりますか?」

清盛「風光明媚と言え。」 ( ´艸`)プププ

忠度「何故…にわかに?」

清盛「何故?…そうじゃな…海に近い故じゃ。前々から言うておる、博多から大輪田への船路を整えるためじゃ。都と行ったり来たりするよりも住んだ方が何かと勝手がよかろう…。」

頼盛「病み上がりのお体で何を言われますか!またいつ何時、此度のようなことになるか分からぬのですよ!」

清盛「それ故にこそじゃ。齢五十を過ぎ、いつ何時倒れるか分からぬ故にこそ、先へ先へと進めたいのじゃ。」 ←わかるぅ~

立ち去った清盛を追いかけて来た重盛

「父上、まことのことを教えて下さりませ。父上は福原で何をなさろうとしておいでなのですか?」 ←さすが重盛だけは何かあると思ったのね

清盛「我が留守を預かり、棟梁の務めを果たすは重盛…そなたじゃ。頼んだぞ。」

完全にはぐらかされた!何かあるのね…重盛にも言えない何か

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清盛出家の知らせはすぐさま都を駆け巡った

上皇「ほぉ~、清盛が福原に移り住むと…。」

西光「ようやく…隠居する気になりましたかな?」

上皇「いや…駒を進めおったのじゃ。福原か…あの何もない辺鄙な場所にのう…。だが…道なき道を切り拓くはアヤツの最も得てとするところ。即位じゃ…帝に譲位させ、我が子憲仁を即位させる。」

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西光「東宮憲仁様は滋子様のお産みになった皇子様…すなわち平家に繋がる帝が誕生するということ。これ以上平家の力が増せば政の釣り合いが崩れましょう…。」

上皇「それでよい。それにも増す力をわしが持てばよい。かの白河院にも出来なんだ政を…わしがやるのじゃ。」

その後、上皇の皇子・憲仁は即位し、高倉帝となった
それに伴い、帝の母・滋子が皇太后となり、宗盛が”皇太后宮権大夫(こうたいごうぐうのごんのだいぶ)”に就いた

しかし一方でその職にあった頼盛は辞任を余儀なくされた

ある日、清盛は上皇に呼び出された
先日行われた滋子の代始めの入内に”大宰大弐”である頼盛がきちんと務め果たさなかったなかったとのこと
ただただ謝る清盛

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上皇「頼盛の振る舞い、朕の政に泥を塗ったも同じこと。この先、再び務めを怠ることあらば、それは頼盛のみならず、平家が我らをないがしろにしたものと見なす。その入道姿。よう似合うておる。俗世を離れ、都を離れ、さて、何とするつもりか知らないが…離れるなら、それなりの覚悟をしていくことじゃ。」

その後、福原に引っ越す準備をしている清盛のもとに呼ばれた頼盛

清盛「以後軽々しき振る舞いは慎め。一人の過ちが一門に及ぶと心得よ。わしはこれから福原へ旅立つ。新天地につまらぬ心配ごとは持ってゆきとうないのだ。」

宗清「恐れながら、頼盛様は都と大宰府を行き来する暮らし。その上此度の如き務めは、更に重荷にござります。」

清盛「フッ、それが何だと申すか?交易を進める上で”大宰大弐”は何よりの重職。それだけ責務が大きくなるは道理じゃ。務めを怠る理由になどならぬ。”皇太后宮権大夫”の職を失うたが面白うないか?」

頼盛「さようなことは…。一つ、お伺いしてもよろしゅうござりますか?私はいつ”参議”となれましょうか?重盛、宗盛それに時忠殿は既に”参議”にござります。」

清盛「それはそなたの働き次第じゃ。此度のような事が続けば推挙は出来ぬ。」 

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頼盛「兄上は…いまだに許せぬのではござりませぬか?かの保元の戦にて私が兄上のお考えに背き、敵方へ走ろうとしたことを…。」

清盛「そうだとしたらなんとするのじゃ?再び一門から離反するつもりか?」

頼盛「さような事は…。」

清盛「つまらぬ世迷言を言うておらず、己が務めに励め。」

唯一忠盛、池禅尼の血を受け継ぐ者なのに、避けられているかのように”参議”になれないもどかしさ
頼盛が言葉にしたように先の戦で清盛に背いたのが原因か?
はたまた正妻の子である故なのか…
理由がわからないだけに悩み苦しんでいるよね




その頃、伊豆の北条時政たちは酒を酌み交わし話していた

その中の一人・三浦義明が”伊東祐親の娘が頼朝の子を産み、祐親に殺されたのは本当か?”と聞く

三浦「たしか…時政殿にも姫君があられましたな…。早いところ誰ぞに娶らせた方が良いのではないか?祐親のようなことにならぬうちに…。(佐々木)秀義殿には男の兄弟が大勢いましょう…。」

佐々木「おお…掃いて捨てるほどおるわ。どれでも持っていけ!」

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…と、何やら物音がして犬が吠え出した!

いきなり草むらから出て来た大きな猪に皆が驚く
「父上!」

なんと!時政の娘・政子が猪を仕留めて担いできたのだ!

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時政「娘は娘らしゅうせいと言うとろうが!」

時政「秀義殿、御子息とのご縁談…。」

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佐々木「何卒なかったことに…。」 ←ですよね ( ´艸`)プププ

その後、政子は竹藪にいた
強い風が吹き、ふと見ると男の姿が…
しかし一瞬で見失い、もののけと思い込んだ
”これはぜひ仕留めねば!”と思いついたような笑みを見せる



そして福原に着いた清盛たちは、すっかり荒れ果てた屋敷の遣戸を開けた
海を眺め、微笑む清盛

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そこへ清盛に呼ばれた兎丸一行が厳島から到着した

清盛「ここをそなたたちに手入れして欲しいのじゃ。賓客をお迎えできるよう…立派なしつらえにせよ。宋との取引きを博多ではなく、ここでしたい。」

兎丸「おお、おお!そりゃあええ!」

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清盛は新天地・福原での第一歩そ踏み出した


平家ではまたまた昇進があり…
しかし…それは頼盛ではなく、兄の教盛(正三位下)に…
兄とはいってもよそにできた子
頼盛の心は一層波立ったはず



そして藤原基房・兼実兄弟の耳にも清盛が福原に移った知らせは届いた

基房「しぶとくもかい離なされたものの、もはや若くないと思い知らされ…隠居なさるのであろう…。」

兼実「隠居などされる方とは思えませぬが…。」

基房「いずれにしても京からとぉ~く離れるは…有り難い。清盛殿ご不在の平家、きっと何ぞ隙があろう…。」

このところのこの兄弟
兄の基房は清盛が倒れた間も以仁に加担したり、好機を逃すものか感が半端ないけれど
弟・兼実は冷静に見守るだけで表情は冷めて見える



そして親王宣下を企む以仁と八条院暲子はやはり好機と睨み、頼盛を呼んだ
もちろん二人に加担している摂政・藤原基房も同席

基房「太宰大弐…内々の話ではあるが、近くそなたを”参議”とするつもりじゃ。八条院様のたっての願いでな。」

八条院「似仁様じゃ。鳥羽院のご嫡流でありながら滋子様の邪魔立てによって、親王宣下さえ受けられなんだ哀れな皇子じゃ。境遇がそなたによう似ておる。血筋で言えば、そなたこそが平家の嫡流。それをおかしな出自の棟梁によって出世を阻まれるのは、見るに忍びぬのじゃ。」

頼盛「”参議”となった暁にはきっと八条院様のお役に立てるようお尽くし致します。」

”計画通り”とでも言うような基房と八条院の笑み

あ~、これでは家盛のときと全く同じじゃない!
高貴な方が使う手にまんまと乗っかってしまうなんて…


しかし…その一カ月後、頼盛はすべての官職を解かれた
重盛はすぐさま福原に駆けつけ、清盛に伝えた
理由は…
先日行われた大嘗会で為すべき務めを怠り、これまでも滋子や帝への奉仕を怠りがちで、それらが募りに募っての沙汰ではないかと重盛は言った

重盛「父上、どうか上皇様にお口添えを。頼盛の叔父上にとって悲願の”参議”にござります!」

しばし悩む清盛
しかし…
「いや…上皇様の仰せの通りにせよ。一年ばかり頭を冷やすが良い。頼盛を福原へ来させよ。」

その後、頼盛は福原へ出向いた

頼盛「私を”参議”に引き上げて下さったは八条院様です。時には滋子様を差し置き、八条院様のもとでの務めを第一とせざる負えませぬ。……いっそ…追い出して下さりませ!あの保元の戦にて戦場から私を追い出したように、一門から追いやって下さりませ!」

今まで無言で見ていた清盛が静かに座を立ち、頼盛の傍に来る…怖いよぉ~

清盛「頼盛…海が見えよ。」   あれ?

清盛「そこに見えるは大和田泊じゃ。東側の風と波に煽られ、大船が入れぬ故、これを凌ぐ手立てを考えておる。音戸の瀬戸も広げた。海の守り神たる厳島の社も来年には完成しよう…。わしが何故、さようなことをしておるか…わかるか?」

頼盛「兼ねてより仰せの通り、博多を都の隣に持ってくるためと存じます。」

清盛「賀茂川の水もいずれあの海に流れ込む。海を思いのままにできれば、すなわち賀茂川の水を思いのままにできるということじゃ。白河院でさえ手を焼いた賀茂川の水をな…。
頼盛…わしは博多を都の隣にもってくる。そして時を置かずして…都を海近くに持ってくる。我ら”平家の都”をな!」 ←白河院へのライバル心からなの?

宗清「恐れながら…帝のおわさぬ都などありえませぬ!」

清盛「無論じゃ。京におってはいつまでも上皇様の掌の上。それ故わしはその目の届かぬ福原に住まう。そして…大和田を博多の如き場所にして宋、高麗、果ては天竺、南国の産物も取り引きし、富を得る。この冨によって国を富ませる。」

昔は宋すら知らなかった清盛
でもこの頃は高麗、天竺、南国があることも知っていたのね

頼盛「それは…一門で行う…ということにござりますか?朝廷ではなく、一門で?」

清盛「さようじゃ。先例大事の朝廷の枠にとらわれて国作りをしている暇は…もはやない。国の形を密かに作り上げ、それをこの国のあるべき姿であると示す。それこそが、わしの見出した答え…武士が頂に立つ世の姿じゃ!」

頼盛はそれを聞いて、亡き父が同じことを生前に語っていたのを思い出した

清盛「頼盛…そなたは亡き父上と母上が残したたった一人の子じゃ。平家を思う気持ち、一門の誰にも劣るまい。父上の目指した世作りに、そなたは断じて欠かせぬ!頼盛、これより先も口うるそう一門を支えよ。」

清盛からの言葉で今までの溝は埋められたかな?…だといいけど

京に戻った頼盛は…
「相変わらず…途方もないお方じゃ。これがとてつもない兄を持つ弟の定めというものじゃ。」

そして頼盛が戻っていった福原では…
盛国「殿の目指す国作り、容易くはゆきますまいな…。一筋縄ではいかぬ上皇様、依然、我らを目の敵とする摂関家。山法師とておとなくしはしてはおりますまい。」

清盛「向こうが如何なる目を出してくるか…それに如何なる目で応えるか…考えただけでゾクゾクとするわ。」

盛国「私は…そんな殿をお傍近く見ておるだけで…ゾクゾクとして参ります。」 

いやぁ~~、盛国の愛情表現にAKIはゾクゾクとして参ります!

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その頃の清盛の目には”明日”しか映っていなかったであろう…by頼朝

そんな頼朝は対照的に今日も藪の中を彷徨い歩いていた
…と、天から網が降ってきた!

「捕まえた!」と上から乗りかかられる

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「早くもののけの正体を…えっ、人?」
網を仕掛けたのは政子だった
運命的な二人の出会いはこんな最悪なもの ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ




そして常盤から離れ、鞍馬寺に預けられた頼朝の弟・牛若(遮那王)

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大河で二度目の義経役・神木隆之介くん初登場です!
頼朝と義経の出会いはもう少し先



大河ドラマ「平清盛」再放送!34話「白河院の伝言」

清盛は急な病で倒れた

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病名は寸白(すばく)…体に毒が入り込む病で
薬師が言うには覚悟をしておくように…と

盛国が持っている薬では効かず、かといって博多から取り寄せていては時間がかかり過ぎる
一門の間で意見が飛び交う

時子「騒ぐでない!今は落ち着き、為すべきことをせよ。重盛…今この時、一門を統べよ。殿がお目覚めになるまで棟梁の務め、しかと果たすがよい。」

すっかり棟梁の妻、威厳があるな
宴の料理が少なかったり、楽が奏せなかったり…いろいろあったけどね (^-^;

あまりにも大きくなってしまった平家
しかも清盛の代わりを務めるのは一門の誰であっても荷が重すぎる
重盛は真面目だから心配…

清盛危篤の知らせはやがて伊豆の頼朝に届いた

藤九郎「もしこのまま身罷られましたら…。」

北条時政「国の行く末は大きく変わりましょうな…。」

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頼朝「身罷られるじゃと?あのお方が…。さようなことには断じてならぬ。この暮らしが変わる日など常しえに訪れぬのだ。」

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息子を殺されてからやつれ、清盛への恨みが顔に現れてるな

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清盛危篤の知らせは忽ち都を駆け巡った

御所を警護する者は身の振り方を考え…
以仁、八条院暲子は親王宣下の好機と捉え…
摂関家は栄華復活を狙う

しかし…
紀伊・田辺に来ていた後白河上皇、滋子だけは違った ←一番喜びそうなのに
急いで都に戻るため出立した



病床の清盛は不思議な世界にいた

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狭く、暗く、温かい…そして双六の音がする
それは実母・舞子のお腹の中にいた時の清盛だった
白河院と双六を楽しむ舞子
白河院に身籠ったことを伝えて幸せそう…

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上皇一行は都に戻る途上で大雨に見舞われ、紀伊・切目辺りで足止めしていた

こちらでも清盛危篤でいろんな思惑があった
清盛が死んだところで何も変わらないと言う西光
莫大な財力に目を付けて妹を平家に嫁がせた成親は、今死なれては困ると言う


重盛のもとに”強訴の動きあり”との知らせが入る
清盛が病に倒れ、上皇が熊野詣に出かけている隙が好機と…

宗盛には賀茂川に取り残された民の救助を命じた

急いでいたところ、叔父・時忠に呼び止められる宗盛
「(清盛に)万一のことあれば、そなたが棟梁となれ。そなたは正妻の子ぞ。」とけしかける

しかしその話を聞いてしまった時子は
「何を言うておる…かような時に。さような世迷言に惑わされるでないぞ。重盛を棟梁と立て、兄弟力を合わせて支えるがそなたの務めぞ。」

宗盛「重々承知しております。」

時忠「まことそれで良いのか?正妻の子でありながら清三郎などと呼ばれて育ったその屈辱を注がずとも良いのか?」

その会話を聞いていた重盛

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無表情が怖い

清盛と家盛の時のことを時子と時忠は覚えているはず
同じことを繰り返してしまうのに…
時忠は姉のためと言うけれど、本当なの?


病床の清盛の不思議な夢の続き

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出産の時期を迎えた舞子
白河院のもとに娘・璋子が寝込んでいるとの知らせが入った
何かが憑りついていると思った白河院は陰陽師を呼んだ
結果、舞子に宿っている子は王家に災いをもたらすと言う
命を狙われる身となった清盛はもがき、苦しみ出す

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子を助けようと逃げる舞子

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忠盛の馬小屋で産み落とす


紀伊・田辺辺りで大雨のため未だ足止めしていた上皇は滋子に言う
「怖いのじゃ…清盛がおらぬようになってしまうことが。わしに挑むようなあの目…。あの目を見ておると、わしは安堵するのじゃ。この世にわしの務めがある。生きることを許されておる。そう思えるのじゃ。」

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涙を流してしまうほど、上皇にとって清盛はなくてはならない存在だってことをAKIはこの時初めて知った
もしかしら上皇も?

上皇は大雨の中、都に向けて出立した

西光「賀茂川の水が溢れ前に進めません。山法師たちの強訴の噂がございます。ここは引き返すべきかと…。」

上皇「御簾を開けよ!」

そして上皇は輿を降り、大雨の中歩き出した
ずぶ濡れ、泥だらけになって清盛の病床に駆けつけた上皇

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清盛の不思議な夢は続いた
父・忠盛に救われ、匿われた舞子だったが、鳥羽院の命を受けた源氏に捕らえられ院の前に突き出された
舞子を庇い、母子の命を救おうと懸命な忠盛
しかし…舞子は忠盛に子を預けたあと、弓で射られ絶命した

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何故かそこに居合わせ、泣き崩れる清盛

白河院「清盛…どうじゃ?太政大臣の座の座り心地は?」 ←伊東さんの再登場、嬉しかった

清盛「早々に明け渡しました。あまり良い心地がしませなんだ故。」

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白河院「ふん。わしが院による政を始めたと同じようなものじゃ。やはり流れておるのう…もののけの血が…。」

清盛「私を上へ上へと駆り立てるのは、この身に流れるもののけの血ではござりません。この身に浴びてきた血こそが…そうさせるのです。」

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白河院「そちはまだ知らぬ。昇り切ったその果ての景色を…。」そう言って床に賽を落とした

清盛「何が見えると言うのです…昇り切った果てに。」

白河院「それ(賽)を振ってみればわかる。それを振って…わしに追いつけば…。」

清盛「追いつけば…。」

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清盛「私は貴方様を…追い越して見せまする。」
そう言うと病床の清盛が目を覚ました

清盛「上皇様…。」

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上皇「生きて戻ったか…。」

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清盛「勝手に死んだりは致しませぬ。まだ終わっておりません故…貴方様との双六遊びが。互いに生まれいずる前より続く長い長い勝負が…。」

上皇「この…死に損ないが!」 ←”もう、心配したんだから!”って続きそう ( ´艸`)プププ
                      ツンデレ上皇様

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清盛がふと自分の手をみると…

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夢の中で握ったはずの賽が…

清盛が病に伏せり、死の淵から蘇ったことで、人々はこれまで塞いでいた心の蓋をわずかばかり開くこととなった
二度と元通りには塞げぬ、心の蓋を…


しかし、頼朝は何の感慨も湧かなかった

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清盛を”常しえに生きる巨人”…そう思っていた
そして自分には、まるで変わらない日々が常しえに続くと思っていた
今日とは違う明日がすぐそこまで来ていることに気づいていなかった

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杏ちゃんが北条政子として初登場!
行動的でポジティブ
この人なくして頼朝はなかったし、清盛亡きあとの世はなかったと言えるのでは?

大河ドラマ「平清盛」再放送!33話「清盛、五十の宴」

武士として初めて”大納言”となった清盛
わずか二年という驚異的なスピードで”内大臣”そして”太政大臣”の座にまで昇り詰め…
さらに重盛は”大納言”  宗盛、時忠は”参議”  と、一門の権力を盤石なものにした


重盛「本日の朝義にて音戸の瀬戸の開削を始めることが決まりましてござります。」

清盛「おお。そうか!すぐに国司に命じ、人を集めよ。朝廷に一人でも多く一門の者を送り込めば物事は動かしやすい。物事が我らの思いのままに動けば、さらに多くの者を朝廷に送り込める。」 

ちょっと腹黒いような気もするけれど、このくらいは良き国作りのためということでOKかな

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時子「殿、厳島へ出立つの刻限にござります。厳島よりお戻りになられたら五十歳の賀の祝宴を催しとうござります。」

清盛「さようか…良きに計らえ。…して、誰のじゃ?」

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時子「えっ?」 一門も?? 盛国に至っては「ボケたのではないか?」という顔 ( ´艸`)プププ

盛国「殿が…にござります。」 ←ケンイチくんの目を瞬く演技が上手いな…


そして御所では…
後白河上皇の后・滋子は皇子の憲仁が東宮(次の帝)に定まったことで益々権勢を強めていた

そうそう…信西の妻・朝子の命で弟子・西光がこの回から上皇の近臣になったのよね

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滋子の舞見物
楽しい宴の席に突然訪れた上皇の第三皇子・以仁(もちひと)と養母の八条院暲子だった
八条院暲子は鳥羽院と得子の姫皇子で二人の親の莫大な財を受け継いでいた

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話しというのは”東宮・憲仁よりも自分の方が次期帝に相応しい”と…
なんと親子で直談判!

さすがに滋子はそれを驚異と感じたのか?
今や”参議”となった兄・時忠を御所に呼び…
「平家の財、憲仁の身の安泰に惜しみのう使っておくれ。」と頼む

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今や兄と妹の立場は逆転
何も言い返せない時忠

平家の絶大な力を後ろ盾に滋子は以仁の親王宣下阻んだ
皇子たちの命運を揺るがすほど平家の力は強大になっていた


厳島に着いた清盛は…
厳島の社の修復を宮司に申し出た

そこへ現れた兎丸 ←兎丸はこっちで暮らしていたのね
妻・桃李は赤子を抱いていた
「おお、生まれたか…」と言って赤子を覗き込んだ清盛
今まで泣いていなかった赤子が清盛の顔を見て泣き出しちゃった!
無理もないか…赤子にはひげ面のおじさんにしか見えないものね…sweat01
でも将来、自慢できるよ…絶対!

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泣き続ける赤子を抱く清盛 ←芝居だから続行するのはわかる でも可哀想…
赤子を抱く手がステキだったので、敢えて載せてしまいます ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
さすがにこの時期子どもの抱き方は慣れたもの

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そして清盛、五十の賀の宴当日

一門の者が一同に集まり、清盛に酌をし、祝いの言葉を述べた

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いつの間にやら重盛に三人の子ができて、しかもこんなに大きくなっていて…
「おじじさま」と呼ばれる清盛は目を細める

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別室で侍女の生田が何やらコソコソとしているところに時子が来る

時子「どなたかお見えなのか?」

…と、小さな男の子が御簾の中から飛び出してきて時子とぶつかった

「牛若!」と後を追いかけたのは常盤御前だった

時子を見て驚いた常盤は平伏した

常盤「申し訳ございません。今日が五十の賀の宴とこの子が聞きつけ、何としても清盛様にお祝い申し上げたいと…。」

時子「今は一条長成様の妻となられたと聞くが…。」

常盤「はい。されど、この子が五つの歳まで清盛様にお世話いただいておりました上、実の父は清盛様だと思い込んで…。」

牛若「父上はいずこに御座しますか?」と無邪気に尋ねる

しばし思案する時子

時子「牛若とやら…ぜひ、殿に会うておくれ。」 ←何と器の大きい!

驚く常盤に時子は「今日は無礼講にござります故。」と優しく微笑んだ

清盛「よう来たな…牛若。」と清盛も嬉しそう 

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その姿を陰から見ている盛国と時子

時子「義朝殿のお子じゃ、殿も格別な思いがあろう…。」



…と、そこへドタドタと駆け込んでくる髭面で小汚い男に楽しい宴は一瞬にして抜刀する騒ぎとなった

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ムロツヨシさん初登場です!
当時テンションを上げたのを思い出しました
今や引っ張りだこ
2017next breakの第二位だそうですよ!

後を追いかけてきた亡き家貞の息子・貞能

「お初にお目にかかります…忠度(ただのり)にござります。」

清盛「忠度?」
経盛「忠度?」
教盛「忠度?」
清盛「はて?誰であったかのう…。」
貞能「なんと!ご存知ないと。」
一同「ない。」
貞能「ひどうござります。殿たちの末の弟君にござります。」

覗き込むように忠度の顔を見る兄たち

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一同「おお!」 ←ようやくシナプスが繋がったみたい

貞能「いずれ都にお招きせよと家貞から申し使っておりました故。このめでたき折にと…。」

忠度「面目ない。作法が分からず、飛び込んでしまったのじゃ。」

清盛「忠度…よう来たな。」

忠度「清盛の兄上…にござりますか?」 ←ズルッsweat01

その後”熊野の祝い踊り”とやらを披露する忠度

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その滑稽な踊りに一門は笑い、宴は一層盛り上がった

そこへ招かざる客もお祝いに駆けつけた
摂政・藤原基房、右大臣・藤原兼実兄弟

厳島の社の修復、瀬戸内の開削工事などに苦言を呈した
しかし清盛は早々に話を打ち切り、料理でもてなす

嫌味を言う機会を失った藤原兄弟
今度は雅な舞を披露して武士をギャフンと言わせる策を思いつく

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しかし…
清盛「経盛、重盛、宗盛…返礼せよ。」

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公卿の家となったからには武だけでは…と思ったのか
しっかり舞の教育もしているのね

目の長けてるはずの摂関家だもの
誤魔化しは効かないはず
だけど清盛は自信ありげにどっしりと座っている

基房「なるほど…舞と糸竹の芸はど~にか仕込まれたと見える。」

兼実「次は和歌など如何にござりましょうや…。」

この人たち、何としてもギャフンと言わせたいのね

その言葉に急に不穏な空気が流れる

兼実「歌の上手はおいでか?」

教盛「経盛、再び出番ぞ。」そう耳打ちした

経盛「されど、右大臣様は朝廷で一、二を争う歌の上手にて…。」

清盛「忠度、右大臣殿の歌のお相手、そなたが致せ。」

「私は関係な~い!」とでも言う感じでムシャムシャと食していた忠度に白羽の矢が立った!

その言葉に藤原兄弟は笑っているし、一門たちは顔を見合わせてる
何より驚いているのは忠度本人
なぜ?なぜ清盛は忠度に?
他の者の手の内は知っている…
ならば…とダメ元で大きな賭けに出たのか?
それとも「なんか歌、上手そう…。」と、とてつもなく人を見る目があったのか?

お題は「恋」

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忠度は歌上手の兼実に負けず劣らず掛詞をふんだんに使った見事な出来
一同は感心した

「恋」の歌対決は五回戦まで続いたが… ←兼実は相当負けず嫌いなのね
互角の勝負に終わった
AKIには、何だか藤原兄弟がわざわざ恥を掻くために来たように見えるんだけど…
 ( ´艸`)プププ

基房「かようなことで我らを誤魔化せると思うでないぞ。所詮は公卿の真似事、肩を並べたなどと努々思うでない。厳島の社の一件、断じて許さん!」

清盛「仕方がないのう…。盛国、アレを持て。」
盛国は巻物を持ってきた

「まだ誰にも見せぬつもりでおったのだが…。」と言って清盛が皆に見せたのは
厳島の社の完成予想図

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清盛「潮が引いておる時には、この大鳥居まで歩いてゆく事ができますが、満ちておる時には、このように、さながら社殿と回廊が海に浮かんでおるかのように見えまする。」

兼実「これは…これは、誰の思いつきじゃ?」

清盛「それがしにござります。これまでの公卿方は、寺社の設えと申せば、上へ上へと昇る意匠ばかりを凝らしてこられた。されど私はこれを、横へ横へと広げてゆきとう存じます。それが私の思い描く、国の姿にござります。」

今まで思ってもみなかった案に何も言い返すことができないまま藤原兄弟は帰っていった

忠清「あの摂政様、右大臣様のお顔、胸のすく思いがしましたな…。」
笑い合う一門

ここで最大の謎
なぜ忠度が歌上手だったのか?

それは…父(忠盛)も母も歌好きだったから手慰めなんですって…
”好きこそものの上手なれ”ってことですね (^-^;

そして清盛はその才を知らなかった
ただ忠度に賭けてみたかっただけ…
勝負に強いのは双六だけじゃなかったのね!

上機嫌な清盛は舞の中に入って踊り出す
お酒を飲み過ぎて足が覚束ない清盛を心配する一門

しかし清盛は…
「愉快じゃ。かように愉快な日が終わってほしゅうない。」
そう言って扇子を下から上へ上げると…
沈みかけていた太陽が昇り始めた

シチュエーションはちょっと違いますが、これは有名な「日招き」のエピソードですね

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”太陽さえも意のままにできる清盛”と朝廷のみならず、都や東国にまでその噂は広がった



そしていよいよ厳島の社の修復工事のため出立するという日…
清盛は倒れていた

大河ドラマ「平清盛」再放送!32話「百日の太政大臣」

清盛は武士として初めて”大納言”に昇った
それは前代未聞のことで、公卿たちが最も忌み嫌うことだった

都近くの泊の改修を提案するも、聞いてももらえない状態 ←前途多難sweat01

そこへ娘婿である摂政・藤原基実が…
「そう気を落とされますな…舅殿。いずれ大臣となれますようにお取り計らい致します故…。出雲に流された、先の右少弁時忠はご赦免となりました。万事私にお任せあれ。」

捨てる神あれば、拾う神ありね!

しかし…
清盛をよく思っていない摂関家の藤原基房、兼実兄弟(基実の弟)は基実に「平家の犬」と嫌味を言い、圧力をかける

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清盛には一難去ってまた一難
久しぶりに西光と再会した

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「私はいよいよ信西殿の目指した宋との交易を要とした国作りを進める所存。」と清盛は友好的に話すが…

西光「私は貴殿のことを信用できません。亡き主の仇、義朝の嫡男をきっと死罪にすると誓いながら流罪で済ませたお方故…。」




そして伊豆では…

頼朝は流人の身でありながら目付・伊東祐親の娘・八重姫と深い仲になっていた
しばらく八重姫が姿を見せないことを心配した頼朝は、藤九郎に様子を見てくるよう命じた

八重姫は頼朝との仲を母に知られて家を出られなかったと言う
しかもお腹には子がいて…
八重姫の母は、清盛の館の警護のため京にいる祐親に知られる前に別の人に娶らせる手立てをしているとのこと

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泣き崩れる八重姫に頼朝は…
「そなたを一人にはせぬ。私の子を産んでくれ。何としても私が守る故…。そなたも…お腹の子も…。」

まず、どうやって?と思ってしまう…
若さ故なんだろうか?
男らしい言葉に八重姫は嬉しいでしょうけど…
頼朝は流人、命が助けられただけ幸せという身分
ましてや跡継ぎなんて…清盛は許さないはず


清盛に思いもよらないことが起きた

大きな支えとなっていた娘婿・藤原基実の死(老けてるな…と思って調べてみたら24歳!清盛よりだいぶ下でした w(゚o゚)w)

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清盛の娘で基実の妻・盛子はこの時11歳(早くも未亡人!)

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子の基通
その子が乳児ではなく、少年に見えたので調べてみたらなんと7歳!
えっ?えっ?盛子…産めるの??って思ったら…継母でした(フゥ~安心した~(;´▽`A``  )

弟・基房は基実の後を継ぎ、右大臣から摂政に…。そして藤原氏の長者になった
清盛にとってはやりにくくなるわね…

前途多難…不安しかない平家一門
そこへ訪ねてきたのは藤原家の家司・藤原邦綱

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「基実の所有していた広大な荘園を盛子のものにしては?」と提案してきた

「藤原摂関家の嫡流は基通様、いずれすべての権を相続される方にござります。これをご正室の盛子様が治められるは至極当然のこと。」と付け加えた

一門の者「しかし…盛子様もまた御年11にござりますが…。」

邦綱「それ故にこそ、盛子様のお父上にあられる大納言様が代わってお預かりになるという大義名分が立つのです。」

ここでも”捨てる神あれば、拾う神あり”の平家

清盛「我らはそれだけのことをして来た。危ういことになっても常にこうして助けてくれる者が現れる。財を投げ打ち、武力を駆使し、身を削ってそれだけのものを我らは築き上げてきたのじゃ。皆、わしに続くがよい!」

上手く行き過ぎて天狗になってない?



その後、清盛が言葉通りに平家が昇る道はさらに開けていった

清盛は滋子に呼ばれ、御所を訪れた

滋子「ここにおる我が子・憲仁は近く東宮となり、やがては次の帝となる。その暁にはそなたに”東宮大夫”となってもらいたい。やはり身内の兄上に…と思うてな。どうかこれより先、上皇様をお支えしてもらいたい。」

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清盛「無論、上皇様をお支えするは我らの当然の務め。されど…”大納言”止まりでは朝廷で物言えず、どこまでお役に立てるか甚だ心もとのうござります。」

清盛もタダでは了解しない

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その後、清盛は”内大臣”に昇った 

見事なまでの急激な出世
白河院の落とし種と囁かれてしまうのもわかる…(忠盛の実子説もあるけど)


清盛「ここからじゃ。ここで一息に”右大臣”にまで昇る。重盛、宗盛…近く行われる五節にて舞姫の舞を献上せよ。財はいくらでも投げ打ってよい。我ら平家とて公卿どもに劣らぬ雅やかな趣向を仕立てられると、しかと示してやるのじゃ。」



そして伊豆では…
あれから月日が流れ、八重姫は赤子を連れて頼朝に会いにきた

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八重姫「男にござります。」

頼朝「私はかの戦にて親兄弟すべて亡くし、もはや身内などというものは生涯得られまいと思うていた。それが…。」
涙する頼朝
清盛に息子が生まれた時と同じ感情なんだろうか…?
好きな人の子を産むことができた八重姫も本当に幸せそう…


その後、内裏では”五節の宴”が開かれた

重盛、宗盛が準備した舞姫の舞子の支度が着々と進む中、問題が起きた
一の舞姫の姿がどこにも見当たらない!
これは摂関家・兼実の企てだった
一の舞姫の歌と舞が要の演目
窮地に立たされた重盛、宗盛
そこへ現れた盛国
宗盛「何とかせよ。」



上皇「どうじゃ?内大臣の座の座り心地は?」

清盛「身に誉と思うておりまする。」

上皇「基実が死んだ時はヒヤリとしたであろう…。良かったのう…邦綱が良き献策をしてくれて…。邦綱に知恵をつけたはわしじゃ。あそこで平家に落ちぶれられては困る故。」

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上皇「我が子・憲仁を盛り立てるとなれば、金銀が如何ほどあっても足りん。そなたを”東宮大夫”としたはそのためじゃ。ここはわしの世じゃ。朝廷をそなたの勝手にはさせん。そなたが次に昇るは…”太政大臣”…名はあれど、力はない。」

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上皇「これであがりじゃ。」

清盛「踊らされておったか…。上皇様の掌の上で…。」

怒りが顔にありありとわかる

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その時…

「遊びを~せんとや~生まれ~けむ~」
聞き覚えのある歌が聞こえてきた

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清盛にとっては”祇園女御” 上皇にとっては”乙前”が目の前で舞っていた

一の舞が拉致された盛国が閃いた策はこれだったのね!

この歌を聞いて初心に帰ったのか?清盛の表情が変わる

清盛「ゾクゾク致します。治天の君の掌の座り心地、存じておるは国広しと言えど、この平清盛のみにござりましょう…。修羅の道を歩んできた故にこその…この心地。存分に…味わい尽くしますぞ。」

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このギラギラした清盛の目…好きだなぁ (*´σー`)

勝っていたと思っていた双六が清盛の言葉で流れが変わってしまったような…
上皇は悔しさを滲ませる

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その後、清盛の館に祇園女御が訪ねてきた

「今は”乙前”と名のります。都を去ってのち、故郷・青墓にて暮らしておりました。”内大臣”に昇られたと聞きます。」

清盛「はい。あの犬ころのような平太が…とお思いにござりましょう…。」

乙前が都を去る時にもらった双六を二人は楽しむ

清盛が幼かった頃のシーンを思い出す

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「母に似て双六が強い。」と祇園女御が言ってたっけ…

清盛「双六は面白き遊びにござりますな…。賽の目の出方一つで駒の動きが変わる。遅れをとっていた者も良き目を出せば勝ち上がることができまする。」

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清盛「昇り詰めてみせますぞ。この世の頂に…。」

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母のようでもあった乙前
この言葉を聞いて不安はなく、頼もしく感じているように見える



その後、清盛は”太政大臣”に昇った
これにより空いた”大納言”の座には重盛が赴任された
そしてその100日のち、”太政大臣”を辞任した
しかし100日の間に一門の者たちの地位を上げられるだけ上げ、朝廷における平家の地位を盤石にした

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そして伊豆では…

頼朝と八重姫の息子・千鶴丸はお座りができるまでに成長していて…
どこにでもあるような幸せな家庭がそこにあった

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そこへ現れたのは八重姫の父・伊東祐親
京で務めを終えて戻ってきたみたい

この無表情がAKIはすごく怖かった

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事の成り行きを詫びる頼朝
笑顔で「抱いてやってくださいませ。」と父に我が子を差し出す八重姫
どうして容易く許してもらえると思ったのか?
孫だから?

祐親は千鶴丸を抱くと無言で外へ連れ去った
それを追いかける八重姫
頼朝も追いかけようとするが、家人に止められる
そのうち千鶴丸の泣き声がやみ、八重姫の叫び声が聞こえた
千鶴丸は祐親の手で殺められてしまった

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祐親「源頼朝の子だと!さようなことが清盛様に知れてみよ。我ら伊東一族など一溜まりもないわ!」

間近で清盛を見ていた祐親はいつも怯えていたもんね…

この時、頼朝は思った
我が子を殺したのは…平清盛だと…






大河ドラマ「平清盛」再放送!31話「伊豆の流人」

いよいよ第3部開幕!
流罪になった源頼朝が岡田将生くんになり、伊豆での物語も多くなっていきます

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頼朝の屋敷…やっぱり崇徳院よりは落ちる
ヤモリくんもいて…息子miiはw(゚o゚)w ワワワワ   ( ´艸`)プププ
でも藤九郎というお世話係がいて、野菜を届けてくれる人もいるし意外と快適な様子

前回、清盛が閃いたこと…
「博多を都の隣に持ってくるぞ!」

その案を一門に説明する

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「宋から来る船は博多の港に入る。そこから大宰府などに荷を運んで取引きをしている。
…が、もしもこの船が都近くまで入ることができれば、わしらが遥々博多まで行かずともようなる。」

盛国「宋との取り引きに限らず、西国からの米を運んで参るにもすこぶる便利となろう…。
さすれば財が滞ることなく巡り…結果、国は豊かとなる。」

清盛「どうじゃ…兎丸…よい考えであろう?」

兎丸「おまえはアホか?唐船が入れるような港が都近くのどこにあんのや?」

清盛「作ればよい。」 ←壮大なことをあっさりと言うなぁ

清盛「大和田辺りを考えておる。」

兎丸「あんなぁ…ここら辺の瀬戸はめっちゃ狭い。唐船みたいのが通れるかい!」

清盛「広げればよい。」

教盛「いかにして…。」

清盛「掘ればよい。」 ←地図の上では容易いことだけどねぇ…

兎丸「(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ 面白い!やったらええがな…。」

財力の心配はないにしろ、どれだけの日数かかるんだろう?
でもそのおかげで今の神戸の港があるのよね…

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清盛「あとは…厳島の社じゃ。あそこには海の守り神がおる故、兎丸…妻の桃李と力を合わせて、しかとお守りせよ。」                               ↑
                                   知らぬ間に夫婦になっていたのね!

こんな途方もない案が公卿たちに賛同されるのかと懸念する重盛
しかし清盛はそれも想定内
「まずは昇ることじゃ。」


そしてその頃、帝に待望の皇子・順仁(のぶひと)が誕生した
面白くないのは後白河上皇
帝の父でありながら政に関われない立場に追いやられていた

清盛は上皇が作らせた千体の千手観音像を祀るお堂・蓮華王院を献上した

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その見事さに狂喜乱舞した上皇は「ぜひ帝にご覧いただこう!さすればきっとわしの力の大きさに平伏そう…。」 ←帝は一度も訪れることはなかったけど…

清盛は褒美として重盛を参議に…
港作り賛同に1票ってことねgood 計画通り…



そして伊豆では…
目付・伊東祐親の娘・八重姫が家人に頼朝の館へ連れて来られ…
頼朝の吹く笙の音色に惹きつけられ…
二人は運命的に出会う(二人とも一目惚れみたいheart04

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3




突然帝が病に倒れた
依然、父・上皇と対立している帝は「すぐに譲位の支度にかかれ。」と清盛に命じる
「朕は我が子・順仁に譲位する。」

そして…まだ乳飲み子の”六条帝”が誕生し…

そのわずか20日余り後、二条帝はわずか23歳で崩御した


以前から寝込まれていた池禅尼の容態が芳しくなく…
清盛は家人に知らせを聞き、急いで駆けつけた

池禅尼の周りにはすでに子や孫たちが揃っていた

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清盛「母上、お喜び下さりませ。私は大納言に昇りましてござります。武士が頂に立つ世まで、あと1歩にござります。」

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池禅尼にとって唯一の実子・頼盛
悲しさは人一倍だろうな…

池禅尼「あの世で…殿に会うたら…お伝えせねばな…。、あ~、なんと満ち足りた一生か…。かように大勢の…子や孫に…囲まれて…。清盛…あとは頼みましたぞ。断じて…絶やしては…ならん。」

そう言い残して息を引き取った

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そして伊豆では…

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頼朝と八重姫がすでにいい雰囲気に…heart04
でも…頼朝は流人
これが清盛に許されるわけない


29~31話
平家の筆頭家人・家貞   美福門院得子   次男・基盛    崇徳院    藤原忠通
母・池禅尼宗子    二条帝 

清盛と関わりの深かった人たちが次々に亡くなった
時代が猛スピードで過ぎているから仕方ないのだけれど…
清盛を…ケンイチくんを支えてくれていた人たちがいなくなるのはとても寂しい…

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