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サプライズ

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2015年11月

宮下奈都氏 「羊と鋼の森」

51elx3e80l__sx342_bo1204203200_タイトルの「羊」はピアノの中のフエルト、「鋼」はピアノの弦を表しています
一口で内容を言ってしまうと、新米調律師の成長物語

先日、王様のブランチで取り上げられた本です

最初は「調律師のお話か~」と話半分で聞き始めたものの
レギュラー陣が口々に「一気に良さを取り込みたくて初めて写メを撮った」「譜面立てに置いておきたい本」「小川洋子氏と村上春樹氏を足して2で割ったような作品」などというコメントが続々飛び出し…
特に…村上春樹氏の作品が大好きなAKI
彼の描く文章からは匂いや風、光などを感じる
いろんな人の小説を読むように心がけているけど、彼に近い作品は未だ見つけられず、早速買ってしまった一冊です


高校のない山の中で育った主人公(男性)
十七歳のある日、学校を訪問したある調律師に出会う
初めて見る調律師(のちに先輩に)
彼の仕事に魅了された主人公は、迷うことなく調律師を目指す

高校を卒業後、調律師を育成する専門学校へ入学
その後、魅了された調律師のいる会社に入社
たぶんここまでなら叶えられそう…

この本を読んで知ったのは、調律師のお仕事って狂った音階を整えるだけじゃダメだってこと
弾く環境や弾く人の好みに合わせることが大事
でもそれってどうすることが正解なのか、最高の出来なのか…

主人公の新米調律師はピアノを習ったこともなく、人より耳がいいわけでも、器用なわけでもなく…
一流のピアニストから名指ししてもらえたり、耳がすばらしく良かったり、バンドをやってたりする職場の先輩たちの中にいると余計に焦り、落ち込む
何をどうしたらいいのかわからない…
先が見えない…
自分はダメなんじゃないか…
そんな風に思ってしまう
まるで生まれ育った故郷の深い森を歩いているような…

それでも今できることをひとつひとつこなしていくことを辞めなかった彼が、2年の歳月の末に見つけたものは…

後半、AKIは温かい涙を何度も流しました

誰かが言っていた通り、この小説にはありました
山を駆ける風
風で揺れる枝や葉っぱの音
山の匂い
それからシーンごとに変わるピアノの音色が…

「読んで良かった…」と思えた一冊です
良かったら是非!




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