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ヴィクトール・E・フランクル著「夜と霧」

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著者はナチスの強制収容所から奇跡的な生還を果たしたユダヤ人の精神科医です。
今年8月、Eテレ「100分de名著」で取り上げられ、この本を知りました。
著者本人も被収容者でありながら冷静な視点で収容所での出来事を記録しました。
過酷な環境の中で被収容者たちが何に絶望し、何に希望を見いだしていったか…。
これは単なる強制収容所での出来事を世の中に伝えたものではなく、「人生はどんな状況でも意味がある」と、生きがいを見つけられずに悩む人たちへフランクルからのメッセージが書かれています。

<フランクルからのメッセージ>

・心の支え、つまり生きる目的を持つことが、生き残る唯一の道である。

・どんな状況でも今を大事にし、自分の本分を尽くし、人の役に立つこと。そこに生き甲斐を見いだすことが大事である。

・運命に毅然とした態度をとり、どんな状況でも一瞬一瞬を大切にすること。それが生き甲斐を見いだす力となる。幸福を感じ取る力を持てるかどうかは、運命への向き合い方で決まる。

・生きる意味は自ら発見するものであり、苦しみは真実への案内役。

「100分de名著」の中で取材したところ、この本が東日本大震災の被災地でよく売れているということがわかりました。
番組では被災地で医師として働いていらっしゃる一人の男性にスポットをあて取材していました。
その方は将来の伴侶となる奥様と出逢った時に、この本を奥様から勧められたそうです。
そしてアノ震災で、自分の目の前から津波に流される奥様を見たのが最期という悲しい経験をされた後にもう一度この本を手に取ったと語っていました。
一度目は幸せを手にした時、二度目は不幸のどん底にいる時。
一冊の本が全く違ったもののように思えたのではないでしょうか?
現在、病院内で患者さんたちと笑顔で接するその方は、この本から『希望』を見つけ、前に向かって歩き出したのではないでしょうか?

「100分de名著」だけでは内容を完全に理解できなかったAKIは、この本を実際に読んでみることにしました。
強制収容所の過酷さはこの本の中に詳細に生々しく書かれてはいるものの、やはり同じような、またそれに匹敵するような過酷さを味わったことのないAKIには想像の範囲であり、本当に被収容者の方たちの苦しみがわかったとは言い難く、また精神科医であるフランクルの言葉は難しく、すんなり心に入ってくるものではありませんでした。
悩んでいる時、自分を見失いそうになった時、何度も読み返していくうちにはっきりとした答えが見つかるような気がしています。

とりあえず一度目は読み終わり、これから『臨床心理士』を目指すkikuにプレゼントしました。

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